東京ゲームショウ2017のHTCブースにて出展されている人気タイトルのVR版『Fallout 4 VR』。国内発売予定が現時点では無いながら、TGS2017においては遊ぶことが可能でした。本記事では、荒廃した世界に飛び込める本作のプレイレポートをお届けします。
HTC Viveを装着して連邦(コモンウェルス)に降り立った筆者が目を開けると、そこには全『Fallout 4』プレイヤーが通ったであろうレッドロケット・トラックスポットが眼前に。しかも、愛しのドッグミートもいるではありませんか。開始早々に味方を得た筆者でしたが、周囲からグールやレイダーがとめどなく襲いかかって来ます。
右手のViveコントローラーが銃器となっており、トリガーで射撃、トラックパッドを押しながら任意の方向に指をなぞれば武器を変えられました。なお、今回はフリー移動ではなく、ポイント移動式。左手のコントローラーのトリガーを押すとポインターが出現し、移動が可能でした。
試遊版のためか、敵は弱く設定されていたようですが、バンバンと撃ち倒すのは通常では味わえない快感。倒した敵に近寄り、右手をかざせばアイテムを奪うことができ、その状態で右コントローラーのトラックパッドを押せばアイテムが獲得できました。
筆者はプレイ開始時、レッドロケット・トラックスポット周辺しか行けないのかと勝手に思い込んでいました。が、ふと思い立ち、コンコードに向かうとそちらもしっかり作り込まれており、通常版とまったく同じようにスムースにクエストが発生します。プレイ時間の都合上、サンクチュアリ/Vault 111方面には向かっていないのですが、もしかしたらコズワースもいたのかもしれません。ここはぜひ会場でプレイして確かめてみて欲しいところです。
さて、話を戻しましょう。コンコード周辺のレイダーを殲滅して、自由博物館に入ると、やはりそこにはレイダーが。クエストの流れも一切変わっていません。そのかわり、また別の居住地が助けを求めているような声が聞こえなくもないのですが……。
レイダーを倒しつつ自由博物館を進むと、いましたプレストン・ガービー。今回プレイしたのは英語版ではありましたが、何度もプレイしたので流れはバッチリです。話もそこそこに切り上げ、パワーアーマーを装備しにいきます。フュージョンセルをなぜか持ってはいましたが、後ろのバルブを回して装備するお馴染みのアニメーションは用意されていませんでした。また、ポイント移動式のためか、パワーアーマーの重厚感がいくらか損なわれた、と感じる方もいるかもしれません。
とはいえ、銃撃戦の楽しさは『Fallout 4』そのまま。レーザーライフルでの射撃、バットでの近接戦闘、そしてヌカ・ランチャーのド派手さなどなど、VRでのゲームプレイは作品の面白さを一段階上に引き上げてくれるでしょう。レイダーやデスクローをミニガンで蜂の巣にすると、クエストはあらかたクリアに。試遊は、プレストンら自由博物館一行をサンクチュアリに連れていく直前で終了。日本語版があればぜひプレイしてみたいと思える出来でした。
なお、HTCブース(HALL 9 / 9-W10)にて出展されている『Fallout 4 VR』の試遊はわずか1台。ビジネスデイ1日目だった9月21日でも整理券配布は非常に早く終わってしまったので、一般日にどうしても遊びたい、という方は最優先で向かった方が良いかもしれません。整理券は「セントラルモール HALL 8」前の試遊券配布場所で受け取れます。
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