暴力のない火星の世界が見たかった―日本語対応予定な火星生活サバイバル『Occupy Mars: The Game』早期アクセス終了時にはマルチプレイも【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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暴力のない火星の世界が見たかった―日本語対応予定な火星生活サバイバル『Occupy Mars: The Game』早期アクセス終了時にはマルチプレイも【開発者インタビュー】

Steamでの平均プレイ時間は25.5時間とのことです!

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暴力のない火星の世界が見たかった―日本語対応予定な火星生活サバイバル『Occupy Mars: The Game』早期アクセス終了時にはマルチプレイも【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、▲ Pyramid Games開発、PC向けに5月11日に早期アクセスが開始された火星オープンワールドサバイバル『Occupy Mars: The Game』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、火星のコロニー化をテーマにしたオープンワールドのサンドボックスサバイバルゲーム。火星に基地を建設して様々な地域を探索し、生きるために必要な水や酸素を確保したり、採掘作業を行ったり、作物を育てたり、壊れた部品を修理したりして生き延びる術を学んでいきます。記事執筆時点では日本語未対応。

『Occupy Mars: The Game』は、2,800円で早期アクセス配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Jacek Wyszynski氏(以下Jacek)Pyramid GamesのCEO/CTOを務めるJacek Wyszynskiです。2010年以来、私はゲーム開発に人生を捧げてきました。初期の頃は会社を維持するため、朝8時から夕方4時まで別の会社でフルタイムで働き、夕方4時から夜中まで、上の階にいる開発チームと一緒にゲームを開発していました。幸運なことに、私の職場と開発スタジオが同じビルにあったのです(笑)。そのほか、私は『スター・ウォーズ』と航空が大好きで、ここ数年はグライダーで空を飛んでいますよ。

正直なところ、本作はゲーム開発者としてだけでなく、ゲームプレイヤーとしても、私の夢を実現するものです。個人的に、宇宙、コロニー化への可能性、そして科学に魅了されています。私たちが思い描く、火星のような、挑戦、成長、学習、テクノロジーに満ちた、しかし暴力のない世界を見てみたいのです。

――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?

Jacek本作のアイデアは何年も前から私の中にあり、2017年に開発を開始しました。当初から、火星に関する科学的な発見を綿密に追求しましたが、時には火星について独自の仮説を立てなければならないこともありました。ゲームシステムに関するすべての決定は、科学とエンターテインメントの間で慎重にバランスを取るようにしています。興味深いことに、火星の気候や地下の氷の豊富さなど、火星に関する当初の私たちの予測の多くが正確であることがのちに判明しました!

本作では、ランダム生成された地形を使用していますが、火星で実際に発見された場所を含めることも行いました。また、本作ではエイリアンや敵といったものと出会うことはありません。火星そのものが、人を寄せ付けない気温、危険な気象現象、そして放射線といった、まさに「敵」なのです。

――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?

Jacek 大ざっぱに言えば、私たちは常に本、ゲーム、映画などのSFからインスピレーションを受けてきました。本作の開発中、私たちは火星協会や火星への植民を支援するその他の組織とも協力してきました。

その様子は「TightBeam from Mars」というYouTubeのミニシリーズでご覧いただけます。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。

Jacekこの年を振り返ってみて最も印象的だったのは…6年間の開発期間の間に破産しなかったことですね!

本作の開発中には、資金調達の問題、チームの変更、技術的な課題など、多くの危機的な状況がありました。しかし、やり遂げたのです!本作は早期アクセスの形でリリースされ、プレイヤーコミュニティとともに開発を続けています。これまで起こったすべての問題にもかかわらず、私たちは共におり、よりその絆は強固となり、経験を積んだチームとなったのです。

――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。

Jacek(このインタビューに答えている時点で)Steamでの平均プレイ時間は25.5時間で、すでに15%のプレイヤーが50時間以上プレイしています!

本作は早期アクセス中であるため、プレイヤーたちによるフィードバックは私たちにとって非常に重要です。私たちはすべての意見をよく読み、たとえそれがほめ言葉で埋め尽くされていなかったとしても、高く評価しています。

私がSteamのプレイヤーレビューで一番好きなのはこれですね。

「このゲームは技術的に複雑なゲームであり、早期アクセスを通過するにつれてさらに複雑になっていくだろう。これは5つの石と2本の棒をこすり合わせて泥小屋を作るタイプのサバイバルゲームではありません。私は電源コントロールなどがどのように連動するのかを理解するのに1時間ほどかかりました。コントロール/電源/水などの背後にあるロジックのシステムは素晴らしい。早期アクセスの初期にしては、よく作り込まれているようだ…。

私としての希望は、『No Mans Sky』のように、開発費を稼ぎながら時間をかけてアップデートを続けていくというモデルです。『No Mans Sky』は宝石のようなゲームになった。本作はバグが少なく、安定していると思うし、大きな可能性を秘めている(『No Mans Sky』ほど天井は高くないが)。早期アクセスを離れ、それでも続いていけば、非常に優れたゲームになるだろう」

――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。

Jacek早期アクセスという形式は、私たちにアップデートをし続けることを義務付けていますが、まさにそれこそ、私たちがやりたいことなのです!バグを修正するだけでなく、新機能を追加したり、プレイヤーのフィードバックに基づいて変更を加えたりして、本作は毎日開発が進められています。最初のメジャーアップデートはすでに進行中で、本当にエキサイティングなものになるでしょう。アップデート計画には、現在のバージョンに対する小さな修正と、新コンテンツを含む大規模なアップデートが含まれています。アップデートの目玉は、早期アクセスを終了する際にマルチプレイヤーモードをリリースすることで、これはプレイヤーたちから大いに期待されていますね。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Jacekはい、日本語には対応する予定です。翻訳コストの関係でリリース日には対応できませんでしたが、現在はこの目標に向けて取り組んでいます。また、ゲームを多言語に翻訳してくれるコミュニティメンバーも歓迎しています。すでにウクライナ語やルーマニア語への翻訳に取り組んでいる人もいますよ。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Jacekもちろんです!私たちは生計を立てるためにチャレンジングな業界を選びましたし、コンテンツクリエイターも大変だと知っています。配信だけでなく、ゲーム自体もも楽しんでもらえればと思います。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Jacek親愛なる日本の読者の皆さん、私たちと一緒に火星をコロニー化してくださるのなら、本当に光栄です!

私たちの公式Discordサーバーには、日本語を話すプレイヤーのためのチャンネルを開設しましたので、くつろいでいただければ幸いです。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。

《Chandler》
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