もしかして、『ソウル』の名前が付いたゲームは全部面白いんじゃないか?――ある日、筆者は、名作と謳われているゲームの数々に、このような共通点を見つけてしまいました。海外メディアのレビューで歴史的ハイスコアを記録した『ソウルキャリバー』や、2009年のGOTYを総なめにした『Demon's Souls』、カルト的な人気を誇る『FolksSoul -失われた伝承-』などなど……思い返せば、どのゲームにも『ソウル』の名前が付いているのです。果たして、これは偶然なのでしょうか……?
そこで今回は、「本当にくだらないから別のネタをやってくれ」という編集長の意見を振り切って、『ソウル』の名前が付いた筆者オススメのゲームタイトルを10本紹介しつつ、この仮説が本当に正しいのか、大手海外レビューサイトMetacriticのスコアを参考にして検証しようと思います!
『ソウルキャリバー』
ゲームジャンル:対戦格闘ゲーム プラットフォーム:AC/DC/Xbox 360/iOS/Android
発売元:バンダイナムコエンターテインメント 開発元:バンダイナムコエンターテインメント
―もはや伝説の対戦格闘ゲーム
『ソウルキャリバー』は、武器を持ったキャラクター達が死闘を繰り広げる対戦格闘ゲーム。本作は、3Dのマップ上を8方向に移動できる「8 WAY RUN」システムが特色で、これを駆使して、相手の攻撃を回避したり、敵の背後に回り込んだりと、立体的かつ戦略的な行動が取れます。Metacriticでは、98点という歴史的なハイスコアを記録しており、このスコアを超える作品は、今のところ『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の99点のみです。
『Demon's Souls』
ゲームジャンル:アクションRPG プラットフォーム:PS3
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント 開発元:フロム・ソフトウェア/ SCEジャパンスタジオ
―多くのプレイヤーを熱狂させた死に覚えゲー
『Demon's Souls』は、ダークファンタジーの世界を舞台に、危険に満ちているダンジョンを探索しながら、最深部で待ち構えているボスを倒していくアクションRPG。他のプレイヤーの世界に入り込み、協力・敵対していくオンラインマルチプレイシステムや、「死」を通じて不特定のプレイヤーと繋がる非同期型オンラインシステム、トライ&エラーを繰り返して攻略の糸口を探していくゲーム性などが多くのプレイヤーを魅了しており、発売当時は口コミを中心に売り上げを伸ばし、日本全国で品薄状態が続きました。『ソウル』の名前が付いたゲームで、最初にこの“死に覚えゲー”の事を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
『Dark Souls』
ゲームジャンル:アクションRPG プラットフォーム:PS3/Xbox 360
発売元:バンダイナムコエンターテインメント 開発元:フロム・ソフトウェア
―シリーズを通して何万人犠牲になったのだろうか。
『Dark Souls』は、失敗を繰り返しながらも攻略の糸口を探っていく『Demon's Souls』のゲームシステムを踏襲しつつ、フィールドをシームレス化するなどの新要素を搭載したシリーズ第1作目。続編である『Dark Souls II』と『Dark Souls III』も国内外のゲームユーザーから高評価を得ており、シリーズを通してプレイすると、意外な共通点を見つけられます。そのためには、「死」を幾度となく経験しなければなりませんが……。
『Wayward Souls』
ゲームジャンル:ハック&スラッシュ プラットフォーム:iOS/Android
発売元:RocketCat Games 開発元:RocketCat Games
―骨太ローグライクRPG!
『Wayward Souls』は、iOS/Android向けのハック&スラッシュ型のローグライクRPGです。SFC時代のレトロなグラフィックが特徴で、トライ&エラーを繰り返しながら、プレイヤースキルを鍛えていく骨太のゲーム性が本作の魅力です。もちろん、物理コントローラーにも対応しており、スマートデバイスでも快適にプレイできます。日本語にローカライズされていない難点がありますが、ゲームをプレイするだけなら支障はありません。Metacriticでは、ハイスコア87点を獲得。今後はPCでもリリースされる予定です。
『SOUL SACRIFICE DELTA』
ゲームジャンル:共闘アクション プラットフォーム:PS Vita
発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント 開発元:SCEジャパンスタジオ
/マーベラスAQL
―仲間を救済するか、それとも生贄にするか
『SOUL SACRIFICE DELTA』は、魔法使いである主人公を操作して、巨大な魔物に立ち向かう共闘アクションゲーム。プレイヤーは、多種多様な効果を備えた魔法を装備して、最大3人のプレイヤーと協力しながら、屈強なボスを倒していきます。戦闘中、仲間が敵に倒されてしまうと、プレイヤーは、倒れた仲間を復活させる「救済」か、仲間を犠牲にする事で強力な魔法「グングニル」を発動できる「生贄」のどちらかを選択しなければなりません。この辛辣なゲームシステムが功を成したのか、Metacriticで82点のハイスコアを獲得しています。
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