押忍! こちらはゲーマー養成道場なり!
現代、多種多様なゲームタイトルが販売され、売り方も遊び方も変化し続けています。その中には、ただ一周クリアするだけでも難しいタイトルや、たまたま自分のプレイスタイルと合わなくて止めてしまうタイトルもあることでしょう。
しかしながら、美術品も文脈を知らなければ鑑賞出来ないのと同じことで、ちょっとプレイしただけで「これクソゲーじゃん」と決め付けてしまうのは早計というもの。どんなゲームにも対応できるような“勘”を養うために、ジャンルを横断してゲームが上手くなるコツをひとつずつご紹介していきましょう。第10回に取り上げるのはこちら……
最強のゲーマーになるために:「ゲーム時間を確保する」編
仕事、勉強、家事。日々あらゆる雑務が我々に圧し掛かっております。だというのに、とあるサイトは滝のように新作ゲーム情報を垂れ流してきます。こっちは積みゲーすら崩すのもままならないというのに、そんなことが許されてなるものでしょうか? まったく、何スパークの話だ……?
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というわけで今回は、そんな忙しい毎日の中でも時間を作ってゲームを遊ぶ方法を考えていきます。この記事さえ読めば100時間を超える大作もあっという間に片付くことでしょう! まさに攻略のための攻略……これはゲーム記事の新境地と言えるかもしれない……。
●リモートプレイ機器やポータブルデバイスを使って出先で遊ぶ
出張や取材などが多い社会人の皆様には、まず出先で遊べる環境を構築するのがオススメです。
Steam DeckやROG AllyといったウルトラモバイルPCがあれば、Wi-Fiのない環境でもシングルプレイのゲームが進められますし、出先にネット環境があるならPSリモートプレイなどを駆使するのも良いでしょう。
PlayStation リモートプレイ公式サイト少しでも良い環境で遊びたいのであれば、いっそのことゲーミングノートPCに手を出すのもいいかもしれません(仕事用のPCと二台持ちするのは難しいかもしれませんが)。
もちろん、それぞれ数万円以上の買い物にはなるので、思い切った決断にはなるかもしれませんが、ホテルの部屋でゴロゴロしながらゲームをする体験は、非日常感も相まって、何歳になってもワクワクできますよ!
●「今月はコレ!」と遊ぶタイトルを絞る
触れておきたいコンテンツに目移りする毎日ですが、実際には個人が遊べる量を超えたエンタメが供給されているのも事実です。正直言って、キリがありません。
批評的な記事を書いたり、何らかの論考を発表したりするのであれば「通っておくべき作品」というのは存在しますが、ただ娯楽としてゲームを楽しむならわざわざそんなことしなくても大丈夫です。
「今月はコレ」と決めてしまえば、お財布も痛まなくて済むし、一本に集中できるので記憶にも残りやすいでしょう。仮に思ったのと違うゲームだったとしても、それなら第二候補だったタイトルを買えばいいので、最初から気になるものを片端からチェックすることが必ずしも正しいとは限りません。
それはもちろん、我々ゲームメディアはユーザーに多くの作品を買ってもらうことで成り立っているわけですが、そうは言っても現実的なラインを見極めて、有限のゲームと楽しく付き合っていただくのが大事かと思います。
●一日のスケジュールを見直す
そもそも本当に寝る間もないほど忙しいという生活は、ゲームを遊ぶ以前に危険です。睡眠不足で体調に支障が出ているなら、こんな記事読んでないで今すぐ病院に行きましょう。
ゲーム以外のホビーやライフワークに追われているというのであれば、それはそれで充分に楽しい生活だと言えるので、こちらもわざわざゲームに時間を費やす必要はないかもしれません。しばらく経ってからゲームに戻ってきて、隔世の感を味わうのもたまらないかと思います。「えっ、今のゲームって勝手にセーブしてくれるの!?」みたいな……。
それでもなお現代のゲーム文化を貪りたいというのであれば、配信などを駆使して「一週間のうちにこの日のこの時間は皆とゲームをする」……というのをスケジューリングしてみてもいいかもしれません。YouTubeでやればアーカイブも残りますし、多少の義務感も生まれますので、余程のことがない限り全クリまで遊べることでしょう。
動画サイトブームはまだまだ終わりそうもないので、そういった分野に賢くなるチャンスにもなります。最初は垂れ流しでもいいので、チャレンジしてみては?
●いっそゲームライターになる!
あまりに究極の方法に聞こえるかもしれませんが、筆者としては冗談で言っているつもりはありません。
そもそもゲームライター業自体が副業として行っている人がほとんどですし、特に資格も制限も要らないお仕事です。やりたいという意志と根気さえあれば続けられる上、しばらくお休みしても誰も咎めません。
当然ながら特定のゲームへの習熟や、社会常識、ある程度の文章力は必要になってきますが、あとはゲームメディアと折り合いさえつけばどんな記事を書くかも自由です。ゲームに対して並々ならぬ情熱を持っているが、どうにも発表する機会がない……とモヤモヤしている方は、是非ともチャレンジしてみるのをお勧めします。
また、Game*Sparkではライターを募集しています。もし少しでも興味があるのであれば、是非ともゲームメディアの門をノックしてみてください。
以上、ゲーマー養成道場でした。とりあえず睡眠時間から削っていく人生RTAは、残機ゼロ(だと思われる)現世一周目では控えましょうね!
次回もお楽しみに! 押忍!