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細かな演出も良いんすよ…デッキ構築型SFローグライク『Breachway』で二手三手先を考える戦いを体感【プレイレポ】

使用するカードを間違えて数手先に確実な死がやってくる時の表情。

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細かな演出も良いんすよ…デッキ構築型SFローグライク『Breachway』で二手三手先を考える戦いを体感【プレイレポ】
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今回はEdgeflow Studioがデベロッパーを、Hooded Horseがパブリッシャーを担い、2024年にSteamにてWindows PC向けにリリース予定のデッキ構築型のSFローグライク『Breachway』をご紹介。今回はパブリッシャーからデモ用のゲームキーを頂いたので、そのバージョンに基づき進めてまいります。

『Breachway』とは?

本作は、宇宙船の船長となり、銀河を股にかけ冒険するSFローグライクゲーム。カードとデッキ構築を取り入れたデザインの戦闘はリスクとリターンのバランスがしっかりしており、供給と消費エネルギーのバランスを見誤ると身動きが取れなくなる……といった「数ターン後」を考える駆け引きを大いに楽しめました。

また、船体の各装備が細かく動くので、実際に使用しているような手触りを感じられるような視覚的演出もグッド。体験版ゆえ、まだ整っていない部分もありましたが、全体的に満足度の高いプレイフィールでした。早速紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語

本作はキーボード&マウスに対応。コントローラーも接続はできましたが、マウスカーソルをスティック入力で動かす……といった状態でした。その他設定項目については、グラフィック、サウンドに関するもので非常にシンプル。

言語についても、日本語は選択可能でしたが、体験版であるためか、まだ完全には実装されていないようで、英語と半々の表記でした。いずれも、製品版ではしっかりと用意されていることでしょう。

本編開始

さあ始まりました『Breachway』。タイトルからNEW GAMEを選択すると、(チェックボックスがONになっていると)プロローグが開始。英語による会話劇なので少々とっつきにくいかもしれませんが、そこまで難しい単語と言い回しをしている様子は無いので、だいたいの雰囲気は感じ取れるのではないでしょうか。

チュートリアルを交えつつゲームは進行していきます。こちらはドック内の様子ですね。画面中央に鎮座ましましているのは、我らが宇宙船。

早速話が脇道にそれますが、カメラを自由に操作してお気に入りのアングルを見つけられるこの瞬間が、個人的に大好きだったりします。特に人間とのサイズ比較ができるような構図だと最高です。記事冒頭でも少し触れましたが、本作のこういった小さな芝居や演出の作り込みは、こちらをよりワクワクさせてくれて良いですね。

さてこのドック内……チュートリアルでは無理ですが、以降のゲーム開始時点では、使用する宇宙船を選択することができます。船はそれぞれ装備(カード)が異なるため、攻撃が得意なのか否かといった特徴も大きく異なります。

また画像では「発射場」なる項目などがグレーのままですが、これは宇宙を探索中に取得する装備を割り当て可能なスロットを表します。装備が増えるということは、そのまま使用可能なカードの数と種類が増えることになるため、拡充できる機会は積極的に狙っていきたいところ。

実際に出撃してみましょう。こちらはチュートリアル用のルートですね。丸いアイコン達が線で端から端まで繋がっています。画面の右側をよく見ると一部ルートが分岐しており、こちらを通過してもOK。戦闘が増えるなどのリスクもありますが、美味しいイベントが用意されていることもあるので、状況と船体の残耐久値をよく見て選択していきましょう。

なおプロローグが終わると、より広く網が広がるようなマップが展開します。その分、イベントや戦闘なども増えるので、リスクとリターンの部分で頭を悩ませることになるでしょう。そこがまた楽しかったり。

愉快な(?)仲間たちと、少しギスりながら進んでいく2024年宇宙の旅。アイコンを移動する毎に何かしらのイベントが発生して、大抵の場合は戦闘に突入します。一部イベントはこちらがリソースを得たり、他勢力との関係性に影響が与えられたりするものもあります。

この時のですねぇ……機体各部がちょっと動いてみせたりする小さな芝居の付け方がたまらなく良いのですよォ……

こちらは戦闘画面で、このように画面中央を斜めに走る線によって、左が我々、右が敵とキレイにわけられています。この時、各船体をクリック&ドラッグすると、ドックの時と同様にカメラを自由に回転することができます。

戦闘はターン毎に進み、手元に配られたカードを使い切るか、エネルギーや弾薬などのリソースが尽きたら、ターン終了で相手の番になります。カードの使用にはリソースが求められることが殆どで、そのリソースはターン毎に一定数が回復。ここで面白いのはこの回復量を自分で配分できる点でしょうか。

次のターンで、強力な攻撃カードを使用したいので、配分を少し変えておこう……いやまて、今ここで配分弄るとシールドを使用できなくなるどうしたもんか……などなど、こういった駆け引きの試行錯誤に繋がっていくので楽しいですね。

カードがランダムに手札へ配られるため、先読みがなかなか難しい。手元に並んだしょっぱいカード。確実にやってくる敵の攻撃をどう凌いで、はたまた反撃に転ずるか……うまく状況に合わせてカウンターを決めることができた時の気持ちよさたるや!

そこでさらに駆け引きを加速させてくれる要素は、機体の各装備を直接攻撃できるシステム。例えば、敵が攻撃のため一部兵器を数ターンの間チャージしているとします。

そこでその兵器を直接破壊すれば、修理が完了するまでの数ターンは使用できなくなり、結果的に相手は最初の数ターンも合わせてより長い期間、攻撃手段を封じられるのです。これで例えばシールド装備を破壊されたときには、丸裸にされて宇宙空間を漂うことに……ええ、それはもう美味しく頂かれました。

敵の展開するシールドを削りきり、耐久値もボコボコにして0にすると、相手の機体は爆発して四散します。そこでクレジットや新しいカード(装備)を1枚受け取ります。クレジットは一定値溜まる毎に機体のエネルギーを増加することが可能ですね。

報酬にカードを受け取っている図。

ともあれ基本的にはこのようにマップを移動して、敵と戦闘を行い、カードを手元に揃えながら装備を整えて自身を強化していくのが大きな流れになります。今回は体験版ということでコンパクトにまとまっていますが、駆け引きのルールがしっかり機能しているおかげで、本作のコアバリューと持ち味が十分に引き出されていると感じました。

  • タイトル:『Breachway』

  • 対応機種:Windows PC (Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC (Steam)

  • 発売日:2024年リリース予定

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:未定
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

シンプルな操作、駆け引きのしっかりしたルール、それらを視覚的に分かりやすくまとめたグラフィック……各要素がとっても高レベルに仕上がってるスパ



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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