
先日ついに新バージョン1.5「NEXT」が配信された、Hello Gamesの宇宙探索ゲーム『No Man's Sky』。本記事ではこの機に同作を久々に再開してみようというユーザーのために「NEXT」での変更点を中心にしたガイドをお届けします。
1. テクノロジーは特殊なものと基本装備以外は入手品の組み込み(効果ランダム)に

過去のセーブデータから本作を再開した際に、まず面食らうのはここでしょう。過去のバージョンで入手した殆どの装備が「廃れたテクノロジー」に変化、機能しなくなっています。

これはどういうことかと言うと、「NEXT」では基本装備や、特殊な用途の装備以外、具体的には過去“シータ”や“シグマ”などで管理されていた能力向上テクノロジーの殆どが、新規格へと変更されたことを示しています。
「NEXT」環境下では、基本装備の大半やこの新規格のテクノロジー(モジュール)は各ステーションや惑星上居住地にいるテクノロジー商人からナノマシンクラスターを用いて購入したりする形に変化。


新規格のテクノロジーは部品の形で購入や、既存のテクノロジー入手イベントで設計図の代わりに入手したものを使用、各スロットに組み込む形でインストールすることになります。C~Sまでのランクに分かれたこの新テクノロジーの特徴としては、初回生成時にランダムで効果が変動することが挙げられます。
従って、よりキャラクターをパワーアップさせていくにはSランクの高効率モジュールを求めて宇宙をさまようことに。ナノマシンクラスターを十分持っているのであれば、とりあえず開始星系で購入可能なモジュールと基本テクノロジーで再武装すると後の展開が楽になります。ただし、モジュール系のテクノロジーはカテゴリごとの最大装備数が決まっているので注意です。

なお、「廃れたテクノロジー」は解体することで一部基本装備などの制作に使用可能なテクノロジーモジュールが入手できます。再装備の一助にはなるでしょう。
2. 素材刷新
「NEXT」で恐らく最も変わった点はここ。ほぼ全ての素材の役割や名前が変更となっています。生存に必要な各モジュールや船の離陸に特定の燃料が必要であることは既存ユーザーならば存じていることでしょう。従って本項では、最低限の生存用資源についての解説を行っていきます。
■ ポータブル精製機

初期から設計図を持っている最低限の素材精製機能を持った精製機。他の精製機は燃料いらずですがこれだけは炭素を燃料として用います。設置したものの回収も可能なので、とりあえずは幾つか輸送船内に作っておくと良いでしょう。作成・設置はデフォルト“Z”キーから。
■ 有色金属
今回のアップデート後から多用することになる有色金属。これは銅などを前述の精製機にかけることで入手可能です。余裕があったら増産しておきましょう。
■ 必須素材群
・生命維持システム
酸素

酸素はスキャンで赤アイコンで表示される植物などから入手可能。以前の“亜鉛”や“プラチナ”のような感覚です。それ以外の、専用回復アイテムは酸素及びフェライトなどで生成可能。
・シールド/環境防御システム
ソジウム

こちらも植物から。酸素同様に積極的にスキャンしていきましょう。
・マインビーム
炭素
これは過去バージョンからの変化が少ない部類。素直に炭素系の鉱物を探しましょう。
・ボルトキャスター
今回からボルトキャスターには専用の弾薬が必要に。作成にはフェライト塵が必要です。

フェライト塵
これはフェライトを含む鉱物の破壊で入手可能。派生素材のピュアフェライトはフェライト塵の精製、磁化フェライトはピュアフェライトの精製で入手可能です。
・離陸用燃料
変化が大きな部分。直接プルトニウムでのチャージは不可能(そもそもプルトニウムが廃止に)となり、ウランや、新元素“二水素”の派生アイテムが必要になります。
二水素


惑星表面の青色の結晶などから入手可能。離陸用燃料にするには、二水素だけでなく、フェライト塵から作成可能な金属プレートが必要です。
・パルスドライブ燃料
こちらも変更が大きい点。とはいえ代替の入手が楽なので影響は少なめでしょう。
三重水素
惑星間の小惑星破壊で入手可能。ゲーム開始後とりあえずしばらくは破壊して回ると良いでしょう。
・ワープセル
反物質から作成するのは変わらず。ただし中間素材が変化した他、数も減っています。
中間物質に必要なのは有色金属・濃縮炭素・フェライト塵・酸素の4種。濃縮炭素は炭素を精製することで入手可能です。


■ 引き継ぎなので……
極端な話、買うという手段が取れるならそれを使うのも引き継ぎならではの特権。新環境下で安定するまでは以前のバージョンで貯めた資産を使っていくのも良いでしょう。
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