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パズルアドベンチャー『Taiji』―『The Witness』を楽しめた人であれば、本作も楽しんでいただける可能性が高い【開発者インタビュー】

美しいグラフィックも特徴です。

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パズルアドベンチャー『Taiji』―『The Witness』を楽しめた人であれば、本作も楽しんでいただける可能性が高い【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Matthew VanDevander氏開発、PC向けに9月10日にリリースされたパズルアドベンチャー『Taiji』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、不思議な世界が舞台のパズルアドベンチャー。美しい2Dビジュアルや、個性豊かな様々なエリアが特徴です。テキストは一切登場しませんので(システムメニュー以外)、英語がわからなくてもプレイ可能。今後はメニューの日本語化も計画中とのことです(本文参照)。

『Taiji』は、2,570円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Matthew VanDevander氏(以下Matthew)こんにちは、Matthew VanDevanderです。本作のほとんどの音楽、そしていくつかのパズル以外は私ひとりで作りました。私が一番好きなゲームは『The Witness』ですが、おそらくそれは明らかでしょう。本作はこの作品にとても似ていますからね。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Matthew本作は元々『ゼルダの伝説』スタイルのアドベンチャーゲームとして開発が始まりました。主にバトルとパズル部分ですね。これは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』発売前でして、ゼルダスタイルをまだまだ面白くできると思っていたのです。しかし私はバトルがあるゲームのデザインをあまりしたことがなかったので、まずはパズルに注力することとしました。

次第にパズルだけで十分面白くなり、方向性が変わり、純粋なパズルゲームとなっていったのです。この頃、『The Witness』が発売されました。この作品では私が本作で成し遂げたかったことがすでに搭載されており、しかも私のデザインよりも遥かに優れていたのです。私は絶望して本作の開発を諦めたりはせず、その代わりに『The Witness』からインスピレーションを受ける形で、本作をできる限り最高のものへと押し上げることとしました。

――本作の特徴を教えてください。

Matthew本作は他のパズルゲームと違い、オープンエンドだという点で特徴的です。ゲームの開始時に短いチュートリアルを終えた後、自由な順番で9つのエリアに向かうことができるのです。また、本作にはクリア必須でないパズルが多く用意されており、これらはゲームの進行などに一切関係がありません。これはつまり、ハードコアなパズルファンが満足感を得られつつ、カジュアルプレイヤーはより難しいパズルを回避しつつ先に進むことができるということなのです。

加えて、本作はまったくテキストがないゲームです。プレイヤーはパズルのルールをシンプルな例題で学ぶこととなります。とはいえ、先に進むにつれパズルのルールはより複雑で奥深くなってきます。いくつかのパズルタイプがミックスされた際には、とても驚くこととなりますよ!

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Matthew主に本作のターゲットは難しいパズルのファンたちやチャレンジが好きな自立している人たち、そしてやるべきことがわからなくても大丈夫な人たちですね。『The Witness』をプレイして楽しめた人であれば、本作も楽しんでいただける可能性が高いでしょう。もしそうでなかったとしても、本作で必要なことはすべてしっかりと学べるようになっていますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Matthew本作が主に影響を受けたのは『The Witness』と『FEZ』です。比べると程度は少なくなりますが、世界の繋がりに関しては『ダークソウル』から影響を受けました。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Matthew本作はシステムメニュー以外、全体を通してテキストがないので、ローンチ時の多言語対応の優先度は高くありませんでした。とはいえ、メニューを日本語を含め多くの言語に翻訳する予定があります。有志翻訳については考えていません。これは今後変更が入ることを鑑み、一箇所ですべての言語に対応させたいと思っているからです。たくさんの翻訳者に連絡し直すのは大変な手間ですからね。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Matthew本作は私ひとりで開発しましたので(リモートで一緒に仕事をした作曲家のGzregorz Bednorz氏を除いて)、新型コロナの影響はそれほどありませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Matthewはい、ぜひやってください!

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Matthew日本語は少ししか勉強したことがありませんが、美しい言語だと思います。いつかもっとたくさん勉強してみたいですね!ありがとうございました!

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。


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