気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Lost Tower Games開発、PC向けに8月23日正式リリースされた要塞建設RTS『ValeGuard』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、村を要塞化し敵の攻撃から守るRTS。昼間は要塞の建設や兵士の訓練を行い、夜の襲撃に備えます。ランダムイベントも発生するため、何度遊んでも新鮮なプレイをすることができます。記事執筆時点では日本語未対応。
『ValeGuard』は1,320円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Ryan Drag氏(以下Drag氏):Ryan Dragです。ゲームアーティスト兼デザイナーとして11年間働いてきました。私の経歴は主にモバイル向けゲームの開発なのですが、ずっとPCゲームを作りたいと思っており、Steamにどっぷりと浸かるため仕事を辞めてしまいました。『ValeGuard』は私が単独で作った初めてのゲームであり、Lost Tower Gamesというのは自分一人だけです。自宅でフルタイムで働いており、自分が遊んで楽しいと思えるゲーム作りを心がけています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Drag氏:本作の開発は2017年10月にスタートしました。最初のプロトタイプは、タワー1本、兵士2人、ヒーロー1人、敵3体、基本的な経済活動のみというシンプルなものでした。Steam上のたくさんのゲーマーの方に遊んでもらい、このコンセプトを楽しんでいただくことができました。私はUnityの経験が豊富にありましたので、自分一人で作れるだろうと思ったのです。結局、本作は自分が当初考えていたものよりも巨大化し、大変なプロジェクトとなってしまいました。
――本作の特徴を教えてください。
Drag氏:本作はストラテジーというジャンルと様々なシステムを独特にミックスさせたタイトルです。コアとなるのはリアルタイムディフェンスの入ったターンベースの都市建設ですが、RPG、タワーディフェンス、ローグライクなどの要素も詰め込まれています。クレイジーに聞こえるかもしれませんが、これらがうまく混ざり合い、楽しく、新鮮なゲームプレイを提供してくれますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Drag氏:ベースとなるアイデアは、映画「13ウォーリアーズ」から得ました。この映画ではバイキングたちが守備の薄い街にやってくるので、要塞化して守備を固めなくてはならないのです。本作では、基本的にこれと同じことを各町で行わなくてはいけません。この他にも、本作のシステムに影響を与えた古いPCゲームがいくつかあります。その中でも私のお気に入りは『Lords of the Realm II』です。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Drag氏:日本語を含む様々な言語にローカライズしたいと思っていますが、その決断は今後数ヶ月の売り上げ次第だと思っています。本作はテキストが多いため、多くの人にとってローカライズが重要なことだとは理解しているつもりです。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Drag氏:Game*Sparkには、本作に興味を持っていただき嬉しく思います。もし私のゲームを楽しんでいただいたり、何かご意見があったり、ただなんとなくお話してみたいと思いましたら、Steamのフォーラムにお気軽に投稿してくださいね。Google翻訳を使ってでもすべて目を通すつもりです。
――ありがとうございました。
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