ASUSはハンズオンゲーミングPC「ROG Ally」の特別イベントにて、その詳細な仕様や価格、発売予定等を発表しました。
早くも6月米国内向けに発売!
Steam Deckに対抗しての製品とみられる「ROG Ally」。発表がエイプリルフールと重なったことも相まって様々な話題を呼んだ本製品でしたが、早くも6月13日より、RyzenZ1 Extreme搭載の上位モデルが米国向けに発売されます。また、RyzenZ1搭載の下位モデルについては2023年第3四半期の発売となる予定です。

公式サイトでは製品スペックも公開され、上位モデルではAAAタイトルを1080p解像度、50~60fpsで楽しめる性能を備えるといいます。公式Twitterでは本製品にて『Forza Horizon 5』をプレイする様子が投稿されています。
独自ライブラリ搭載でゲームの起動も楽々
Windowsが搭載されているため、SteamのみならずEpicやGOG、PCGame Passとも完全に互換を持っているのが本機の特徴です。それに合わせて複数のゲームを一括管理できる特別製のゲームライブラリー「Armoury Crate SE」も搭載されています。すべてのゲームを 1 か所からシームレスに起動できるように設計され、ゲームがどのサービスを使ってどこにインストールされているかに煩わされることがなくなりそうです。

さらに同ソフトはリアルタイムでのデータモニタリング、FPSリミッターといった便利な機能を切り替える制御センターとしての役割や、ボタン設定のカスタマイズが行える機能も持ち、ゲームのプレイ中も幅広くサポートしてくれます。
利用場面に合わせて使い分けられる3つのモード
携帯機として最適なゲーム体験を引き出すため、負荷を抑えながらも画質やフレームレートを維持できるFidelityFXSuper Resolution、RadeonSuper Resolutionといったアップスケーリング技術も備えています。それに関連して、フルスペックを発揮できるターボモードの他に消費電力を半分程度に抑えられるパフォーマンスモード、および動画視聴等に適したサイレントモードを使用する場面に合わせて切り替えられます。
バッテリーの持続時間はAAAタイトルをパフォーマンスモードでプレイする際には約2時間、サイレントモードでの利用では6.8時間が目安とのこと。デュアルファンやメッシュ式ヒートシンクといった独自の排熱システムによる静音性を備え、本体重量は608グラムとかなりの軽量である点も魅力です。なお、モデルを問わずGame Pass Ultimateが3か月分付属する特典もあります。

日本向けには6月上旬より予約開始予定!

Xbox公式も「これは Game Pass Portableだ」とおすすめしているASUS「ROG Ally」は、米国内向け上位モデルが699ドルで6月13日より発売予定です。下位モデルは599ドルで、2023年第3四半期発売を予定しています。また、日本向けには6月上旬より予約開始予定とイベント配信内チャットで公式アカウントから発信されています。