気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、David Stark氏開発、PC/Mac/Linux向けに8月16日正式リリースされたスチームパンクRTS『Airships: Conquer the Skies』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、自分の指揮する飛空艇に命令を下し戦闘をおこなうRTS。飛空艇は自由にモジュールを組み合わせて設計することが可能です。これらのモジュールは内部にいるクルーによって操作されており、各々のタスクを実行する彼らの動きが干渉し合わない様に、各クルーの動きとモジュールの構造をパズルのように構築していく必要があります。日本語にも対応済みです。
『Airships: Conquer the Skies』は1,520円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
David Stark氏(以下Stark氏):スイスのインディーゲーム開発者、David Starkです。チューリッヒでパートナーと2匹の猫と一緒に暮らしています。PCゲームは自宅のソファの上で作っていますよ。私はとても「インディー」な開発者で、自分のお金を使い自分一人で開発を行なっています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Stark氏:本作のアイデアは2012年に出来ました。当初は宇宙船を建設するゲームにしようと思っていたのですが、ある日、スチームパンクの飛空挺にしたらもっと面白いだろうなと思ったのです。2013年9月、(プログラミングの)コードを書き始めました。元々本作は小さなサイドプロジェクトのはずだったのですが、多くの高評価をいただき、大きなプロジェクトとなったのです。
――本作の特徴を教えてください。
Stark氏:本作では船の設計がかなり自由にできるようになっています。異なる形や武器の選び方により、メリットやデメリットがあるのです。船が武器や衝突によってダメージを受けると、モジュールが壊れ、船が真っ二つになってしまうこともあります。それに、乗組員を食べてしまう空飛ぶ巨大イカもいますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Stark氏:ゲームでしたら、船の面では『FTL: Faster than Light』、2Dの破壊表現は『Cortex Command』から影響を受けています。『Dwarf Fortress』も多少入っていますね。他のもので本作に影響を与えたものですと、「ハウルの動く城」と漫画「Girl Genius」です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Stark氏:本作を楽しんでいただけると嬉しいです!本作を作るのはとても楽しかったです。
――ありがとうございました。
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