Game*Spark編集部がオススメする11月第2週の特選インディー3選をお届け!
今週は、「フランシスコ デ ゴヤ」の作品群にインスパイアを受けた学生制作のホラーゲーム『Impasto』、映画のワンシーンのようなWW2シューティング『Beach Invasion 1944』、開発期間7年のドイツ産ファンタジーJRPG『Chained Echoes』の3本です。
Impasto
本作はスペインの画家、「フランシスコ デ ゴヤ」の作品群にインスパイアを受けた一人称ホラーアドベンチャーゲーム。学生および世界中のボランティアが協力して制作しており、正気とかけ離れた世界観の中で、知恵とステルスを駆使して生き延びなければなりません。
プレイヤーは、謎の相続を知らせる手紙をきっかけにゴヤの作品の世界へと引き込まれた彼の孫「マリアーノ ゴヤ」として彼の悲劇と狂気の中にある暗い秘密を見つけ出し、元の世界へと戻るため命を吹き込まれた作品と向き合います。
ゲーム内にはゴヤの作品をモチーフとしたキャラクターやオブジェクトが数多く登場し、その中にはインパクトある見た目で有名な「我が子を食らうサトゥルヌス」も確認できます。
Beach Invasion 1944
本作は第二次世界大戦大西洋の壁を舞台に、枢軸国側の機関銃と大砲砲塔を操作する兵士として海岸の要塞を守る、アーケードスタイルのシューティングゲームです。プレイヤーは、空や海などさまざまな経路で侵略してくる敵軍を、MG42、Flak88、Panzersといった武装や地雷、有刺鉄線など設備を駆使して退けていきます。
グラフィックやサウンドはリアル路線で作られ、大量の敵がパノラマで押し寄せるさまは映画のように迫力満点。気象条件や昼夜が変化する中、間髪入れず押し寄せる海軍と空挺攻撃によるハードコアなノンストップアクションを楽しめます。
なお本作で枢軸国側をプレイヤーとしたことに政治的主張はなく、多くの作品で大戦の一方の側面しか取り上げられていない慣習を打破する試みであることが述べられています。
Chained Echoes
ドイツのゲーム開発者マティアス・リンダ氏は、開発期間7年のJRPG『Chained Echoes(チェインド・エコーズ)』を2022年12月8日にリリースすることを発表しました。
本作は、中世ファンタジーな剣と魔法と、スチームパンクメカが融合した世界観で重厚なストーリーが繰り広げられるJRPG作品。SFCや初代PSから影響を受けたというドット絵や音楽なども特徴としています。戦闘はターンベースですが、「オーバードライブ」とよばれるシステムにより、速いバトルペースと深みのある戦術性を実現しているとのこと。パーティ個々のスキルセットをうまく調整すれば凶悪な敵もサクッと倒せるそうです。
ゲームボリュームは30から40時間を想定しており、日本語にも対応。2023年夏頃にはパッケージ版の発売も予定しています。
対応機種:PC(Steam/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/Game Pass
発売日:2022年12月8日
価格:2,980円
日本語:あり