噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】

シンプルかつコンパクトにまとまっていながら、何度も何度も遊びたくなる歯ごたえ抜群のプレイフィールでした。

連載・特集 プレイレポート
噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】
  • 噛めば噛むほど旨味が染み出すローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』殺意の群れる無法地帯でガンマン大暴れ!【プレイレポ】

今回はMinicactus Gamesが、2023年5月29日にSteamにてWindow PC向けに正式リリースしたローグライクタワーディフェンス『Road Defense: Outsiders』をご紹介したいと思います。

『Road Defense: Outsiders』とは?

もともと2022年9月から早期アクセスとして配信されていた本作。とある町を舞台に、ななめに見下ろした各ステージマップで、迫りくるギャング一味から車両を守り抜くタワーディフェンスゲーム。

経験値によるレベルアップ毎に能力をランダムにアップグレードできるローグライク要素に、死亡時にそれまで稼いだものの引き継ぎ要素も合わさることで、何度プレイしても飽きない周回プレイ。全体的に見ればコンパクトにまとまってはいるものの、噛めば噛むほど旨味が染み出す歯ごたえのあるタイトルでした。早速紹介してまいりましょう。


操作・設定・言語

ステージマップを練り歩いては銃を撃つ……本作の操作はいたってシンプルで、おなじみキーボードのWASDが移動で、Eは決定。照準をマウスカーソルで動かすので狙いを定めるのはやりやすいはず。ただしドットライクな表現故か、たまに目が滑って射撃を外してしまうこともあるので、照準カーソルへの過信は禁物です。

その他設定項目については、画面サイズと解像度、音の調整のみという渋すぎる並び。それでありながら日本語にはバッチリ対応しており、ゲームプレイで不便を感じることは一切ありませんでした。

本編開始

さあ始まりました『Road Defense: Outsiders』。荒野の町に降り立った正義のガンマンが、ちょっと通帳には載せられないグレーなお金を報酬に、町を通過したい車両とドライバーのために身体をはります。てっきり西部開拓時代かと思いきや、ドローンだのレーザーだの核融合爆弾だのが登場します。

最後のステージ

最初にワールドマップから全6つのステージ選択。いきなり一番最後のステージを挑戦することも可能ではありますが、敵の能力動きその他もろもろと、我々主人公の身体スペックの差は、序盤においては天と地ほど離れているため、まあまず間違いなく即死させられます。素直に最初のステージから攻略すると良いでしょう。

ステージでは、このようにナナメから見下ろすスタイルで主人公を操作します。画面上部に並んでいるのは自分の所持金、現在のレベルと経験値、車両が破壊されると上昇するパニックレベル、2行目以降には現時点でのステータス強化状態が表示されています。さらに視線を少し左下に動かすと、残り通過予定車両の数字と主人公の体力、残弾、特殊武器のゲージが並んでいますね。

ゲームプレイ中、これらのステータスをじっくり見る機会はあまりありませんが、ハートマークアイコンの体力ゲージについては、時間経過で回復するとはいえ、敵の数に比例して包囲イコール即死になりかねないので、気を配った方が良いかもしれません。

さてステージの入り口にある施設にインタラクトすると、いま巷で一番ホットな車両(筆者が勝手に言っているだけ)が、無防備なボディを晒しながらゲートをくぐって走り出します。すると、どうやって嗅ぎつけたのか、ギャングの一味がステージの四方八方からわぁあああっと車両めがけて突撃。ついでとばかりに視界の中にいた主人公にも襲いかかります。

そんな敵との戦闘は非常にシンプル。こちらからの攻撃手段はマウス操作による射撃、自動操縦のドローンによる援護射撃、そしてゲッタートマホークかお前はレベルで斧を振りまわす特殊攻撃の3つ。いずれも攻撃後、リキャストタイムが発生し、特に序盤ではその間隔が長く感じたりもしますが、その後の強化によって解消されていきます。

敵を倒せば経験値が、車両を無事守り抜けばお金が手に入ります。前者は主人公の能力アップグレードのために必要で、後者はステージ内のギミックを開放するために使われます。マップは構造にもよりますが……敵が手強くなるにつれ、自分ひとりだけの力でギャング一味を撃退するのは難しくなることがしばしばありました。車両もめっためたに破壊されて爆発、パニックレベルが上昇するなど非常にまずい状況。

そんな時に便利なのは「タワー」の活用です。稼いだお金で武装を購入することで、たちまち固定砲台へと早変わり。範囲内に敵が存在する限り、自動で攻撃を続けてくれる大変優秀な子です。武装はライフルやショットガンなどのオーソドックスなものから、核融合爆弾にレーザーなどの超兵器も選択可能。

ただし高額購入になるので、まだキャラクターが育ち切っていない序盤ではステージ攻略後半戦で導入できるかどうかといったバランス。値段とは別に各武装の性能はまちまちで、一発の攻撃力はあれど再装填に時間がかかる、攻撃範囲の大小などなど、ステージマップの構造に合わせて選択すると良いでしょう。

個人的に、金のない序盤は特にアサルトライフルが手堅い仕事をしてくれる印象です。各タワーに装備させ、その効果範囲が重なる位置へ敵を誘い込み、集中砲火を浴びせるのは有効な戦法でしたね。とはいえ流石にステージ攻略終盤戦になってくると、敵の勢いがこちらの手数より勝ってくるので防戦一方になったり……

そこでさらに重要な本作の要素がステータス強化です。ステージ攻略中にも経験値取得からのレベルアップでステータスはランダム強化されますが、それらは死亡するなど攻略が中断されるとリセットされる儚い効果。

しかし死亡時には、それまでの攻略進捗次第でステータスアップ用の通貨が報酬として渡されるので、強くてニューゲームが可能。個人的にこれはモチベーションを保つ良い救済措置だと感じました。

ステータスアップのかわりに、開始直後の所持金を増やすことだって可能。そうすれば最初から破壊兵器を導入……!

この強化は攻略開始前に選択し、1レベル強化する毎に要求される通貨が増えていきます。各項目それぞれ10レベルが最大強化で、個人的な体感としてはレベル5くらいから目に見えて強さを感じられるといったところでしょうか。またありがたいのはペナルティ無しで強化ポイントの振り直しができる点。このおかげで、ステージごとに自分にあった戦闘スタイルを組むことが可能になりました。

なお筆者が大好きな組み合わせはリロード速度、弾数をレベル10にするスタイル。おそらく操作キャラは拳銃のガンマンであるはずですが、これら強化のお陰でもはやサブマシンガンの勢いで弾をばらまけるのが強い。体力自動回復もレベルを上げておくと、敵の猛攻に対してもだいぶ固くなります。

しかしそれでもステージが進めば、イナゴの大群みたいな勢いで蹂躙されることも依然あるのですが……!

おわりに

車両を守りきれず叱られる筆者

シンプルな作りでコンパクトにまとまった本作。それでも何度も何度も遊びたくなるような、もっとこうしたら上手くいくのではと攻略を考えさせてくれる素晴らしいデザインが光っており、個人的には2023年上半期に遊んだタイトルの中で上位に食い込むほど、本作のプレイにハマりました。

またゲーム価格も、ワンコインで購入できてしまうお手軽さが良い。ちょっとした息抜きに本作で大暴れする、というのはいかがでしょうか?

スパくんのひとこと

殺意の塊が群れをなして突っ込んでくる暴風雨が最高に楽しいスパね!


  • タイトル:『Road Defense: Outsiders』

  • 対応機種:Window PC(Steam

  • 記事におけるプレイ機種:Window PC(Steam

  • 発売日:2023年5月29日

  • 著者プレイ時間:2.5時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し。

  • 価格:350円(2023年6月5日まで280円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの





《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top