気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、IronOak Games開発、PC/Mac/Linux向けに4月20日正式リリースされたローグライク戦略RPG『For The King』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、テーブルトップとローグライクなどの要素を掛け合わせた戦略RPG。様々な要素が詰まっており、難易度も可愛いビジュアルに対して高め。それでいて何度もプレイしてしまう中毒性を持ち合わせており、運を味方につけ、冒険へと旅立ちます。シングルプレイの他、ローカル&オンラインでの協力プレイにも対応。
『For The King』は2,050円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Gordon Moran氏(以下Moran氏):Gordon Moranと言います。IronOak Games においてアートディレクターを担当しています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Moran氏:『For The King』の開発はちょうど3年前に始まりました。Kickstarterの成功、そしてSteamでの1年間の早期アクセスが無事終了し、4月19日(注:日本時間4月20日)正式にリリースすることができました。
――本作の特徴を教えてください。
Moran氏:本作は部分的にローグライク、ボードゲーム、JRPG、そして戦略RPGです。様々な異なるシステムが登場するように聞こえるかもしれませんが、これらがうまくフィットし、ユニークで新鮮な体験を提供します。これらのジャンルの中心となるシステムは、過去40年間以上共存し合い、お互いに影響しあってきました。ですので、それらが上手く混ざり合うのもおかしな話ではありません。それに何より、楽しいですよ。『For The King』では、これらのシステムがハーモニーを作り出しているのです。
本作の元となったボードゲーム版は、PCゲームの『ウルティマ』シリーズから影響を受けています(『ウルティマ』はテーブルトップRPGの影響を受けていますが)。つまり、『For The King』はテーブルトップゲームに影響を受けたコンピュータゲームに影響を受けたボードゲームに影響を受けたビデオゲームなのです。 :)
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Moran氏:『For The King』は『ウルティマシリーズ』から多大な影響を受けていますが、他にも様々なジャンルの様々なゲームから少しずつ影響を受けています。特にバトルシステムはJRPGから大きな影響を受けています。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Moran氏:2019年初頭にコンソール版がリリースされますが、その前までには日本語を追加する予定です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Moran氏:『For The King』は日本のゲーム文化とJRPGのおかげで完成しました。PlayStation 4とニンテンドースイッチでも2019年の頭に発売しますので、期待していてくださいね!
――ありがとうございました。
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