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インディーゲームで今アツい!遊び応えのあるSteamレトロ風FPS10選【特集】

たまにはシンプルなFPSも楽しいよね……!独断と偏見で選んだ10タイトルをご紹介。

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インディーゲームで今アツい!遊び応えのあるSteamレトロ風FPS10選【特集】
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Wolfenstein 3D』というFPSジャンルの源流といえる作品が生まれ、本格的に成長し始めてから今年で30年が経とうとしています。これまでの歴史の中でこのジャンルは目覚ましい進化を遂げ、ゲームの歴史を彩った作品も少なくありません。

今ではストーリー重視なドラマチックな作品や高品質なグラフィックを目指した作品など多様な作品が多くリリースされていますが、ときにはシンプルで気軽に遊べるシューターが恋しくなるのは筆者だけでしょうか。

インディーゲームシーンでは2018年頃より、90年代頃のFPS初期の作品をリスペクトした作品が多くリリースされており、現在もホットなジャンルの一つ。本稿では、そんなレトロ風FPSをSteamより10タイトル厳選してご紹介いたします。

『DUSK』

価格:1,999円 開発元:David Szymanski 発売元:New Blood Interactive

雰囲気満点ローポリアクションFPS

『Quake』など90年代の名作をリスペクトした作品です。グラフィックはローポリゴンで、赤黒いダークな雰囲気がクールです。敵キャラも紙袋をかぶったチェンソー男や腹が裂けた黒牛など不気味さを引き立たせます。

特徴としてはプレイヤーの機動性が非常に高いことです。走るスピードは非常に早く、過剰なまでに加速するストレイフジャンプによって更なる速度を手に入れられます。リロードもないのでシンプルかつ爽快にぴょんぴょんしながら撃ちまくれるのが楽しい作品です。

2丁ショットガン。イカすぜ

『Ion Fury』

価格:2,570円 開発元:Voidpoint 発売元:3D Realms

90年代当時に使用されていたエンジンを利用したFPS

3Dグラフィックで描かれる地形に2Dスプライトのキャラクターというクラシックスタイルで描かれるFPSです。本作は実は『Shadow Warrior』や『Duke Nukem 3D』など当時のFPS作品で使用されていた「Buildエンジン」を使用して作られた作品なのです。

エンジンは昔からのものでも、ゲームプレイとしては現代に合わせ遊びやすくなっており、理不尽さもあまり感じさせません。マップは広めで、高低差が感じられる作りになっています。ちなみに、発売元は当時『Duke Nukem』シリーズを販売した3D Realmsが担当しています。

『Devil Daggers』

価格:498円 開発元:Sorath 発売元:Sorath

ワンコインで買える!エンドレススコアアタックを極めよ

今回紹介するタイトルの中では珍しい、アーケードスタイルのスコアアタック型FPSです。プレイヤーは1回でも攻撃に当たるとゲームオーバーという極限状態。狭い円形フィールド上をできるだけ長く生き延び、生存時間を他のプレイヤーとランキングで競います。

射撃タイプはサブマシンガンのような連射攻撃とショットガンのような一定の攻撃しか行えないので、うまく立ち回りながら敵の位置や射撃タイプを決めるアドリブ力が試されます。

フィールドの狭さに対してグラフィックの描写距離が短く、周りが見通せないため緊張感が抜群です。

『The Citadel』

価格:1,520円 開発元:doekuramori 発売元:doekuramori, Top Hat Studios

銃へのこだわりが感じられる国内個人開発のFPS

国内の個人インディーデベロッパーであるdoekuramori氏が制作するFPS。本作の特徴は、現実的なリロードシステムと敵キャラクター。弾道はもちろん落下しますし、リロードは一発ずつ弾を込める必要があったりマガジンに弾薬が残っていても次の弾倉に引き継げなかったりと銃や射撃の挙動に対するこだわりが感じられます。 

敵キャラクターは重いアーマーに身を包んでいますが、その中身は日本的な絵柄で描かれた女性。それでも敵は他のFPSのように死んでいくため、いわゆる「リョナ」と呼ばれるジャンルの表現が苦手な方は厳しいかもしれませんが、大丈夫な方はぜひともプレイしていただきたい1本です。

『ULTRAKILL』(早期アクセス中)

価格: 2,050円 開発元:Arsi “Hakita” Patala 発売元:New Blood Interactive

画像はストアページより

ワンアイデアが楽しい高難度FPS

PS1の頃を思わせるローポリ・低解像度テクスチャのグラフィックを持つFPSですが、その実ゲームプレイは現代的なアクションゲームに近いものとなっており、『デビル メイ クライ』や『DOOM(2016)』からの影響を公言しています。

ゲームの進行は、進む度に一定のエリアに閉じ込められ、その範囲の殲滅を目指すアリーナ形式を採用。ハイスピードな戦闘が繰り広げられますが、敵を撃った時に出る返り血を浴びると回復できるというワンアイデアが戦闘の楽しさに寄与しています。積極的に浴びにいかないとすぐピンチになるような高難度なバランスですが、うまく立ち回れたときの爽快感は満点です。

『BunkerPunks』

価格: 1,480円 開発元:Ninja Robot Dinosaur 発売元:Ninja Robot Dinosaur

ジャンルもりもりFPS!

ローグライト×FPS×拠点開発が一体となった属性もりもりの作品です。プレイヤーはシューターパートで自動生成される複雑なマップを探索しながらアイテム・お金の収集やエレベーターからの脱出を目指し、拠点開発パートでは手に入れた物資を使って拠点を発展させていきます。

純粋なアクションシューターとは違いますが、ちょっと変わった作品を求める方は是非いかがでしょうか。

『The spy who shot me』

価格:1,120円 開発元:Retro Army Limited 発売元:paulstephendavis

コメディ調のスパイFPS

某有名スパイを思わせる風貌の主人公が活躍するFPS。主人公であるエージェント7は邪悪な組織「S.C.U.M.」に立ち向かいます。ストーリーはコメディ調のものが展開され、ちょっと奇妙なシチュエーションや敵キャラクターなどが特徴です。

主人公の銃の持ち方や、死亡時に画面上部から血が流れるアニメーションも、ニンテンドウ64向けに発売された名作FPS『ゴールデンアイ007』を彷彿とさせます。

なお、タイトルは「The Spy Who Loved Me(007/私を愛したスパイ)」のパロディです。

『CARNAL』

価格:100円 開発元:JG Roos 発売元:MercySoft

破格の100円FPS!

たったの100円で購入できてしまう作品です。100円だからと侮るなかれ、17ものレベルが用意されており、多様な銃やキーカード探しなど、レトロ風FPSとしてはある程度しっかり楽しめます。

1,000円~2,000円代の作品よりも優れているということはありませんが、味のある独特な色味のグラフィックやユニークなロケーションなど独特の雰囲気でプレイヤーを楽しませます。遊びやすいタイトルとはいえませんが、コスパが高いタイトルです。

『ARKOS』

価格:1,010円 開発元:Retro Souls 発売元:Retro Souls

カラフルなボクセルグラフィックがキュート!

ボクセルスタイルの鮮やかなグラフィックが特徴的なFPSです。壁を崩して部屋に入ったり柵を壊したりといった仕掛けも存在します。

キャラクターは小さなドット絵で描かれており、カラフルで鮮やかな色使いで非常に目に楽しいです。アクションFPSながらゲームテンポはスローペースで落ち着いており、血みどろになりがちな敵キャラもキュートなものが多く、遊びやすい作品です。

『Post Void』

価格:310円 開発元:YCJY Games 発売元:YCJY Games

派手なエフェクトで目がチカチカ!極限ローグライトFPS

本作は、本稿で紹介するタイトルの中でもっとも尖った作品といえるでしょう。主人公は左手に持った頭の形のオブジェから漏れ続ける液体を切らさないように1本道のステージを走り抜けます。敵を倒すことで液体を補充できますが、立ち止まって戦っている暇はなく非常に忙しい作品です。

地形や敵の配置は毎度変化するため、その場のアドリブ力も求められます。エリア遷移時には装備やスキルを変更して戦い方を変えることもできます。

主人公の手や敵キャラクター、フィールドは描き殴られたような強い線で描かれた狂気的なデザインです。その上エフェクトも過剰に演出され、鮮やかな色や射撃時のフラッシュで目がチカチカするような演出も盛り込まれているため光過敏性発作症状を持っている方は絶対にプレイするべきではありませんが、サクッと遊べて挑戦しがいのある中毒性の高い作品です。


以上10作品をご紹介しました。記事冒頭にも書いた通り、レトロ風FPSは現在インディーゲームシーンにおいてホットなジャンルの1つ。本記事で紹介しきれなかったタイトルも多く存在するため、様々な作品をチェックしてみてはいかがでしょうか。


《みお》

超雑食の若年ゲーマー みお

2021年3月よりフリーでゲームライターをしています。現在はGame*SparkとIGN JAPANで活動し、稀にINSIDEにてニュース記事を執筆しています。お仕事募集中。ゲームの趣味は雑食で、気になったものはクラシックゲームから新しいゲームまで何でも手を出します。主食はシューター、ADV、任天堂作品など。ジャンルやフランチャイズの歴史を辿るのも好きです。ゲーム以外では日本語のロックやアメコミ映画・コメディ映画、髪の長いお兄さんが好きです。

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