Toplitz Productionsは、戦国時代を舞台にしたオープンワールドサバイバル村作りシミュレーション『Sengoku Dynasty』の開発チーム映像第2弾を公開しました。
戦国時代の日本で、農民の主人公が戦から逃れ辿り着いた地「平民の持ちたる国」を舞台に村作りを行う本作。人々を導く指導者として生きるだけでなく、武士や職人などさまざまな道を歩むことや、オンラインプレイで仲間と協力しながら巨大な国を作り上げることも可能です。
映像では、デベロッパーSuperkamiでプロデューサー兼ナラティブデザイナーを務めるヤコブ・ズギエスキー氏が本作のストーリーや歴史部分について解説。壮大な合戦や有名武将の登場、茶道などの文化が開花した戦国時代の華々しい部分でなく、その裏側にある人々の生活に注目してゲームの題材にしたと言います。
なぜなら多くの人々が武士ではなく農民や僧侶、商人、海賊などの存在であり、そういった人々が住んでいる“普通の村”にこそ物語を作る大きな可能性があるとコメント。そういったコンセプトから、開発初期から主人公を武士階級ではない村人にしたかったようです。同氏は参考書籍として網野善彦氏の「歴史を考えるヒント」を読んだことを挙げています。
その一方で例として加賀で生まれた「百姓の持ちたる国」がおよそ一世紀続いたことをとりあげ、戦国時代は社会変革が起きた時代でもあると強調。本作でプレイヤーがゲームの世界を旅してさまざまな交流や発見を通じ、歴史に名を残せるかもしれない生き方を体験できるようにしたいとコメントしています。
日本史の専門家の協力も得て開発されている『Sengoku Dynasty』はPC(Steam)向けに2022年配信予定です。