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世界を救え!創世神話メトロイドヴァニア『RIN: The Last Child』でファンタジーたっぷりな雰囲気を楽しもう【プレイレポ】

幻想的なマップを縦横無尽に探索していきましょう。

連載・特集 プレイレポート
世界を救え!創世神話メトロイドヴァニア『RIN: The Last Child』でファンタジーたっぷりな雰囲気を楽しもう【プレイレポ】
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今回はSpace Fox Gamesが、2024年1月26日にSteamにてWindows PC向けにリリースした創世神話メトロイドヴァニア『RIN: The Last Child』をご紹介します。なお記事執筆時点においては、Playstation Storeにおけるページの存在も確認できますが、詳細は不明です。

『RIN: The Last Child』とは?

本作はファンタジー世界における乱れた秩序を正すべく、主人公RINを操作していくアクションアドベンチャーゲーム。どこまでも続く探索マップでのメトロイドヴァニアスタイルをベースに、より幻想的なアートスタイルが取り入れられたことで、アクション以上に雰囲気をたっぷり楽しめます。

一方で、アクション操作それ自体の手触りや全体的なレベルデザインのクオリティ等についてはやや後回しになっており、あくまで雰囲気を楽しむことをメインにしたプレイを想定している印象でもありました。早速紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語

本作はキーボード&マウス、およびコントローラーに対応しています。どちらで遊んでも操作感に大きなギャップを感じることはなかったので、各人お好みで選ばれると良いでしょう。

個人的にはアクションゲームはコントローラーで遊びたい派なので、今回はXbox Oneコントローラーを無線接続にて使用しています。

ただしゲーム中、メニュー画面から戻った直後はスティック入力が反応せず、再度入力する必要があるのがやや面倒。その点においてはキーボード操作に小さく軍配が上がります。

その他設定項目については、グラフィックおよびサウンドともにオーソドックスな項目が並びます。言語については日本語にばっちり対応しており、プレイ自体に支障はありません。

しかしストーリーを楽しもうとすると、元々の英語がファンタジー路線の言い回しであるため、翻訳もややとっつきにくい感じは否めません。個人的にはここも雰囲気として割り切ると、結構すんなり受け入れることができましたね。

ちなみにフォントも本来はゲーム用に雰囲気抜群のアルファベットがデザインされていますが、日本語含む数種類の言語は一般的なフォントが使用されている様子。

本編開始

さあ始まりました『RIN: The Last Child』。3つの難易度から今回は真ん中の「普通」を選択してプレイします。

星々が瞬く夜空を貫く一筋の彗星……

……が墜落して光の中から現れたるは我らが主人公RINちゃんです。

うわあああRINちゃんだあああああああ(錯乱)

長い髪を風に流して佇む後ろ姿のなんと凛々しいことでしょう。

語りや登場キャラクターの台詞表現がファンタジー路線快速急行という感じなのでわかりにくいかもしれません。つまるところ世界の危機に際してこの地に遣わされたRINちゃんが、あちこちにちらばる魔法のかけらを集めて呪文を習得しながら、事態の解決を目指していくわけです。

チュートリアルも兼ねた序盤のステージです。メトロイドヴァニアスタイルが基本のベルトスクロールですが、マップは上下左右にどこまでも続いていきます。

起伏に富んだデザインのマップはアクション要素満点。お邪魔なポジションに敵や罠も置かれているため、慣れないうちはサクサク進もうとしたらしばかれて、美味しく頂かれることがあるかもしれません。

そんな時は呪文の出番。あちこちで手に入れた魔法の欠片こと「様相」は、新しい呪文を習得する際に要求される素材でもあります。

呪文それ自体のアンロックは、様相を見つけるのと同様、マップ内の何処かに配置されているオブジェクトに触れていく必要がありますね。

一番最初に入手する呪文は「ファントムブレード」。近接範囲のブレードによる連撃が特徴で、ボタンを連打すればコンボが繋がります。敵との距離感に気をつけつつタイミング攻撃を当てていけば、ダメージを受けること無く戦えるでしょう。

ただしその際、画面中央下、青色のゲージを少しずつ消費していくため、乱発するとあっという間に魔力切れを起こしてしまいます。

敵を倒せばドロップから通貨や体力・魔力回復といったアイテムも手に入りますが、そもそも魔力切れで攻撃手段を失ったら詰みではないか……と思われるかもしれません。その点については心配無用で、「瞑想」という、その場にとどまって一定時間チャージすることによる魔力回復手段も用意されています。

ボス戦以外、探索中めったに魔力切れを起こすことはありませんが、個人的には、常に残量を気にしながら攻撃する必要があるのは、せっかくのゲームテンポの勢いをやや削いでしまっているようで、もったいなく感じます。

これを例えば、魔法ミサイルなど遠距離攻撃をゲージ制にして、近接攻撃などよく使うものについては無制限で使用可能にした方が、爽快感をより引き出せるのではないかなとも思ったり。もちろん、ゲームが進めば呪文を強化できるようになるので、そこまで気にならなくはなりますが……!

本作は呪文以外にも様々なサポートスキルがRINちゃんの探索を手助けしてくれます。例えば上昇気流に乗って移動したり、空中ダッシュを可能にしたり……。これらは序盤で手に入るものですが、探索範囲を更にグッと広げてくれるため非常にありがたい存在でした。

さて、その探索自体についてですが、広さも申し分ないし、ワープ機能も用意されてますし、ファンタジー世界をたっぷりと表現した雰囲気が最高ではあるものの……アクション操作との噛み合わせが、やや上手く行っていない印象でした。

届きそうで届かない、行けるかと思ったら進めない、動く足場の端っこの判定が曖昧でRINちゃんがすり抜けて落下、一部トラップオブジェクトが背景と判別が難しいなどなど……。

「今の能力では制限された場所」があるため、一応正規ルートに誘導されているので迷子にはなりにくいデザインとなっています。とはいえ個人的にはそういった制限箇所については、できたら一度発見後には地図上に表示できたら良かったなとも感じます。

現時点では地図のUIが簡素なので手探りで探索が楽しめるという点では好感触なのですが、やはり個人的には、地図にカスタムマーカーを置けるようにするなど、迷子防止機能があればさらに嬉しいと思いました。

とはいえ、大抵はよく気をつけて慎重に進めれば乗り越えられるので、足場から足場へ軽やかに……というよりは、しっかり一歩ずつ進むプレイのほうがオススメです。


繰り返しになりますが、ところどころ「もう少しこうだったら嬉しいな」という部分はあるものの、全体的にはまとまっており、幻想的なマップを探索する楽しみというコアはしっかりしていました。今後のアップデートにも期待しつつ、もう少し奥の方までマップを潜って楽しんでまいりましょう。

  • タイトル:『RIN: The Last Child』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年1月26日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:2,400円(2024年2月2日まで1,840円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと

ファンタジー要素もりもりの探索型メトロイドヴァニアもなかなか良いスパね!

《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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