Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか？そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて！特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「あらゆるモンスターを乗りこなせる」「カオスな弾幕系シューティング」「やりごたえ抜群のローグヴァニア」などが魅力の『Patch Quest』です。
『Patch Quest』とは？
本作は、ローグライク、メトロイドヴァニア、モンスター育成を組み合わせたアクションゲームです。イギリス在住のLemon氏がほとんど1人で開発を担当しており、2021年5月に早期アクセスを開始。2023年3月3日に正式リリースを迎えました。
本作の舞台となるのは古代文明が栄えていた島「パッチランティス」。かつて大地は、1枚の大きな生地のように縫い合わされていましたが、ある惨事によって世界は幾万ものパッチとなってバラバラになってしまいました。主人公が属する探検家ギルドの仕事は、バラバラになった世界をピンで留め直すことです。
しかし、島には危険な動物がいっぱい。ほかにも危険なトラップや険しい地形などがあり、可愛いデザインとは裏腹にゲームは意外と高難度です。それでも本作のレビューは98％以上のユーザーがおすすめとした「圧倒的に好評」を獲得。直近30日間のレビューは225件で96％のユーザーが好評（記事執筆時）としています。そんな隠れた名作とも言える本作の魅力のポイントをさっそく紹介しましょう！
ステキポインツその1！「投げ縄でゲット！あらゆるモンスターを乗りこなせ」
本作の舞台となる島にはジャングルや丘陵地帯、海岸、火山などのさまざまなバイオームが存在します。それぞれの場所には地形にちなんだモンスターが生息しており、プレイヤーは投げ縄を使って捕まえられるのです。
捕まえたモンスターは騎乗して自由に動かせるだけでなく、すべてのモンスターは実際の動物にインスパイアされた固有のスキルを持っています。一緒に冒険するほどモンスターのレベルは上がり、最大で4つのアクティブスキルを覚えます。
モンスターのスタミナが切れると騎乗状態が解除されてしまいますが、一度上げたレベルは同種のモンスターであれば引き継がれます。気に入った子はベースキャンプでペットとして飼育できるのも嬉しいポイントです。
ステキポインツその2！「かわいい見た目だけど意外と高難度！カオスな弾幕系シューティング」
クマやリス、ゾウにヒトデ、チョウチンアンコウまで、可愛らしいモンスターデザインは『ポケットモンスター』から多少の影響を受けているのだそうです。しかし、そんな見た目とは裏腹に高難度を謳っており、甘く見ていると可愛い動物たちにフルボッコにされます。
戦闘アクションは弾幕系のシューティングとなっており、敵の弾幕を躱しつつ、こちらの攻撃を通す必要があります。プレイヤーの攻撃手段は、騎乗中のモンスターのスキルか、ベタベタジュースを射出してモンスターをおとなしくさせる栄養ブラスターです。
栄養ブラスターの弾薬となるのは島に生えている果物です。果物によって効果は異なり、ショットガンのように拡散したり、ライフルのように狙撃したり、着弾時に爆発するものまであります。
ステキポインツその3！「中毒性高し！やりごたえ抜群のローグヴァニア」
本作は探索しながら踏破を目指す、いわゆるメトロイドヴァニアと呼ばれるジャンルになっており、迷路のような謎の島を冒険し、マップを踏破していきます。また、敵とのエンカウントやパワーアップアイテムの出現はすべてランダムになっており、倒れてしまうと育てたステータスは元に戻ってしまうローグライクのようなシステムを採用しています。
何度も挑戦することでゲートのロックを解除し近道を見つけたり、モンスターを育ててスキルを獲得したり、プレイヤーのメカニクスを永続的に強化できる探索用ガジェットを解放したりと、少しずつ攻略する楽しさが味わえるのも特徴です。
さらにコレクション要素も充実しており、島に生える200種類以上の植物は収穫してベースキャンプに自由に配置して飾ることができます。もちろん、植物やモンスターの図鑑も用意されているので、完全コンプリートを目指してみるのもいいかもしれませんね。
正式リリース後から高い評価を得て、好調な滑り出しとなった『Patch Quest』ですが、1人で開発したとは思えないような傑作と言っても差し支えないでしょう。アクション性、モンスター育成、やりこみ要素……すべてが期待以上で「圧倒的に好評」になるのも納得の出来栄えです！
本稿で紹介したのは序盤で体験できる一部となっており、ゲームの進行とともに島の隠された秘密に迫るストーリーも語られていきます。Remote Play Togetherにも対応しているので、1人が本作を所持していれば最大2人で一緒にプレイできますよ！。
高難度を謳う本作ですが、ライトゲーマーやアクションが苦手なプレイヤーのために、いつでも変更できるカジュアルモードやオートエイムのオプションも用意されています。ローグヴァニア、弾幕シューティング、モンスター育成など、どの方面からでも楽しめるので気になる方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか。Game*Sparkでは開発者へのインタビューも掲載中です。
