海外レビューハイスコア『百英雄伝』―90年代JRPGの要素のほとんどすべてが味わえる【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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海外レビューハイスコア『百英雄伝』―90年代JRPGの要素のほとんどすべてが味わえる【UPDATE】

2024年4月23日発売予定『百英雄伝』の海外レビューをお届けします。

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『百英雄伝』
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・TheGamer: 100/100(PS5)

村山氏をはじめとするRabbit & Bear Studiosの素晴らしい面々がやってくれた。彼らは傑作を生み出したのだ。『百英雄伝』は過去に片足をしっかりつけているかもしれないが、間違うことなくもう片足を未来に向かって突き出している。

・Gamereactor UK: 90/100(Xbox Series X)

『幻想水滸伝』、『ブレス オブ ファイア』、『クロノ・トリガー』といった90年代半ばの作品が好きだった人なら誰でも、RPGの歴史の過ぎ去りし時代を思い起こさせる本作を大いに楽しめるだろう。

・PSX Brasil: 85/100(PS5)

『百英雄伝』はRPGへのラブレターだ。優れたストーリーとキャラクター、やりがいのある楽しい戦闘システム、探索すべき膨大なコンテンツがすべて、素晴らしいグラフィックとサウンドトラックに包まれている。このジャンルのファンなら必携の作品だ。

・Hobby Consolas: 82/100(PS5)

『百英雄伝』はJRPGの黄金時代に回帰する素晴らしい旅であり、『幻想水滸伝』が我々に与えてくれたすべての良きものに捧げる賛辞である。ノスタルジーを旗印に掲げ、革新性の不足を見事に克服した本作は、素晴らしい冒険であなたを素朴な時代に連れ戻してくれる。

・Windows Central: 80/100(PC)

『百英雄伝』は昔ながらのJRPGファンも新しいJRPGファンも同じように楽しめる面白いJRPGだ。仲間にしてプレイできる英雄の数は多く、クリアすべきサイドクエストの数も多い。戦闘システムは直感的で満足のいくものだし、2D-HDグラフィックは見ていて楽しい。筋書き、キャラクター、ミニゲームは比較的単純で、多くのマイクロマネジメントが必要だが、このような問題は本作の良さを損なうものではない。

・Push Square: 80/100(PS5)

『百英雄伝』は『幻想水滸伝』シリーズの真の精神的後継作であり、その魅力を捉えて100倍に拡大している。よく練り上げられた勇気と忍耐の物語を饒舌に語っているが、昔ながらのかなり乱暴なデザイン指針に固執しているため、万人受けはしないだろう。

・GAMES.CH: 75/100(PS5)

『百英雄伝』はおおよそ開発者が約束した通りのものを提供してくれる。それは主として、美しいグラフィックと素晴らしい音楽を兼ね備えた非常に古典的なJRPG体験だ。90年代のJRPGのファンなら、そうした古典作品の好きな要素は本作でなんでも手に入るかもしれない。しかし、古典作品の嫌いかもしれない要素までもがほとんどすべて手に入るのだ。

・SpazioGames: 70/100(PS5)

『幻想水滸伝』シリーズの最初の2作で育った昔のプレイヤーやKickstarterキャンペーンのバッカーなら、徹底した昔ながらのJRPGである『百英雄伝』に一番満足するだろう。賛否両論あるゲームデザインの選択はさておき、ここにあるのは堅実な努力だが、過去に目を向けすぎてこのジャンルの未来に目を向けていない努力でもある。

・IGN: 70/100(Xbox Series X)

・Digital Trends: 60/100(ニンテンドースイッチ)

『幻想水滸伝』の後継作品として、『百英雄伝』はおそらく度を過ぎて忠実なのだろう。その戦記物語は大半の『ファイアーエムブレム』作品より優れており、生き生きしたキャラクターたちは圧巻だ。ターン制の戦闘システムも、近年体験したこの種のシステムの中では最高の部類に入る。ただ残念なのは、レトロなRPGのデザインにイライラさせられたり、“生活の質”(Quality of Life)に関する機能が欠けているせいで、旅全体が台無しになっていることだ。少し調整すれば、ノアの物語は最前線から故郷に持ち帰るのにもっと良い話になったはずだ。


PC(Steam, Epic Games ストア, GOG.com)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年4月23日に発売を控えた『百英雄伝』のMetacritic海外レビューまとめをお届けしました。メタスコアは記事執筆時点でPC版が78点(総レビュー数18件)、PS5版が83点(総レビュー数10件)、Xbox Series X版が72点(総レビュー数5件)、ニンテンドースイッチ版が54点(総レビュー数4件)でした(PS4/Xbox One版は規定レビュー数を満たさず判定不可)。

総じて、古風なJRPGとしては高く評価されています。一方、古風であることそれ自体については評価が分かれているようです。

本作は、『幻想水滸伝』シリーズの元スタッフが開発するRPGです。プレイヤーは戦乱の大陸で、100人を超える英雄たちとともに正義と真実を探す冒険を行います。登場キャラクターのそれぞれが特別な能力や物語を持ち、冒険を支えてくれると謳っています。

本作は2020年にKickstaterキャンペーンを開始。同年のビデオゲームとしては最高額の支援を集め、2022年には前日譚となるアクションRPG『百英雄伝 Rising』が登場しました。一方、発売を控えた2024年2月6日には、プロジェクトリーダーの村山吉隆氏が急逝されていました。

Game*Sparkではこれまでに先行プレイレポートと開発者インタビューを掲載しています。興味のある方はあわせてお読みください。



『百英雄伝』は、PC(Steam, Epic Games ストア, GOG.com)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに2024年4月23日に発売予定です。また、「Game Pass」にも対応しています。

※UPDATE(2024/04/22 18:10):本記事の3枚目と4枚目の画像が『百英雄伝』ではなく『百英雄伝 Rising』のものになっていたため、正しい画像に差し替えました。

《FUN》

遊ぶより創る時間の方が長いかも FUN

元ゲームプログラマー。得意分野はストラテジーゲーム。ゲームライターとして活動する傍ら、Modの制作や有志日本語化に携わっています。代表作は『Crusader Kings III』の戦国Mod「Shogunate」。

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