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『DaD』ライクな宇宙FPS『Starsiege: Deadzone』で崩壊する宇宙ステーションから脱出せよ!フレンドと楽しめるドキドキシューター【プレイレポ】

崩壊寸前の宇宙ステーションでアイテムを探索し、脱出を目指す『DaD』ライクな本作。フレンドとプレイすると楽しさ倍増です。

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『DaD』ライクな宇宙FPS『Starsiege: Deadzone』で崩壊する宇宙ステーションから脱出せよ!フレンドと楽しめるドキドキシューター【プレイレポ】
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崩壊する宇宙ステーション、ランダムに出現する脱出ポッド、暗闇に光る謎のロボット、死んだらアイテムはロスト。このどれかにピンと来たなら、本稿でご紹介する『Starsiege: Deadzone』は一見の価値があるかもしれません。

『Starsiege: Deadzone』は、崩壊に向かう宇宙ステーションを舞台に、最大3人の分隊を組んで装備を整えながらランダムに出現する脱出ポッドを目指して戦いに身を投じるPvPvE FPSです。7月19日よりSteam/Epic Gameストアにてアーリーアクセス版が配信中ほか、PlayStation/Xboxプラットフォーム向けに家庭用ゲーム機版も開発が進められています。

開発を手掛けるのは『Smite』や『Rogue Company』で知られる「Hi-Rez Studios」の傘下として2019年に設立し、2020年に独立したゲームスタジオ「Prophecy Games」。同スタジオの初作品となる本作はどのような手触りなのか、序盤数時間のプレイを通じてお伝えします。

◆システムはほとんど『Dark and Darker』

本作の基本的なゲームプレイは前述の通りFPS。宇宙ステーションを舞台としているため(またはキャラクターの背部にあるジェットパックによるものか)ジャンプした際の浮遊感があり、キャラクターの操作感覚はやや遅め。キビキビ動くというよりは、ふわふわ動く印象を受けます。複雑なキャラクターコントロールは不要で、立ち・しゃがみ・ダッシュ程度に留まっています。

なお、キャラクターはシールドと体力の2つのバーで構成されており、それぞれに対応した回復アイテムも存在します。

回復に要する時間はかなり長め。

武器スロットは実銃風の「キネティック武器」、エネルギーを使う「エネルギー武器」、近接武器の3つ。ショットガンやアラルトライフル、DMRやスナイパーライフルのようなスタンダードな武器だけでなく、ミニガンやグレネードランチャーのような武器も登場。グレネードやスモークグレネード、照明弾のような投擲物も用意されています。

初期装備として持っているハンドガンを除いて、基本的にプレイヤーは投擲物を含む武器類、回復アイテム類は、宇宙ステーションで探す必要があるのです。

そして、脱出ポッドにたどり着くことなく倒れてしまったら、その回で集めたアイテム類は原則全て失ってしまいます。これは『Dark and Darker』のゲームサイクルに極めて近いものであり、『Dark and Darker』をプレイ済みの方は、本作のシステムをすんなり受け入れることができるでしょう。

◆宇宙ステーションには危険がいっぱい

宇宙ステーション(以下フィールドと表記する)は、大きさの異なる複数の部屋によって構成されています。部屋同士を移動する際には、ドア横の装置にインタラクトする必要があり、ドアを開けるのにかかる時間はやや長め。インタラクト中は無防備になります。

場所にもよりますが、全体的なマップデザインは暗め。そのためプレイヤーはフラッシュライトをオンオフすることが可能です。オンにすれば当然視認性は向上しますが、その分敵プレイヤーに見られるリスクも高まります。

また、フィールドにある照明は銃などで破壊することができるため、暗闇の中でハイドし、逃走や奇襲をするといった戦略も可能です。ただ、照明をむやみに壊すと完全な闇につつまれ、逆に不利な状況になることもあります。

それぞれの部屋には物資を入手できるクレートや、(場合によっては)敵キャラクター、敵プレイヤーがいます。敵キャラクターはロボットや変異した人間のようなものなどであり、HPは少なく、倒すこともさほど難しくありません。敵キャラクターはこちらを見つければ一目散に攻撃してくるのでスルーは現実的ではなさそう。敵キャラクターを倒すことで物資がドロップする場合もあるので、積極的に倒すのが吉。

そして最も厄介なのは、敵プレイヤーです。前述の通り暗く、ドアによって区切られていることが多いマップデザインの性質上、敵プレイヤーとの遭遇は不意に訪れます。その際に戦うのか、退避するのか、逃げるならどこへ逃げるのか、などの判断が求められます。

局所的に構造が同一の部屋もありますが、全体のマップは自動生成されており、プレイするたびに新たな感覚を味わうことができます。

◆脱出はわりと簡単

宇宙ステーションは時間経過によって徐々に範囲が狭められ、最終的にはマップに(恐らく)ランダムに出現する脱出ポッドを起動し、乗り込むことができれば晴れて脱出成功。アイテムを持ち帰ることが可能です。なお、脱出ポッドはひとりひとつ。スクワッドでは最大3人の分隊となるため、もし目の前にポッドが1つもしくは2つしかない場合は、苦渋の決断が迫られることもあるでしょう。

筆者がプレイした限りでは、宇宙ステーションの活動可能範囲が局限まで狭くなるとマップにかなり多くの脱出ポッドが出現します。しらけた話をすると、ネズミのように逃げ回る「ラッティング」をすることが、安全に脱出する手っ取り早い方法です(そのゲームプレイを面白いと思うかどうかにかかっている)。

◆クラフトや購入で装備を強化

フィールドでは武器や回復アイテムだけでなく、クラフトに必要な素材や、売却専用アイテムを入手することができます。帰還後はクラフトに必要な素材を集めて武器や装備をクラフトしたり、集めた装備を保管庫に移したりします。

また、本作にはプレイヤーのステータスを上昇させるアーマーもあります。アーマーはクラフト時にランダムで「メディック」や「リコン」「ハッカー」などのマスタリーが付与され、「回復アイテムの使用が早くなる」や「敵キャラクターがミニマップに表示される」といった効果があります。

マスタリーはランダムで付与されるため、特定のマスタリーを上げたければ、アーマーの厳選が必要です。

このアーマーはフィールドで倒されてもロストすることがなく、いわば永続的にプレイヤーを強化してくれるもの。そのほか、帰還やゲームプレイで得られる経験値でプレイヤーレベルが上昇することで、アビリティやパークが開放されます。こちらもキャラクターの能力を底上げしてくれるもの。

本作のような「倒れたらロスト系タイトル」初心者の方でも、比較的遊びやすいと言えるでしょう。

◆やっぱりこのゲームサイクルは面白い

ここまで述べてきた通り、基本的なゲームサイクルは拠点で装備をととのえアイテムを整理し、宇宙ステーションに繰り出してアイテムを漁りつつ脱出を目指し、また拠点に戻ってくるというもの。

やはり本作の魅力は、レアアイテムを求めて探検する楽しさと、敵プレイヤーと遭遇するドキドキ感。クラフトアイテムにはなかなか入手できないレアなものもあります。それを入手したときの「絶対帰還するぞ」という目標と、レアアイテムが入手できなかった場合「敵プレイヤーをぶっ倒して強奪してやる」という目標、宇宙ステーションには違った目的を持ったプレイヤーが混在しているのです。

目標によって立ち回りを考え、ラッティングするもよし、逃げ回る敵からアイテム強奪のため無敵のムーブをするもよし、その状況にあった動きを選択することが攻略のカギとなります。

もちろん野良でのプレイでも楽しめますが、ムーブなどを考えるとフレンドとの連携したプレイが醍醐味なゲームともいえます。もし脱出ポッドがひとつしかなくても「俺アイテムスカスカだからお前先脱出しろ!」と胸熱展開もあれば、敵に囲まれて動けないときに「ライトを消して超ステルスムーブしよう」と立ち回りを合わせる場面もあります。

本作にはピンによって敵の位置などを伝えることができるほか、ボイスチャット機能も実装されていますが(喋っている人に出会ったことはない)、『DaD』と同じように、やはりフレンドと会話しながらのプレイが楽しいゲームです(念のためお伝えすると、ソロプレイも可能ではある)。

現時点で『Starsiege: Deadzone』は、アーリーアクセスということで「シーズン0」という名目で運営されています。シーズン1の本格始動に向けてゲームバランスの調整などが見込まれます。また、スクリーンショットからお察しの通り、本稿執筆時点で日本語には対応していません。



笑い(強奪)あり、涙(ロスト)ありの『DaD』ライクなゲームシステムはやっぱり面白いスパね。フレンドを誘ってプレイするのが良いスパよ。


  • タイトル:Starsiege: Deadzone

  • 対応機種:PC(Steam/Epic Gameストア)

  • 記事におけるプレイ機種:Steam

  • アーリーアクセス開始日:2023年7月19日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:10時間

  • 価格:基本プレイ無料

《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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