・開発元:Core Design
・対応機種: PC / Mac / PS1 / セガサターン / iOS / Android
・日本版発売年: 1998年1月22日
―正統進化2作目、ララ・クロフトが中国へ
大ヒットを記録した『トゥームレイダー』のほぼ1年後に発売された『トゥームレイダー2』。本作では、持ち主を龍に変える力があるという、古代中国皇帝が使用した「サイアンの短剣」を巡って、万里の長城やベニス、チベットを舞台にしたララ・クロフトの新たな冒険が繰り広げられます。
今作では、壁登りといった新たなアクションに、ハープーン、グレネードランチャー、M16などの新武器、即死級の新たなトラップの数々が登場。遺跡はもちろん、海底や船上、オペラハウスなど、ロケーションのバリエーションが増えました。より広大になったマップには、モーターボートやスノーモービルなどが登場する乗り物パートが導入され、全体的に豪華さの増した、まさに正統進化系と呼べる内容となっています。グラフィック面では、ダイナミックライトニングの導入も大きなところ。ゲーム内アイテムとして「トーチ」が登場し、暗がりを照らすことで新たなルートやアイテムを発見するギミックが追加されました。消費アイテムだった「トーチ」を節約するため、少々の暗がりでは銃発射時の閃光を頼りに進んだプレイヤーも多いのではないでしょうか。また、1作目ではゲーム中まとめていたララの髪の毛が、2作目以降パッケージアート等と同様にポニーテールとなり、動きにあわせて揺れるようになりました。
基礎システム面で特筆すべきは、PS版においても、どこでもセーブが可能となったこと。難易度の高いゲームだけに、初心者も多少とっつきやすくなりました。ただし、不用意にセーブをするのは非常に危険で、筆者もゲーム終盤、ララが高所から落下中にロードと間違えてうっかりセーブしてしまい、涙をのんだことがあります。なお、本作では1ステージに3体の竜の像が隠されており、全て発見するとボーナスアイテムが手に入る収集要素も用意されています。
『トゥームレイダー』1作目から本作まで日本語版はビクター インタラクティブ ソフトウェアより発売されていました。
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