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J-HIPHOPグループが手掛けた『SONOKUNI』をプレイ!『Hotline Miami』ライクなハイスピードACT【BitSummit Let's Go!!】

「DON YASA CREW」が制作した『SONOKUNI』はティザームービーまでJ-HIPHOP!

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J-HIPHOPグループが手掛けた『SONOKUNI』をプレイ!『Hotline Miami』ライクなハイスピードACT【BitSummit Let's Go!!】
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7月14日から16日にかけて開催の「BitSummit Let's Go!!」に、見下ろし型ハードコア高速ACT『SONOKUNI』の試遊台が登場しました。「架け橋ゲームズ」が新たに初めたワールドワイドパブリッシング事業における、最初のタイトルとしても紹介された一本です。

なんと本作はJ-HIPHOPグループ「DON YASA CREW」が開発。さらには『Hotline Miami』に強く影響を受けていること、神話的でいてトランス的な独特の世界観など、非常に情報密度の高い一作です。オフィシャルトレイラーでは「DON YASA CREW」メンバーも登場しており、まるでミュージックビデオさながら。本稿では、そんな『SONOKUNI』の試遊プレイレポをお届けします。

◆『SONOKUNI』は『Hotline Miami』ライクなハイスピードACT!

さて、タイトル画面を見るとインディーゲーム好きの一部が反応してしまうであろう『Hotline Miami』な演出……。影響を受けていることは、本作の大前提でしょう。そうなると必然的に意識してしまうのは同作との比較。クオリティのほどに目が行ってしまいます。

正直に言うと『SONOKUNI』の世界観は試遊のかぎりではよくわかりませんでした。しかし「何もないからわからない」ではなく「感性が詰まっているからわからない」とも判断。『Hotline Miami』を遊んだことのあるプレイヤーなら「よくわからない魅力」がわかるでしょう。しかし同作と違うのは、SFのようで神話のようなトランス感覚。『SONOKUNI』はオマージュ元とは全くの別ベクトルで混沌をもたらしてくれます。

肝心のゲーム性は、アクションとしてかなりシビアで、ここが『Hotline Miami』と違う点と言えるでしょう。相手の攻撃をスローにして、防御で敵の攻撃を受け流しつつ、予想もつかない敵の攻撃から身を守るといったバトルが冒頭から展開されます。

ハイスピードで展開されるアクションは、まさにテンポ感が再重要です。試遊では一種類であったものの、様々な難易度が用意されているようです。しかし本作は死ねばすぐにステージにリスポーン。リトライを繰り返して相手の攻撃に目をならし、倒す敵の順番を考えていくことが重要な“死にゲー”なのだとわからせられました。

敵が次に繰り出してくるだろう攻撃を死にながら覚えていき、敵を倒していくリズムに乗れた時は爽快感溢れます。言うなればこちらから攻めていく『Hotline Miami』でしょうか。かなりのクオリティを感じさせてくれます。

J-HIPHOPグループ「DON YASA CREW」開発とゲーマーなら思わず色眼鏡で見てしまいそうな恐怖が少しありましたが、遊んでみるとゲームとしてかなり良質! 『Hotline Miami』発売から10年以上の時を経て『SONOKUNI』が生まれたというのは、同作ファンとして喜ぶべきことかもしれません。

今回はあくまで試遊の範疇であって、今後どのような敵が登場するか、単調にならないか、そして肝心のストーリーはどうなるのかと気になるところは多々ありますが、リリースに期待が膨らみます。


『SONOKUNI』はSteamにて2024年リリース予定。ゲームプレイ中に流れる「DON YASA CREW」の楽曲がゲームプレイに高い親和性を見せているのが印象的です。新たな「トランス感覚」を味わいたい方はチェックしておいてはどうでしょうか。

《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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