戦闘メインのローグライトRPG『Brave and Desire』をプレイ! 試遊に留まらずガッツリ周回したい期待作【東京ゲームダンジョン4】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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戦闘メインのローグライトRPG『Brave and Desire』をプレイ! 試遊に留まらずガッツリ周回したい期待作【東京ゲームダンジョン4】

キモを理解すれば黙々と周回したくなりそうな作品。

連載・特集 プレイレポート
戦闘メインのローグライトRPG『Brave and Desire』をプレイ! 試遊に留まらずガッツリ周回したい期待作【東京ゲームダンジョン4】
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インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン4」が1月20日から21日にかけて開催されました。本記事ではBard氏が手掛ける『Brave and Desire』のプレイレポをお届けしていきます!


ドット絵で構成された本作は「パーティバトル制ローグライトRPG」。ローグライトだけあって、周回を前提にした戦闘主体のRPGです。今回プレイした範疇ではストーリー要素は見当たらず、シンプルに戦闘と戦術を試していく形式となっていました。

試遊版では「戦士」や「剣士」、「魔術師・火」「魔術師・水」など7人のキャラ(ジョブ)から5人パーティを編成していきます。ロックがかかって選択不可のジョブもあったため、正式リリース時には更にバリエーションが豊かになりそうです。ゲームの流れは非常にシンプルで、選択肢によって行き先を決めていき、バトルやイベントをこなしながらダンジョンを進んでいくシステムです。

筆者が遊んだ限りでは、「天国への道 普通の道だ」「地獄への道 危険そうな道だ」という二択など、法則性がありそうなものの、初見では何が待ち構えているか想像できない選択肢が登場しました。試遊では両者を比較しての差異を知るまではできなかったのですが、それでも選択自体はシンプルで、戦闘がメインであるように感じます。

商人からはアイテムや武器などが購入可能ですが、選択肢には「奪い取る」というやや物騒なものも……。今回は選ばなかったのですが、誘惑される選択肢です。また“いったん街に戻って準備を整える”という行動がないため、リスクとリターンが重めにも感じました。

バトルでは位置取りが重要となってきて、「魔法系クラスは後列でないと回復魔法を使用できない」といったように、配置する位置によって使えるスキルが変動していきます。陣形では戦術としての相乗効果を狙えるスキルもあり、たとえば弓使いの固有スキル「援護射撃」では味方の攻撃にかぶせて追撃が発動します。

武器は回数制限付きの「消耗品」として使用可能で、装備していればいつでも使用可能ではあるものの、使い時に悩ませられます。ボス戦に向けて取っておくべきか、道中の難所を崩すために使用するべきか。先の道で確保できない可能性を考えると、容易に使用すると後悔するかもしれません。

ちなみに、シーフの固有スキルは宝箱の発見率を高める「宝探し」です。パーティメンバーの1枠をシーフにあてがうことになりますが、武器使用のサイクルを高めることができるといった効果が期待できるでしょう。

また、レベルアップにおけるステータス成長はランダムであるとのこと。ステータスを伸ばすアイテムもあるので、ある程度は自分の望む方向にキャラを育成できそうですが、運次第なところもある模様。もちろんその逆もしかりで、運が良ければとことん上振れして最強のキャラが作り出せる可能性も秘めています。

本作の試遊版では戦闘を主軸としたシンプルなゲームプレイを楽しめましたが、「道の選択肢」もまた表示がシンプルで、戸惑うこともしばしば。正直に言って、一回の挑戦ではその楽しみを実感しきれません。しかしプレイ中にも「あのスキルはこういうシーンで活かせるのか!」と思いついたりして、プレイが終わった今でも「2周目はどう動けばいいのか」とつい考えてしまっています。

1周のみのプレイで、なおかつゴリ押しが通用する雑魚キャラと戦っている限りでは、いささか単調であり、本作のキモは掴み切れなかったかもしれません。しかし“ローグライトとしての魅力”がゲームプレイの端々で確かに感じられ、戦術の構築を意識し始めたときには、ひたすら黙々と周回を楽しんでしまいそうな魅力も感じました。


ちなみに、本作開発者に「強い影響を与えられたタイトル」を伺ったところ、『ヴィーナス&ブレイブス』の名前が挙げられました。なんと『Brave and Desire』のロゴは『ヴィーナス&ブレイブス』監督である川口忠彦氏に依頼して制作されたとのことで、強い愛を感じます。

陣形効果からくる戦術の組み立てやアイテム使用のタイミングなど、ローグライトならではの戦略的なプレイが楽しめそうな『Brave and Desire』は2024年リリース予定です。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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