◆澤田 真一:『Landlord's Super』
80年代、マーガレット・サッチャー首相の経済政策の煽りを受けてイギリスは大失業時代に突入。その中で日雇いの仕事をしながら少しずつ家を建てることが目的のワーキングプアシミュレーター。
ゲーム開始前、プレイヤーは父親の入国書類に何と書いてあるかを選択できる。選択肢は「ウィンドラッシュ」と「難民」のふたつ。ウィンドラッシュは40年代から70年代にかけて国策により英領カリブ海地域からやって来た移民を指す。
80年代当時の日本の漫画「キャッツアイ」や「シティーハンター」を読んだ後にこのゲームをプレイしてみよう! 同時期の日英の雰囲気の落差に愕然とするはずだ!
◆いわし:『バルダーズ・ゲート3』
早期アクセス開始時に購入して積んでしまっていましたが、正式リリースを迎えたことを切っ掛けにプレイしました。
改めて語るまでもない程に既に話題となった本作ですが、豊富な選択肢による自キャラクターのロールプレイや自由でやりがいのある戦闘など本当に名作RPGというよりほかない出来栄えです。PC版の日本語対応が発表された際に一旦プレイを止めましたが、ほどほどに遊んでいたつもりでもその時点で60時間以上が経過していました。
◆kanikan:『スーパーマリオRPG』
信仰上の理由でもっぱらPC派な自分ですが、これだけは前々から買おうと思っていた作品がこちら。
「やはりリメイクは駄目だ、必要なのは新作よ。新作でないと心躍らぬ!」なんて言っていた自分を猛烈に恥じるぐらい感動させてくれました。イベントにミニゲームにその他諸々、何から何まで完璧なリメイクで思わず小学生の頃の記憶を思い出すほど。
あとBGMもスイッチの性能を活かしたリッチなものになっていてそこにも大感激。「ワイン川を行こう」とか「そしてわたしの名はブッキー」とかとにかく名曲揃いです。とにかく自分の世代には直撃な1作です。
◆タンクトップおじさん:『Vampire Survivors』
公私ともに毎日毎日意味の分からないイベントがおき、コツコツ経験値とお金を貯めたと思ったら思わぬアクシデントでひっくり返り、つくづく人生ってクソゲーだよな。世に言うクソゲーなんてかわいいもんだよなと思って夜な夜な枕を濡らす1年でした。
子どもも小さいし、家も理由あって犬小屋みたいな狭さだし、とても落ち着いてゲームする環境にもなく、涙が涸れた後に、ウルトラライトダウンみたいなペラッペラの布団の上でプレイする『Vampire Survivors』だけが心のよりどころでした。辛い時に心を支えてくれるのは『Vampire Survivors』だけ。ただただ30分生き延びることだけを考えるだけ。うまくいってもいかなくても明日も頑張ろうという気力がいつの間にか湧いてくる素晴らしいゲームです(理由はわからない)。とにかく夜辛い人にオススメの作品です。
◆文章書く彦:『サイバーパンク2077:仮初めの自由』
数年にわたり発売を楽しみにし、TGSではあのバイクにまたがり、事前プレイを遊んでいる仕事の最中に父が急逝したことなども含め、『サイバーパンク2077』は自分の人生の中でもあらゆる意味で忘れがたい作品となっていました。今回のDLCでも友人の楽曲が採用されるなど、あらゆる意味で他人事とは思えない大切な作品です。ストーリーも演出も素晴らしかったし、なにより、継続的なアップデートによっていきいきとした姿になったナイトシティが嬉しいです。これからも折りに触れて遊ぶんだろうと思います。遊ぶたびに自分の人生が眼前に蘇ってくるような、ぼくにとってはすごく特別なゲームです。
◆焦生肉:『OTXO』
ハードボイルドな見下ろしローグライクシューティング。プレイレポ執筆をきっかけに出会った本作でしたが、そのシックな雰囲気か難度高めのスタイリッシュなゲーム性か、本作の何かが筆者の琴線に触れ未だにふとした瞬間起動している一作です。
一度の周回を終える度、追加能力の知識、スローモーションの使用テク、窮地での冷静な対処といった具合に、ゲーム攻略における心技体全てにおいての成長を如実に感じられ、現在はその総力を持って最難関実績獲得に挑戦しています。
◆臥待 弦:『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』
シリーズファンにとっては10年ぶりの最新作。ですが自分は、PS2版で一気に上がったスピードについて行けずに休止したため、実に23年ぶりの本格復帰でした。そんな古参兵にも『AC6』は優しく、まずは大型ヘリで丁寧にめった打ち。その後も難所で幾度も立ち往生しましたが、トライ&エラーで乗り越えられる絶妙なバランスに踊らされ、最後までたっぷり楽しませてもらいました。完全ソロプレイでも、この世界観とバトルの手応えに大満足です。
◆三ツ矢:『ウィッチパズリズム』
キュートな魔女たちがバトルを繰り広げる脱衣パズル×リズムゲーム。リズムに合わせてブロックを降ろしていくかなりシンプルな操作ですが、各ステージの特殊ブロックやギミックにより、見た目以上に手強いリズムゲームを楽しめます。ステージごとに制作された魅力的なBGMやクオリティの高いドット絵はもちろんのこと、透明なお邪魔ブロックで服が透けていくという脱衣要素を上手く取り入れた作りこみも素敵です。