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【特集】ゲームブックはオワコンなのか―「ドルアーガの塔」を電子書籍化した幻想迷宮書店が語る今と未来

注目度が高まる“幻想迷宮書店”に直撃し、これまでとこれからに迫るインタビューを敢行。記事をゲームブック風にしてお届けします。

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──それではここからは、“幻想迷宮書店”のこれからについてお聞かせください。まず驚いたのが、ベニー松山さんの小説を電子化された点です。『隣り合わせの灰と青春』から始まり、続いて『不死王』と。

酒井氏:はい。

──これは勝手な思い込みだったんですが、ゲームブック専門でやって行かれると思っていたんです。ですが、小説の電子化にも乗り出し、しかもオリジナル版・文庫版ともにプレミア価格になっている『隣り合わせの灰と青春』を手がけると発表され、驚きました。


酒井氏:“幻想迷宮書店”の立ち上げそのものは、ゲームブックの可能性に気付いたのがきっかけだったんですが、「自分の出したいものを出していきたい」という気持ちが大きいんですよ。

──その気持ちには、小説も含まれていたわけですね。

酒井氏:はい。(今回の件に関しては)ベニー松山先生の方から声をかけていただきまして。「幻想迷宮書店って見つけたんだけど、これって酒井君がやってるの?」「『隣り合わせ~』やる気ある?」という感じで(笑)。

──おお! そんな展開だったんですか。

酒井氏:ベニー先生の好意です、本当に。

──今後、「風よ。龍に届いているか」のリリースも控えていますが、嬉しい方も多いと思いますよ。かくいう自分も、当時リアルタイムで手に入れることができず、後日なんとか古本で手に入れた口ですから。

酒井氏:オリジナル版の「風よ。龍に届いているか」は手に入れにくかったですよね。私も、たまたま書店で見かけて買えたという感じでした。

──当時は、自分から能動的に情報を仕入れないと、新刊の情報も入手しにくい面がありましたよね。それが電子書籍なら、ランキングに入っていて気付いたり、購入履歴からお薦めを紹介されたりして知ることもありますし。

酒井氏:インサイドさんのようなニュースサイトで取り上げていただけるのも、その一つですよね。「ドルアーガの塔」三部作の反響は、インサイドさんで取り上げて頂いたのも一因だと思います。

──そう言って頂けると、恐縮ながらも嬉しく思います。「風よ。龍に届いているか」の電子版も楽しみですね。オリジナル版は500p超えなので、重量もかなりあるので読むのもちょっと大変ですし。

酒井氏:何度も読んでいると、背割れ起こしそうですよね(笑)。

──確かに(笑)。ちなみに、ベニー松山先生以外の小説に関しても、Kindle化を予定されていますか?

酒井氏:はい、予定しています。「僕が好きなもの」がリリースの基準なので、すごく偏ったラインナップになると思いますが(笑)。

──おお!(笑) では小説の新たな展開に関しては、発表をお楽しみに・・・というところでしょうか。

酒井氏:そうですね。ただし、小説に限らずですけど・・・書くのを引き受けていただいても、原稿が完成しないということは往々にしてありますので(笑)。そのため、引き受けていただいただけでは、まだ告知できないんですよね。

──分かります分かります(笑)。では確定した際には、続報をお願いします。

酒井氏:はい、了解です。

ベニー松山先生の「ウィザードリィ」関連だけでなく、更なるラインナップも展開されるようだ。これは期待していいだろう。運点が3回復した気分になった。

・さあ、大団円へ向かおう
8へ進め

・ここで、敢えてラストは読まない!
14へ進め

《インサイド》
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