Steam Deckで話題の作品は動くのか?第2回『バレットフィリア達の闇市場』『NEEDY GIRL OVERDOSE』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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Steam Deckで話題の作品は動くのか?第2回『バレットフィリア達の闇市場』『NEEDY GIRL OVERDOSE』

「Steam Deck」であの作品は本当に動くの?そんな疑問に答えていきたいと思います。第2回は2D作品として『バレットフィリア達の闇市場』『NEEDY GIRL OVERDOSE』をチョイス。

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Steam Deckで話題の作品は動くのか?第2回『バレットフィリア達の闇市場』『NEEDY GIRL OVERDOSE』
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Valve社から発売中の携帯ゲーミングPC「Steam Deck」。予約開始から2週間を過ぎ、この前のBitSummitで実際に手に取って遊んでみた方も多いのではないでしょうか。しかしSteam Deckは、明示的に対応している、と表記されていない話題の作品もストレス無く遊べるのでしょうか。

そんな疑問に答えるのが本連載企画。Steam Deckで最新の話題作から過去の人気作まで毎週スポットライトを当て、Steam Deckにてプレイし問題無く動作するかレビューしていきます。第2回では『バレットフィリア達の闇市場』『NEEDY GIRL OVERDOSE』の2本をお届け。前回とは打って変わって、2Dでの作品のポテンシャルはいかに。

『バレットフィリア達の闇市場』とは

本作はZUN氏が作品制作の大半を手掛ける弾幕シューティング『東方Projectシリーズ』の第18.5弾の作品になります。(小数点が付く作品はいわゆる外伝と呼ばれるものになり、実際の作品数は現段階で20作以上存在します)

プレイヤーは幻想郷に暮らす普通の魔法使い「霧雨魔理沙」となり、闇市場が発展している原因を探りに行きます。あらゆるアビリティカードを駆使し、お金を稼ぎながら異変を解決していきます。勿論外伝とはいえ派手な弾幕は健在。ドットの隙間を抜け敵を妥当する快感を短時間で遊べるゲーム性となっています。

なお、本作のSteam Deck互換性は「現在調査中」のステータスです。

ジャンル上仕方はないが…バッテリーの持ちは良好

まずゲームを立ち上げると画面表示設定画面が開かれます。筆者は一番上のBorderless Window DOT by DOT(Recommend)を選択し起動させました。他の項目を選択してプレイしようとしてもライブラリ画面に戻ってしまったので、現状ではこれ以外の画面表示設定は出来なそうです。

そして実際にゲーム画面が表示されますが、画面全てに表示されるわけではなく左右に空白のスペースが出来てしまいます。本作はいわゆる「縦シューティング」と呼ばれるジャンルの為、画面の表示の仕方が通常のゲームと大きく異なっており、その影響でSteam Deckでも綺麗に対応出来ていない状況になっているのでしょう。

その為、実際にプレイするとかなり目を凝らす必要が出てきます。弾幕シューティングというジャンルはとてつもなく狭い隙間、それこそ1ドットの操作のずれが失敗に直結します。その為自分が操作するキャラクターを穴が開くほどじっくり見る必要がありますが、画面が縮小してしまった影響でSteam Deckの携帯機としては大きい液晶画面と言えどもかなり自機が小さく表示されてしまい、かなり目が疲れる状態になってしまっています。

また、文字の上の部分が切れてしまっていたり表示スペースが上手く設定されていないため、一部項目が読み取れない状態にもなっています。これについては結構致命的なところもあるので、今後正式なDeckへの対応があり得るのであれば、ぜひ改善して欲しいところですね。

ただ、本作は1回のプレイが短めになっているので、細かく目の休憩を取りながらであれば遊ぶこと自体は問題無いでしょう。また操作感に関しては一切違和感が無いので、1ドットの回避を極めることは可能と言えます。

さらにバッテリーの持ちがデフォルト設定で1時間おおよそ35%というのも良い点です。おおよそ3時間弱遊べるので、出先でも闇市場へいつでもお買い物に行けますね。

『NEEDY GIRL OVERDOSE』とは

本作は最強のインターネットエンジェル(配信者)を目指す承認欲求強めな女の子(超絶最かわてんしちゃん)との生活を描くマルチエンディングADVです。ドット絵で描かれた独特の空気感、現代のスラングやインターネットの流行ネタを存分に取り入れつつ、あっと驚くような仕組みや展開、そして現代に生きる人間に刺さるシナリオとキャラクター性が話題を呼び、ADVゲームとしては異例の50万本以上も売り上げた、日本だけではなく全世界で受け入れられているスマッシュヒット作となっております。

なお、本作のSteam Deck互換性は先程の『バレットフィリア達の闇市場』と同様「現在調査中」のステータスです。

マウス+キーボードの作品はどうしても…

本作は基本マウスでの操作を想定しています。その為、Steam Deckにおいても右側にあるマウスパッドで操作するかタッチパネルで直接触るかの2択になります。しかし大きなモニタで遊ぶわけではなく、(普通の携帯ゲーム機よりは大きいとは言え)小さな液晶で遊ぶため、1項目をクリックするだけでも軽いストレスがかかります。

マウスパッドはかなり反応が良い為、マウスカーソルが行き過ぎてしまうということがしょっちゅう。それならタッチパネルで直接触れば良いのですが、タッチしたい場所と実際のゲーム画面のタッチされる場所が指1個分ずれてしまっており全く役に立ちません。左スティックでの操作もデフォルトでは出来ない為、選びたい項目を選択するだけでも一苦労。

さらにゲームの中では文字を入力する場面があるのですが、その場合はソフトウェアキーボードを出して入力しなければなりません。キーボードの出し方自体はSteamボタン+Xを同時に押せば出てくるのですが、そのことを知らないとそもそもゲーム自体進行出来なくなってしまうので、テキスト入力箇所だと認識したら自動的にソフトウェアキーボードを出す様にして欲しいと思いました。

また、『バレットフィリア達の闇市場』と同様一部文字が見切れている場所が本作でもあるので、その点は同様に修正して欲しいところ。

なお、それ以外の面では特に問題無くゲームを遊ぶことは可能です。特にフリーズや画面表示がおかしくなるというところはありませんでした。バッテリーの消費は1時間45%程度。お外や聖地巡礼の時に暇つぶしに超絶最かわてんしちゃんとのイチャラブ生活…生活になるかどうかは「ピ」次第ですが、触れ合ってみるのはありだと思います。

2Dの作品は消費バッテリーが抑えめ

以上2本立て続けにレビューしていきました。今回は2Dの作品で遊んでみましたが、前回の3Dの作品と違いバッテリーの持ちがかなり良好だったのが印象的でした。その為、Steam Deckを外に持ち運んで色々ゲームしたい人は、2Dの作品を選んで遊んでみるのも良いかもしれません。何せSteam Deckで遊べるのはSteamに存在する3万ものゲームの山なのですから。


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《げーまー哲》

焼きうどんが大好きなVtuberライター げーまー哲

2020年7月からVtuber活動開始。 普段はTRPGや音楽ゲームの配信を中心に活動。 それと同時にライター・ゲーム開発・同人活動を並行するマルチプレイヤー。 焼きうどんが大好きで、月の昼食の2/3は焼きうどんしか食べない。 世に出たゲームハードを多数所持しており、いずれ全てのゲームハードを所有するのが夢。

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