さまざまな野生生物が暮らす森で種の繁栄を目指す蟻シム『Empire of the Ants』他種族と同盟を組み、家を再建し、領土を拡大【今週のインディー3選】

Game*Spark編集部がオススメする10月第2週の特選インディー3選をお届け！

今週は、小さくも壮大な世界を描く蟻シミュレーション『Empire of the Ants』、ニート少女が有望な将来を目指す美麗ドット絵アドベンチャー『Unavailed』、叫んでしまったらやり直しのマイク必須ホラー『DON'T SCREAM』の3本です。

Empire of the Ants

本作は、フランスに拠点を置くインディーデベロッパーTower Fiveが開発中のRTS・蟻シミュレーションゲームです。ベルナール・ウェルベルのベストセラー小説「蟻（Empire of the Ants）」をベースとしており、小さくも壮大な世界で没入感の高い冒険が楽しめます。

プレイヤーは蟻の救世主となって蟻たちを率い、家を再建し、土地を守り、繁栄し、新たな領土を征服していきます。今回新たに公開された映像では、過酷な昆虫たちの世界が描かれており、カナブンやカマキリのような敵との集団戦闘の様子も映し出されています。また、戦闘および探索で役立つスキルも実装されるようで、戦略やゲーム性に深みを増していそうです。

Unreal Engine 5を使用したフォトリアルなグラフィックも本作の特徴のひとつ。移り行く季節と昼・夕方・夜・夜明けの時の流れを繊細に再現しており、美しくも過酷な森の世界での出会いや交流を体験できます。野生生物同士の同盟も欠かせないという本作では、戦闘以外にも探索と他種族間の交流も重要な要素になるかもしれません。

詳しいゲーム内容は現時点では明らかになっていませんが、ストアページによるとシングルプレイヤーおよびオンラインPvPに対応。日本語にも対応し、2024年内リリース予定です。

Unavailed

インディーデベロッパーCoffeeSnailは、新作アドベンチャーゲーム『Unavailed』をSteamにて配信しました。

本作は、職を持っていない主人公であるミアを有望な未来に歩ませることを目指すアドベンチャーゲームです。毎日増えていくやることリストを「空腹」「エネルギー」「時間」という限られたリソースを消費しながらこなしていき、特定の日までにミアのムード、やる気、寂しさののメーターを溜めるとゲームが進行します。

ほかにも、ミアの清潔度や部屋の綺麗さ、全体的なストレスという3つのメーターも用意されており、ペナルティを受けないようこれらを気にしなければなりません。 ストアページの注意書きによると、ゲームにはうつ病や自殺などの描写も含まれているとし、ストーリーを進めながらミアが苦境に立たされるに至った経緯を明らかにしていくようです。

やるべきことをこなしている最中は、ネガティブな感情を表現した“泡”がミアに無数に襲いかかります。プレイヤーはすばやくエイムを合わせて泡をクリックし、破裂させていかなければなりません。先日のアップデートでは、物語だけを楽しみたいプレイヤー向けに泡ミニゲームを無効にするオプションも追加されています。

DON'T SCREAM

インディーデベロッパーのJoure&Joeは、新作ホラーゲーム『DON'T SCREAM』のSteamストアページを公開しました。

本作は、90年代のモキュメンタリー作品からインスピレーションを受けたというホラーゲーム。このゲームの主なルールはたったひとつだけで、プレイヤーが恐怖体験中に「叫び声を上げたらゲームをやり直す」というもの。そのため、マイクをONにしたプレイが必須となります。マイク感度を高くしすぎればちょっとした声などでもゲームオーバーとして反応するようになりますし、逆に感度を低くすれば本当に叫んだときしか反応しなくなるようです。

ゲームはUnreal Engine 5で制作された森の中を散策する内容。プレイヤーが18分間の恐怖を我慢できればクリアーなのですが“プレイヤーが移動中のみ時間が経過する”というシステムになっており、プレイごとに異なる体験が待ち受けているため、どこで何が起きるのかがわからないようです。