恐るべき海中が舞台のサバイバルACT『Death in the Water 2』やや単調ながら「美しい海を探索してサメや怪物と戦う」という楽しさは十分な魅力【爆レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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恐るべき海中が舞台のサバイバルACT『Death in the Water 2』やや単調ながら「美しい海を探索してサメや怪物と戦う」という楽しさは十分な魅力【爆レポ】

殺風景な海でサメと戦うだけだった前作から大幅にパワーアップ!

連載・特集 プレイレポート
恐るべき海中が舞台のサバイバルACT『Death in the Water 2』やや単調ながら「美しい海を探索してサメや怪物と戦う」という楽しさは十分な魅力【爆レポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は、2023年1月27日に、よりPC(Steam)向けにリリースされた『Death in the Water 2』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Death in the Water 2』とは

美しい海を探索しながら、恐るべき海の生物たちと戦うホラーサバイバルゲーム。プレイヤーは海洋学者に雇われた海のスペシャリストとして、異常が起きている海域の探索と戦闘を行います。

Lighthouse Games Studioは、これまで『Shark Attack Deathmatch』シリーズなどの海洋アクションを製作してきた経験のあるデベロッパー。同社が2019年10月11日に発売された前作『Death in the Water』は、エリア内で次々と発生するサメを水中銃でどれだけ倒せるかという、非常にシンプルなゲームでした。

今作は恐るべき「クラーケン」との戦いを軸にしたストーリーやアドベンチャー要素の追加、さまざまな武器のアンロック要素など、さまざまな面でゲーム性が大幅に向上。特にグラフィックの向上は顕著で、ほぼ平坦な海底をゆっくり移動するだけのマップだった前作に比べ、サンゴや海底洞窟、海底に沈んだ船や飛行機の残骸など、さまざまなエリアやオブジェクトが登場し、美しい海を演出しています。

前作『Death in the Water』
大きくグラフィックが進化しています。

『Death in the Water 2』の実内容に迫る!

ゲームは最初にチュートリアルとして、移動や水中銃の使い方などの操作から、酸素の補給方法や宝探しなど、本作の基本的な要素を学んでいきます。このチュートリアル項目に「ミノカサゴを10匹倒す」というのがあり、達成した速度でオンラインランキングが開催されているのが少しユニークです。

ゲームは海中で起こっている異常を調査するための「探索」と、襲いかかる海洋生物と戦う「戦闘」のパートに分かれているのが特徴。プレイヤーは海の調査や宝探しを行いながら、やがて襲いくる海洋生物に立ち向かう準備をしなくてはならないのです。なお、本作は主人公が複数回のダイビングを行っているという設定でステージ制を採用しています。

探索パートで重要なのは、目的地付近にある酸素地点の確認と、ステージ内にある宝箱を発見すること。宝箱は各ステージに複数個置かれていて、コンパス上に大まかな方向は示されているのですが、多くの場合、岩陰や洞窟の下に隠されています。宝箱の中にはアップグレードに必要なお金が入っています。

こちらは弾薬箱。医療キットなども入っています。

しかし、悠長に宝探しや海の観光をしているわけにもいきません。ステージ開始から一定時間経つ、もしくはすべての宝箱を発見すると画面右上にクラーケンマークが表示され、クラーケンに操られた海洋生物が主人公を目指して襲いかかります。

戦闘パートですべての敵を倒せばステージクリアで、その後はアップグレード画面へと移行、準備ができたら次のダイビング(ステージ)が始まります。本作はこれを繰り返し、自身を強化しながら海の謎を解き明かしていくのです。

迫る海の脅威に装備強化で立ち向かえ!

ゲーム内で主人公に立ちはだかるのはサメやウミヘビ、ウツボなどの危険な海洋生物。サメもアオザメやオグロメジロザメ、ホオジロザメなど複数の種類がいて、それぞれ性能も大きく異なります。また、ステージが進むと怪物「セイレーン」が登場します。

プレイヤーは初期状態で「水中銃」を装備しています。水中銃でも弱いサメやウミヘビくらいならば十分戦えるのですが、ステージが進むと敵の数や種類が増えるため、この武器だけではとても太刀打ちできません。生き残るためには、新しい装備の入手や強化が必須です。

アップグレード画面ではショットガン「クラーケン」やガトリングガン「ヘルファイア」などの銃器や特殊グレネードが購入できるほか、ダイバースーツの酸素や移動速度などの強化が可能。武器のリロード速度や装弾数をアップすることもできます。

オススメしたいアップグレードは酸素容量が増えるスーツ強化です。各ステージは酸素補給エリアが基本的に1つだけなので、長い探索や複数の敵との戦闘など、気がつくと酸素が足りなくなることがあります。補給中は隙だらけなので、容量を増やして補給の回数を減らすことは重要です。

酸素補給は重要ながらリスクを伴う。

また、武器はかなり性能差がある印象です。筆者は酸素強化とショットガン、囮になるグレネードを優先してアンロックすることで終盤まで安定したプレイができました。

怪物だ!

美しい海の探索は楽しい!しかし要素の少なさが惜しい

本作の舞台となる海中の描写は美しく、魚の群れやサンゴ礁など、ダイビングを彩る小物も充実しています。また、海底神殿や洞窟内には恐るべき怪物・クラーケンの伝承を描いた謎の壁画が描かれていたり、大量の人骨や遺体が見つかったり、なんとも不気味な海の雰囲気もしっかり描写されています。

しかし、惜しむらくは探索要素の少なさです。本作において探索はステージ内にある宝箱と投下された弾薬箱を見つけるくらいで、極端なことを言ってしまえば「マップの隅々まで探索する必要がない」のです。探索に時間を取られると戦闘が始まってしまうので、ゆっくり観光するのが難しいのももったいないですね。

また、ゲーム内にあるスコアランキングも改善してほしい部分でしょう。ゲーム内で敵を倒すと種類やコンボ数に応じてスコアが加算されていくのですが、このスコアは通して数時間かかる最終ステージまでのトータルスコアのみで、ゲーム中からランキングを再確認する手段がありません(Steamランキングからは確認可能)。

ハイスコアを稼ぐためには敵を倒した時にドロップするアイテムを拾う必要があり、多少の危険を伴います。どうしても単調になってしまいがちな戦闘に対して競技性を追加しているのは悪い判断ではないのですが、それならばステージごとのランキングがあれば、さらにプレイ性も向上するのではないかと思います。


ここまで紹介してきた『Death in the Water 2』。やや単調ではあるものの大量の海洋生物との危険な戦闘や、美しくどこか不気味な海の探索など、本作ならではの魅力を十分に感じます。最初は武器も乏しい状態ですが、慣れてきて装備が揃うとこちら側が明確に「狩る側」の気分を味わえるのも嬉しい部分です。

今後のアップデートで新しいゲームモードやサポート効果のある「イルカ」、新たな強敵「シュモクザメ」なども実装されていく予定で、公式からはリリースから数年間は更新を続けることが予告されています。現時点では少し要素が足りなくてもったいないところも多いですが、大いに期待したいと思います。

2人で製作した本作。今後にも期待しています。

なお、現在のバージョンで一番不満なのは日本語翻訳の精度があまりに低いという点です。ストーリー部分が謎だらけの文章になっているのも直してほしいのですが、個人的にはシステム設定の「ON」が「の上」になっているのは最初意味がわからなくて少々驚きました……。こちらも是非改善を望みたい部分です。

『Death in the Water 2』はPC(Steam)向けに配信中です。

タイトル:Death in the Water 2

対応機種:PC(Steam)

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:2023年1月27日

記事執筆時の著者プレイ時間:5時間

価格:2,300円


海底47m 古代マヤの死の迷宮(吹替版)
¥400
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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