気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Blazing Griffin開発、PC向けに4月27日正式リリースされたステルス対戦アクション『Murderous Pursuits』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ヴィクトリア朝の船上を舞台にしたステルス対戦アクション。謎の人物「Mr.X」に招待された暗殺者として指定されたプレイヤーの暗殺を目指しつつ、他のプレイヤーからの暗殺を逃れるという対戦ゲームで、最大8人でのプレイが可能です。プレイヤー達は一般人NPCに紛れて敵暗殺者の目を欺いたり、5種の特殊能力を利用して逆に暗殺を有利にしたりすることもできます。最新アップデートにより、日本語にも対応済み。
『Murderous Pursuits』は2,050円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Blazing Griffin:Blazing Griffin Gamesは2011年にスコットランドで設立されたインディーゲーム開発会社です。ゲームだけでなく、Blazing Griffin Post ProductionとBlazing Griffin Picturesでは映画やテレビ番組の制作も行っています。デジタルエンターテインメントのグループとして、Blazing Griffinはプラットフォームを越えた物語や新たなブランドを作り上げることに注力しています。これまでに成功した作品として『The Ship』、『The Ship: Remasted』、そして英国映画テレビ芸術アカデミーの賞を受賞した『Distant Star』などがあります。
Blazing Griffinの最新作である『Murderous Pursuits』は4月末にリリースされました。これは殺すか殺されるかのPC向けヴィクトリアスタイルのステルスマルチプレイヤーゲームです。2006年に発売された『The Ship: Murder Party』の精神的後継作で、似ているところもありますが、ゲームプレイは異なります。プレイヤーはこそこそ動き、見つからないように目標となる相手を尾行。そして最良のタイミングを待ち、襲いかかる必要があります。しかし同時に、他のプレイヤーがあなたを狙っているかもしれませんので、注意しなくてはいけません。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのですか?
Blazing Griffin:私たちはおよそ18ヶ月前に本作の開発をはじめ、リリースされたのは2018年4月26日(注:現地時間)です。開発は引き続き行っており、まもなくアナウンスされる新しいコンテンツも制作しています。『Murderous Pursuits』は『The Ship』の精神的後継作です。本作を作るにあたり、『The Ship』の一番楽しい要素を取り出し、より現代的な見た目とし、ゲームプレイ要素を追加しました。
――本作の特徴を教えてください。
Blazing Griffin:本作はマルチプレイヤー向けに開発され、友達と遊ぶにはぴったりのゲームです。予期しないタイミングで、ステルス、知能、技能を駆使してターゲットを襲うのです!ターゲットや自分を狙っている相手を探す際、NPCに紛れるのはとても有効です。『Murderous Pursuits』では親友も危険な敵に豹変しますよ!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Blazing Griffin:ストーリーは、多くの作品を書き上げたイギリスの作家、H.G.ウェルズの作品、特に「タイム・マシン(1895年の作品)」に影響を受けています。ビジュアルは『オーバーウォッチ』から影響を受けています。スッキリとした見た目こそが、私たちの作りたいものでした。キャラクターたちのスッキリした形とわかりやすいシルエットにより、即座に各キャラクターを認識することができ、このバランスこそが『Murderous Pursuits』において私たちの求めていたものでした。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Blazing Griffin:皆さんに本作を最大限楽しんでいただくため、日本語対応は必ずしたいと思っていました。楽しんでいただけると確信しています!本作をより良いものとしていくためにも、日本の皆さんからの意見をぜひ聞かせていただきたいと思っています。どうぞお気軽にメール(support@blazinggriffin.com)をお送りください。期待に添えられるよう、最大限努力したいと思います!Arigatou Gozaimasu!
――ありがとうございました。
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