気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Ronimo Games開発、PC向けに11月6日リリースされた横スクロールRTS『Swords and Soldiers 2 Shawarmageddon』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、2D横スクロールRTS。元は2015年にWiiU向けに発売されたタイトルで、本作はそのパワーアップ版となります。3つの異なる種族から1つを選び、ユニットを生成して敵を押し返すのが目的。10時間に及ぶシングルプレイヤーキャンペーンだけでなく、オンラインマルチプレイヤーにも対応しています。記事執筆時点では日本語未対応。
『Swords and Soldiers 2 Shawarmageddon』は1,520円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Jasper Koning氏(以下Koning氏):Ronimo GamesでゲームデザイナーをしているJasper Koningです。『Swords and Soldiers』と『Awesomenauts』ではデザイナーを担当し、本作『Swords and Soldiers 2』ではリードデザイナーを担当しました。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Koning氏:本作の開発は、1つ前の作品である『Awesomenauts』のリリース後すぐに始まりましたので、2012年になります。
――本作の特徴を教えてください。
Koning氏:本作における私たちの目標は、しっかりとしたストラテジーゲームを二次元に落とし込むことでした。3つの個性的でありつつもバランスのとれた種族、シンプルな経済システムでマップを掌握、ミクロ戦術とマクロ戦術のミックス、といったRTSのような要素を持ち合わせています。しかし、本作は2Dです。その結果、本作は『スタークラフト』と『ストリートファイター』の中間のようなものとなりました。
これに手描きの背景やユニット、魔法が合わさり、本作の見た目をハイクオリティのものとしています。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Koning氏:前作は『スタークラフト』のような古典的なRTSや『Age of War』といったシンプルなFlashゲームから大きな影響を受けています。本作のゲームプレイ面においては、前作において私たちが学んだことを生かしつつ、より戦術的で奥深くなるようにしました。ビジュアル面ではフランスのアニメーションやコミックから大きな影響を受け、そのレベルを可能な限り上げています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Koning氏:現時点で発表できることはありません。WiiU版では日本語に対応していたのですが、それから多くのテキストが変更されました。現在、日本のコミュニティを見ながら、需要があるかどうか見極めています。簡単に言うと、計画はありませんが、可能性はあります。もし興味がありましたら、お知らせください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Koning氏:本作に興味を持っていただきありがとうございます!日本がずっとしてきたように、本作の開発には全力を注ぎ込み、洗練されたゲーム体験をお届けします。本作を楽しんでいただけると嬉しいですし、将来的には日本語翻訳にもご協力いただけると幸いです。ゲーム業界への多大な貢献をする日本が大好きですし、その文化、食べ物も大好きです。
――ありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
【特集】そうだ、オープンワールド行こう…家でも“観光”できるゲーム5本を紹介。現代、過去、未来のゲーム名所をレコメンド!
-
2024年ゲーム業界の“一文字”は「S」となるか?いま静かにアツい「シミュ・ストラテジー」ジャンルを大作ラッシュの合間にプレイしよう【特集】
-
海外レビューひとまとめ『フォーエバーブルー ルミナス』―ニンテンドースイッチが“ゲーム”機を超えて提供できるものの幅を広げた
-
小さく平らな島で産業自動化目指す無料街づくりゲーム登場!シンプルながら奥深い効率化作業が“非常に好評”―採れたて!本日のSteam注目ゲーム6選【2024年5月1日】
-
【クラフトサバイバル名鑑】孤島ホラーサバイバル『The Forest』“食人族”の住む島の謎を解き明かせ!物語の舞台を活かして「生活」することの面白さ
-
GWは無料配布で貰ったゲームをプレイ!積みゲーは罪ゲーか、ゲームライターたちの懺悔集【特集】
-
海外レビューハイスコア『SAND LAND』―オープンワールドタイトルへの素晴らしい入門用作品
-
選べるメンバーは100人越えだ!ついに発売のRPG『百英雄伝』、惜しい部分は多いものの開発の愛情がたっぷり感じられる作品でした【プレイレポ】
-
【EVO Japan 2024】『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』スタンダードにしてスタイリッシュな新DLCキャラクター「ベアトリクス」試遊レポート
-
実は日本語対応している路上生活シム『Bum Simulator』再訪プレイレポート。クレイジーな世界観を背景に、遊びやすく丁寧に作られたゲーム性が見事!それはそれとしてクレイジーです【特集】