FANZA GAMESは、成人向け美少女ゲーム『同級生 リメイク』の発表を行いました。
同作は、1992年に当時の日本での主流PCであった「PC98」ことPC-9801シリーズ向けに発売されたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは学生として夏休み後半の21日ほどをナンパに明け暮れ(余談ながらそもそもゲームの実行ファイル名が「nanpa.bat」でした。.batは特定のコマンド処理を一連で実行するためのファイル)彼女を作ることを目指す内容です。
プレイヤーの移動のたびにゲーム内時間が経過、ヒロインの配置が変わる他、所持金の概念や、ヒロインの攻略には特定の時間に特定の場所に赴き、適切なフラグを立てていく必要があるなど、現代のゲームでいえば制限時間のあるオープンワールド形式に近い進行を特徴としていました。
また、美少女ゲームにおけるノベル形式の隆盛以前の作品であり、各シーンでは基本はクリックアドベンチャーとして進行。随所に隠された遊び心のあるテキストも当時のゲーム的ながら魅力です。システムを継いだ幾つかの続編やリメイクが開発された他、セガサターンなどでも表現をマイルドにしたものが発売されていました。
その後開発のelfは2017年に閉鎖、同社の過去タイトルはFANZA GAMESにて扱われ、今回のリメイクの発表に至っています。本リメイクでは、イラストが竹井正樹氏からすめらぎ琥珀氏に変更、新たに描き下ろしとなり音声が一新。さらにオリジナル版同様のゲーム内容に加え「ノーマルモード」として、マップ移動時のヒロインの現在位置表示やフラグ管理機能も実装に。ほかにもCG/シーン鑑賞、クイックセーブが搭載されるなどシステムも大きく現代化されています。
『同級生 リメイク』は2021年2月26日に、18歳以上向けに発売予定。豪華版では特典として最新Windows対応の初代『同級生』などが付属します。なお、オンライン認証ありとのことです。
※ UPDATE(2020/10/25 16:25):指摘を受け急ぎPC-9801のMS-DOS環境下でチェックしたところ、実行ファイル名は「.bat」でした。当時MS-DOS上指定で「nanpa」のみで実行していたため記憶の取り違えが起こっておりました。ご指摘ありがとうございます。
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