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恋愛ARPG『Eternights』終わりかけの世界で…まだ見ぬ愛と豪華キャスト迫真の演技を味わう【プレイレポ】

愛が人を強くするのは現実でも同じ?

連載・特集 プレイレポート
恋愛ARPG『Eternights』終わりかけの世界で…まだ見ぬ愛と豪華キャスト迫真の演技を味わう【プレイレポ】
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アニメを観るにあたって一番の楽しみ方は「クレジットを見る前に自分が知っている出演者の声を聞き分けて探すこと」だと筆者は考えていますが、それはゲームにも言えること。誰もが知る有名な声優さんが大々的に起用されていると聞けば、ついにインディーもここまで来たかという思いでいっぱいです。

というわけで今回は、2023年9月12日に配信された恋愛アクションRPG『Eternights』の気になる内容を紹介します。

Eternights』とは!?

本作は、Studio Saiが開発した恋愛アクションRPG。突如として平和な日常が崩壊し、怪物が蠢く異界と化した街の中で、生き延びた個性的な少年少女たちが世界の終末を阻止すべく戦います。

また、本作は豪華声優陣による日本語音声を含む複数言語に対応しており、フルサポートのコントローラー操作も可能です。

本作の主要な登場人物をワンポイントで紹介!

◆チャニ

あれこれと主人公の世話を焼く献身的なマブダチ。怪物と戦う主人公を特別な存在として一時は嫉妬するも、それを素直に謝罪したり、主人公が死にかけた際にアダルトビデオの処分代行を約束したりと、裏表のない純粋で頼れる親友です。

◆ユナ

視聴者数およそ5億人と謳われる美少女ポップスター。歌って踊れる天性のマルチタレントとして活躍する一方、身の回りで起きる困難や自分の弱さをひとりで抱え込み、人知れず苦悩する生真面目でストイックな女の子です。戦闘では、回復と炎攻撃を担当します。

◆リナ

避難先のシェルターでユナと同室だった女の子。芸能人であるユナに面と向かってドきつい正論を浴びせるなど、歯に衣着せぬ強気な言動で場を盛り上げてくれます。ホラー映画では真っ先に死ぬタイプの人物ですが、はたして……。

突然終わった世界の中心で愛をさけびたい

まずゲームを開始するにあたって、用意された3つの中から難易度を選択します。今回は標準的なノーマルモードを選びましたが、アクションが得意という場合には、より難しいと思われるエキスパートでも問題ないでしょう。

そして本作は複数言語対応、かつ日本語・英語・韓国語は音声も吹き替え。インディー作品ながらローカライズは大手デベロッパーに匹敵する力の入れようで、特に日本のタイトルへの並々ならぬリスペクトを全編にわたって感じ取れます。

その後、オープニングのカットシーンで何者かが暗躍する意味深な場面が流れ、そんなことを知る由もない主人公と幼なじみの親友・チャニは、流行りのデートアプリで良からぬことを企んだり、再生数5億の国民的ポップスター・ユナに想いをはせたりと変わらない日常を楽しんでいました。

全ての選択肢が対応しているわけではなく、加算された場合は別途に表示される。

この段階から、キャラクター同士の掛け合いにおける主人公の返答、または行動として複数の選択肢が表示されることがあります。一見、突拍子もない選択肢もあるものの、それらは勇気や包容力といった種類ごとにソーシャル能力として加算され、共に戦う仲間たちと絆を深めるために必要とのこと。

相手によっては好感度らしきハートが増えることもあり、アクションと並んで本作のメイン要素とされる恋愛にも関係しているらしいので、割と悩みどころ。それ以上に、有名声優の演技が個性を演出しているキャラクターに引き込まれ、直感で答えを選ぶのもまさに恋愛シミュレーションのようで面白いです。

会話パートの合間は、自分の部屋を自由に動き回って細かく作り込まれた小物を観察。あらかた調べ終えてベッドで休むと、チャニのお節介の甲斐もあって、なんと挨拶代わりにエロ画像の提供を申し出る謎のお姉さんとデートの約束を取り付けました。

顔の上半分が見切れたアイコン画像からして業者の可能性が大ですが、デートはデート。そんな出会い欲マックスの主人公による恋愛アクションというのもあまり前例がないので、個人的にも前のめり気味でどんどんストーリーを進めていきます。

タイトルにもある「エターナイツ」とは、この怪しい薬のことらしい。

キャラクターの表情が語るリアリティ

明日は知らないお姉さんとヨットでデートという幸運に浮かれた結果、夢の中で腕を斬られたり、戦闘チュートリアルを強いられる悪夢にうなされる主人公。現時点では夢オチの設定で済んでいますが、本作のアクションは敵の攻撃のタイミングに合わせて回避するのが基本の戦術なので、そうした操作が苦手なプレイヤーには辛い展開となり、そうでなくとも強引に突破しようとすれば返り討ちになる可能性も高いです。

ただ、回避の判定自体はそこまで厳しいわけでもなく、とにかく攻撃を連打してコンボ完遂のストライク攻撃で敵に大ダメージを与えると同時に、さらに強力な属性攻撃などを繰り出すためのゲージを溜めて戦い方を発展させていくような形になります。

ゲームの進行によって要素が解放され、新しい仲間の加入、ダンジョンの攻略や仲間との交流で得られるエッセンスを使うことで能力の獲得・強化などが可能。ちなみに、基本的には主人公ひとりが戦闘を行い、他の仲間は技の発動時以外は介入しません。

そうして戦闘の基本操作を学んで無事に目覚めた主人公でしたが、デートのために向かった街では巨大な壁が出現し、人々が怪物に変態して襲いかかるという恐るべき事態に遭遇。なんとかシェルターで合流した主人公とチャニは、エッチな雑誌とポップコーンで辛うじて正気を保つも、一向に救助隊が来る気配はなく、ついに外へ出るという決断に至りました。

その道中、恋愛物としてベタすぎる曲がり角ごっつん展開により、偶然にも同じシェルターにいたユナリナの二人組と遭遇。チャニがユナの大ファン、そしてリナが露骨に辛辣な物言いを繰り返すのもあって、さあ面白いとばかりに物語が一気に進展します。

ところが、当初の予想通りにリナが警官型の怪物に惨殺され、それを目の当たりにして呆然とする主人公たちの反応が自然体すぎてリアリティすら感じる瞬間でした。

このあたりの演出を含め、本作はキャラクターの表情や感情表現がかなり繊細で、それが実力派声優の演技力でさらに完成度が極められているのが特徴にして魅力となっています。この部分は特に注目すべきポイントです。

限られた時間の中で世界も仲間も救え

しばらく忙しい展開が続き、ようやく次の仲間と思われる新しい女子が現れますが、どうやら彼女は敵のようで主人公の右腕を容赦なく切断。しかし、それによって忘れかけていたお姉さんと三途の川らしき場所でヨットデートを果たし、傍若無人な彼女から世界を救うための力を授けられます。

失われた右腕の代わりとなる光る腕、そこから生じさせる剣で怪物たちを撃退。シェルターを兼ねた駅の最奥で発見した列車に乗り込み、それを拠点として主人公たちは世界を救うために、限られた時間の中で努力しなければなりません。

本作には時間の概念があり、仲間との交流や壁(ダンジョン)への挑戦など、何かしら行動を選択することで消費されていきます。1日の時間は昼と夜に分けられ、行動できるのは合わせて2回まで。メインストーリーである壁に行けるのは昼だけだったりと、時間帯によって選べる行動も変化し、場合によっては指定の日数以内にストーリーを進める必要があり、制限時間の有無にも気を付けましょう。

いきなり壁に突入してストーリーを進めることもできますが、壁を攻略中にゲームオーバーになっても日数が経過することはないので、ギリギリまで他の用事をこなして主人公や仲間の強化を行うのが理想的です。

仲間との交流は、主に拠点である列車内にいるときに選択できます。エッセンスや能力強化に関わるミニゲームなどの軽いものから、キャラクターごとの背景を掘り下げる会話、さらには“物探し”を頼まれることも。

そうしてキャラクターとの交流を深めることでランクが上がり、新しい能力が解放されるのはもちろん、恋愛関係が進展して特別なカットシーンにも繋がります。

たた、こうした部分も含めて本作における時間は有限であり、ある程度の優先順位を立てて計画的に進めていくべきでしょう。戦闘で負けてもこれといったペナルティはないので、バトル自体はプレイヤーのスキル次第で強引な攻略も可能ですが、しっかりと仲間と会話を交わして万全の準備を整えた方が難易度的にも楽です。

いろんなスキルを覚えて立ち回りの幅を広げた方が面白いですし、何より中の声優さんを含むキャラクターが本作を象徴する要素でもあるので、たとえ恋愛を抜きにしても彼ら彼女らとの頻繁な交流をオススメします。

スパくんのひとこと

みんな、悲しみを背負って生きているのが泣けるスパね。それでも、チャニの声を聞くだけで某アニメのキャラクターを想起して笑ってしまう自分が許せないスパ!

タイトル:Eternights
メーカー:Studio Sai
対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4
筆者がプレイした機種:PS5
発売日:2023年9月12日
記事執筆時の著者プレイ時間:7時間
価格:4,180円


《りおちゃんこ鍋》

ニート10年ゲーム20年の大元帥 りおちゃんこ鍋

一般曹候補として徴兵されて1か月で脱柵後、ラノベ作家を目指すという名目でママの年金を喰い潰し、1秒も働かずに35万のPCを購入。若干8才で『パーフェクトダーク』をクリアし、『コール オブ デューティー モダン・ウォーフェア2』『レインボーシックス シージ』『Apex Legends』など、戦場を渡り歩く根っからのFPS畑。強さだけが全てという当時の業界に感化され、クソゲーとヌルゲーマーを許さない。現在は、エロゲソムリエを自称し、単身DLsiteにて潜入捜査中。好きなバイオは「アウトブレイク」、嫌いなエロゲは「紙芝居」。

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