2024年3月30日、大阪の梅田スカイビルにて開催された「ゲームパビリオンjp2024」。開場から来場者も多く、盛況なイベントとなっていました。会場内で展示されていた作品から、本記事では『立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー』をピックアップしてご紹介します。
見た目のインパクトがあまりにも強烈
様々な作品の頒布やポスター展示で盛り上がる会場で、『立ち絵が変なポーズの恋愛アドベンチャー』のインパクトはひときわ力強く、強烈な印象を与えてくれました。
数々のADVゲームをプレイしてきた筆者の記憶の中でも「見た目から奇天烈な作品」というものは少なくはないですが、どちらかといえばシナリオが尖った方向性での作品が多く、整った絵柄で「変」と感じる作品はあまり印象に残っていません。そんな作品が「試遊OK」と書かれていたら……プレイするしかありませんね。
マヨネーズ同士のBL作品とはいったい……？
試遊でプレイできたのは、公開されているフリー版の内容に加え、本会場限定のシナリオがプレイできる特別仕様。もちろん筆者は会場限定シナリオを選択しました。本シナリオは主人公が大阪の某所で開催されているイベントへ向かうという、今現在いる「ゲームパビリオンjp」の会場を思わせる導入です。
実はこの向かうイベント先も選択肢で選べるのですが、ひねくれた展開を見たい筆者のせいで“ゲームパビなんとか”ではなく“梅干し祭”というイベントへ向かうことになりました。道中で偶然出会った同級生・羽撃きらりの案内に従って、梅干し祭の会場へ向かうことに。
彼女の案内で辿り着いた先はインディーゲーム……と言っても「インドのゲーム」の展示会でした。梅干し祭のチケットで何故か入場でき、面食らう主人公。会場では「国語教師はあらゆる言語を理解しなければならない」という謎理論でプログラミングを習熟した担任のほか、その薫陶を受けた同級生に遭遇します。モブキャラのシルエットまで抜かりなく「変なポーズ」で、ついつい会場で思いっきり笑ってしまいました。
本作は見た目のインパクトだけでなく、選択肢もなかなか展開が読めません。展開に変動があるモノは時限性になっていることもあって、プレイヤーを焦らせてきます。開発者曰く、この沢山の選択肢を考えるのも大変だとのこと。話を聞いていた筆者としても「そりゃそうだろ」とツッコミたくなったことは内緒です。
プレイ中、時限性の選択肢の影響でマヨネーズ同士のBL作品をプレイすることになる主人公……内容も気になるのですが、他にプレイできる可能性のあったジャンル内容も中々に想像できなかったモノばかりでした。
これって実際恋愛アドベンチャーなの？
開発者いわく「手にとってもらうためにインパクトを重視して、変な立ち絵にした」とのことでした。タイトルにあるような“恋愛アドベンチャー”らしさは試遊してもまだまだ掴みきれないところでしたが、開発者は「この作品はタイトルにもあるように恋愛アドベンチャーです。そこに偽りはないです」とも語っていました。
本作はSteamストアページも既に公開されており、ふり～むでは無料でのプレイバージョンも公開されていますので、立ち絵のインパクトや内容が気になる方はプレイされてみるのはいかがでしょう？
