3月2日から3日にかけて、吉祥寺駅周辺で展開される「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024」が今年も開催されました。本イベントはその名の通り数多くのインディーゲームが出展されるイベントです。
本稿でご紹介するのはIndie-us Gamesが手掛けるACT『UNDEFEATED: Genesis』。『UNDEFEATED: Genesis』は2019年に開発され話題を呼んだヒーローアクション『UNDEFEATED』の続編で、“究極のスーパーヒーロー体験”という言葉通り、プレイヤーがヒーローのようなアクションを体験できるゲームになっています。
『UNDEFEATED』は3人の学生が手掛けたことで話題になりましたが、Indie-us Gamesにて再会し続編となる『UNDEFEATED: Genesis』を作ったようです。そこで本稿では、そんな本作のプレイレポをお届けしていきます！
◆『UNDEFEATED: Genesis』は“スーパーヒーロー好き”が“スーパーヒーロー好き”に向けて作っている！拘りぬかれたヒーローアクションが光る
『UNDEFEATED: Genesis』にはストーリーも用意されているようですが、今回はひたすらクリーチャーと戦うデモ版を体験できました。プレイを開始すると空中に大岩が浮かぶ幻想的な世界に「何らかのパワーに満ち満ちている！」と感じさせてくれる主人公が登場します。
早速チュートリアルで「空を飛んでみよう」と言われ、その通りに動くと、一つ一つの挙動に力が入っているのがわかります。本作は「ヒーロー体験をするゲーム」ですので、当然関心が向くのは主人公のモーションですが、空を飛ぶポーズから歩いていて転がるシーンまで“ヒーローっぽい”ムーブをしてくれます。
スーパーパワーで広い世界を飛んでいるだけで面白く「適当に動かしてるだけでも爽快感が味わえる」タイプのゲームだと感じます。クリーチャーと戦っていても、主人公の派手な挙動から「ヒーローが雑魚を蹴散らす爽快感」を味わえますね。そして、バトルを通じて感心したのは「こういうヒーローのムーブまで出来るのか！」という驚きです。
「地面に敵を押し付けながら飛行してすり下ろす」「目からレーザーを出して相手にダメージを与える」「広範囲に巨大な弾幕をばらまく」といった、スーパーヒーロー好きがスーパーヒーロー好きに向けて作ったような技の数々が良い感じです。雑魚を蹴散らした後は、ボーナスチャレンジ用に配置された強ボスと戦うフェイズになったのですが、こちらではある程度の戦法が必要になりました。
こちらもスーパーなパワーを行使できますが、敵もド派手な範囲攻撃を繰り出してくるため、的確な回避をしながら「部位破壊」によって相手を崩していく必要があります。筆者は個人的に「目からレーザーを出すヒーロー」が非常に好きなため、ひたすら目をビカビカと光らせ攻撃しようとしましたが、ひとつの技のみで攻略できるような相手ではありませんでした……。
今回試遊したのはあくまでもデモ版。正式リリースの際にはストーリーモードなどにも期待は膨らみますが、試遊でも「ヒーローになれる体験」をしっかり味わえたというのが今回の感想です。スーパーパワーを駆使して戦うゲームが好きという方は、注目してみてはどうでしょうか。
『UNDEFEATED: Genesis』は、PC向けにリリース予定です。
