前回に続いて、Larian Studiosが開発を手掛け、スパイク・チュンソフトから発売された『バルダーズ・ゲート3』の日本語PS5版で、オンラインマルチプレイの様子をお届けします!
前編では、メインキャラクターであるシャドウハートを見殺しにして、どっこい生きてたシャドウハートにバチギレされ、イベントと関係なく集落を滅ぼす無法者プレイを楽しんだ結果、パラディンにあるまじき行為をした罪により、謎の騎士に「今晩説教しに行くから覚悟しとけよ(意訳)」と予告説教をされていました。吉田のおっさんは説教されて凹んでしまうのだろうか……!
今回も、吉田輝和、フェイさん、YOSさん、あかおにさんの四人パーティでお送りします!
◆誓い破りし騎士になっちゃった!
前回で「怒る予告」をされた日の夜……野営地には謎の騎士が居た。
説教を覚悟しておそるおそる彼に話しかけてみると、誓いを取り戻すのか、それとも誓い破りし者として生きていくのかを提案してきた。あれ、説教の雰囲気じゃなさそうだな!
彼の名前は「誓い破りし騎士」。そう、彼も誓い破りし者だったのだ。仲間じゃ~ん!
そもそも誓い破りし騎士になっても、デメリットしかないわけじゃないようだ。特定の効果を受けられなくなるけど、専用の呪文が習得できるなどのメリットもある。キャラクタービルドの方向性の違いみたいなもんか。じゃあ、誓い破りのままいこっかな!
説教問題は解決したので、戦利品という名の盗品を売りさばきたいんだけど、商人まで皆殺しにしたためにアイテムの売買が出来なくなってしまった。
仕方ないので別の集落へと移動しよう。そのお金で新しい装備を買おっと!あ、盗品が重すぎて移動速度が遅くなっちゃってるな。
マルチプレイでは、他のプレイヤーのアイテムを了承無しに持っていける。また、自分のアイテムを他のプレイヤーに勝手に渡せるぞ。
つまり自分のアイテムを他のプレイヤーに渡して、無断で荷運び係に出来ちゃうのだ。このシステムを理解してから、みんな他のパーティメンバーに邪魔な荷物を押し付けあっていた。あくまでこっそりと……。
◆こんな展開もあるんだ。クリア済みでも新しい発見が
かっぱらった盗品を売りさばくために別の集落へ向かいたいんだけど、敵の砦が道を塞いでいて通れない。滅亡させた集落での戦いも、ヒットアンドアウェイを駆使しての辛勝だったし、装備を強化する前にあまり戦いたくないのがパーティの総意だ。
実は、他のメンバーたちが会話イベントやビルドの見直しをしているとき、僕は独断専行をして抜け道を見つけていたのだ。
落下ダメージは少し受けるけど、砦をぐるっと回り込めるので、これで戦いを回避できるぞ!
その先には罠もいっぱい設置されているけど、バトルよりは安全だ。自由度の高いゲームでは、こういう抜け道みたいなズル技を使えるから面白いよね。
そしてたどり着いたゴブリンの集落は、城下町規模の賑わいだった。ミニマップには無数のNPCが表示されており、ここで戦いを起こしても勝ち目はないだろう。悪事はほどほどにしておかねば。
城の中で、突然おっさんがおっさんを殴るSMイベントが発生したけど、逆上せずにすべてを従順に受け入れていた。もっと強く殴ってほしかった!(吉田のおっさん談)
その後は、ソロプレイのときと同じように、ゴブリンたちを煽って最初に立ち寄った集落を襲わせる。いやまあ、あの集落は僕らが既に滅ぼしているんだけどね。
ソロプレイと同じ展開もあれば、こんな展開もあったの!?と驚くこともある。
とある村のとある小屋では、扉を調べると◯◯◯シーンを目撃してしまうイベントが発生するんだけど、このマルチプレイでは、なぜか会話イベントが発生せずにすぐにバトルが始まった。
扉を調べる前に「壁の隙間からやってる最中のシーンが見れないかな~」と覗き穴を探し回っていたのが原因かもしれないなあ。
そりゃ怒るわ。
◆パーティでの立ち位置を見つけ出せ!
このエリアのイベントは大体終わったので、次のエリアに行ってみよう。行き方は数パターンあるんだけど、今回は山道を通ってみようか。
ただ、この道には強敵が待ち構えていて、バトルになれば確実にやられてしまうだろう。ドラゴンまでいるじゃん!無理無理!
会話のダイスロール次第ではバトルせずに通れるかもしれないが、結局ダイスロールも失敗し、バトルが始まった。
案の定、ボッコボコにやられてしまったので、直前のセーブデータをロードしてやり直そう。しかし、このままではまたやられるだけでは……と思われたけど、そこは吉田のおっさんにお任せだ。
こんなこともあろうかと、また抜け道を見つけておいたんだぜ!
崖を下って橋に向かってジャンプすると、バトル開始の判定エリア外に着地できちゃうのだ。またしても無血で先へ進められたぜ。
といっても、いつまでもバトルを避けていてはいられない。先のエリアなだけあって、ザコ敵もかなり強くなってきた。ひとつひとつのバトルがボス戦並みの緊張感だ。しかし、僕らだって激闘を乗り越えるたびにレベルアップしてきているのだ。
バードのYOSさんは、演奏によるバフに加えて、炎のブレスで範囲攻撃も可能だ。頼もしいぜ!
クレリックのあかおにさんは、バトルでみんなを回復する以外に、敵を引き付ける囮役の火の球体を召喚もしてくれる。
モンクのフェイさんは、連続攻撃による高い殲滅力を持っている上に、相手をもうろう状態にする技でハメ倒せるぞ。
パラディンの吉田のおっさんは……高い攻撃力を持っているのにミスを連発するし、パーティの壁役のくせにすぐ死ぬし、睡眠薬を投げようとして自分で飲んでしまうなど、バトルではいいとこなしだ。
いや、僕にだって何かひとつくらい良いところがあるはず……。そうだ!
殲滅力のフェイ!回復のあかおに!支援のYOS!そして……抜け道の吉田のおっさん!
オンラインマルチはこの時点で15時間ほどプレイしていました。ソロプレイ時に比べると歩みは遅いものの着実に進んでいます!
前述の通り、パーティメンバーがそれぞれの立ち位置を発揮している中で、吉田のおっさんはいまいちパッとしませんが、クリア済みの経験を活かして、抜け道で貢献している……はずです!
とはいえ、本作は選択や行動次第で発生するイベントが変化していくので、経験が通用しないことも結構あるんですけどね。
ソロプレイだと無法者プレイしているつもりでも「ここでこの選択をすると、仲間やアイテムがもらえなくなるかも……」と思って無難な選択をしちゃいがちですが、マルチプレイでは会話の投票(提案)システムもあるので、悪ノリでどんどん変な選択しちゃえるのが楽しいですね!
絵日記でお届けするのは今回が最後となりますが、マルチプレイ自体はまだまだ続けていくと思います。その様子は、フェイさんやYOSさんの配信でお楽しみください!