ハードでグロ満載なSF世界でのCo-opFPS『Warhammer 40,000: Darktide』を遊んできた!『Vermintide』シリーズ開発がもたらす新たな戦いとは | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ハードでグロ満載なSF世界でのCo-opFPS『Warhammer 40,000: Darktide』を遊んできた!『Vermintide』シリーズ開発がもたらす新たな戦いとは

あの『Vermintide』シリーズを生み出したFatsharkの最新作は、これまでと同じくCo-opのFPSながら若干の方向性を変えたことが印象的でした。

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ハードでグロ満載なSF世界でのCo-opFPS『Warhammer 40,000: Darktide』を遊んできた!『Vermintide』シリーズ開発がもたらす新たな戦いとは
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「このゲーム、東京ゲームショウで試遊を出展予定だったんですけど諸般の事情で実機出展できなくて、とても残念な気持ちでいっぱいなので、メディアさんにプレイしてもらって、ユーザーさんにゲームの魅力を伝えてほしくて…」筆者の目の前の関係者はそう語りました。

何のゲームの関係者かというと、『Warhammer 40,000: Darktide』(以下、Darktide)です。人気ミニチュアゲーム『Warhammer 40000』を原作としたビデオゲームのひとつであり、同じ原作であるCo-opFPSである『Vermintide』シリーズのチームFatsharkが開発したものでもあります。

今回、筆者をはじめとするGame*Sparkチームはそんな関係者のお話を受け、本来の出展を予定していた幻の東京ゲームショウ試遊版を遊ぶ機会を得たのでした……。果たして、『Vermintide』シリーズに続く新たなCo-opFPSでは、どんな体験があったのでしょうか。

中世ファンタジーの『Vermintide』シリーズからハードコアなSF世界に。近接攻撃から銃撃戦も含んだ戦いへ

まず『Darktide』は、その舞台からして『Vermintide』シリーズから大きく方向を変えております。剣とモンスターが溢れる中世ファンタジーから一転し、SF的な惑星アトマ・プライムへと戦いの場が変わっているのです。グラフィックは非常に精微になり、作りこまれた背景と重厚さを産むライティングによって、ハードコアなSFの世界を実現しております。

プレイヤーは、まずゲームスタート時にさまざまな種族と出身地などを決める、キャラクタービルドから始めていきます。各種族は武器の扱いのエキスパートであるベテラン、攻撃性の高いジーロット、異能力を使うサイカーのほか、大柄で力強いオグリンの4つが選択可能。プレイヤーの得意な戦闘のスタイルに合わせて選べるようになっているようです。

その他にも設定する内容はなかなか多く、なんと性格まで選択できました。選んだ内容によって、キャラクターがミッション中で行うトークが変わっていくとのことです。

舞台の変化に伴ってか、戦闘スタイルも若干のアレンジが見られます。『Vermintide』シリーズの特徴は近接攻撃に特化したゲームプレイでしたが、『Darktide』はそれを引き継ぎつつ、銃撃戦も実装されたものに方向を変えております。

他プレイヤーと協力しながら膨大な敵と戦うスタイルはそのままながら、要所で遠距離から銃撃や火炎を使う相手に対応するため、銃を使っていくというバランスです。もちろんザコが密集しているなかに突撃し、近接武器を振り回して一掃する『Vermintide』シリーズらしさはあります。

さて、本作はかなりグロテスクなゴア表現を見せているとのことで、こちらもチェックしてみました。近接武器を敵にヒットさせていくと、首や手足がブッ飛んでいくのが見え、たしかにゴア表現はそれなりにあるのはわかります。

ですが傍の関係者が言うには「いや、この試遊はゴアを押さえたバージョンなんです……。実際は近接武器を振ると、大流血して身体の肉片や臓器がバラバラになって吹き飛ぶくらいなんですよ」とのこと。もっともっと過激な表現だったようなのです。

戦闘スタイルについて話を戻しますと、開発のFatsharkによれば「まず遠隔武器から使い始め、敵が近づいてきてから近接武器に切り替える」ゲームプレイを想定しているといいます。『Darktide』では敵との距離に応じて戦い方を変えていくスタイルが求められるわけです。

実際に試遊してみても銃の弾数は渋めであり、遠隔攻撃に頼りすぎると弾がなくなりやすいと感じました。敵と交戦する前にまず遠距離攻撃をする敵を見定め、銃で始末した後にザコは近接で蹴散らしていく、というのが基本形なのでしょう。

ミッションをクリアしたり、あるいはチームメンバーが全滅したりして1ゲームが終了するごとに、リザルトでは経験値と資源が溜まっていきます。こうしたものはキャラクターの成長などに活用できるようです。

キャラビルドで選んだ性格が、ゲーム中にストーリーを生み出す

戦いだけではなく、要所でストーリーを感じさせる要素も抜かりないです。ある程度敵を倒して先に進むためのエレベーターにチーム全員が乗り込み、違う階へと移動するまでに、チームメンバーそれぞれが雑談を始めるのです。話している内容はなかなか面白く、種族と性格によって喋る内容に個性が出てくるんですね。

Co-opのFPSというジャンル上、メンバーの組み合わせを変えて何度も遊ぶことが想定されておりますが、どういう性格の種族がメンバーになるかによってさまざまな会話を楽しめるというのも、ゲームのモチベーションになりえるポイントだと思いました。

開発のFatsharkは「『Vermintide』が原作の『Warhammer』への入り口となったように、『Warhammer 40k: Darktide』が『Warhammer 40000』の入り口となれるように」と本作について語っています。FPSとしてだけではない、世界観に引きずり込む密度も本作は確かであり、開発もそこに確信を持って作っている模様でした。

『Warhammer 40k: Darktide』は、Steam/Windows Store/Xbox Series X|S向けに2022年11月30日に配信予定。新たなCo-opの戦いが年末に控えています。


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《葛西 祝》

ジャンル複合ライティング 葛西 祝

ビデオゲームを中核に、映画やアニメーション、現代美術や格闘技などなどを横断したテキストをさまざまなメディアで企画・執筆。Game*SparkやInsideでは、シリアスなインタビューからIQを捨てたようなバカ企画まで横断した記事を制作している。

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