7月14日より、Steam/Epic GamesストアにてPC版『DEATH STRANDING』がリリースされます。本作はハイフレームレート/ウルトラワイドモニターに対応し、『Half-Life』シリーズとのコラボコンテンツも収録。ファンにとっておなじみのホログラムや、ロゴがあしらわれたトラックが登場する予定です。
Game*Spark編集部は、コジマプロダクションのチーフテクニカルオフィサーの酒本海旗男氏とコミュニケーション部門のヘッドである齊藤昭義氏にインタビューを実施。Modサポートについての話や『Half-Life』コラボコンテンツ制作の経緯、そしてCOVID-19を巡る現在の情勢を踏まえた上で、お二人からのメッセージをいただきました。
――PC版『DEATH STRANDING』は、Modフレンドリーなタイトルとして配信されますか。
酒本海旗男氏、齊藤昭義氏(回答は両名から。以下、コジプロ)開発キットやチュートリアルの提供は予定していません。ただ、フォトモードでも行ったように、ゲームのリリース後でも、なるべくユーザーの皆さんがその世界で長く遊んでもらえるような仕組みを提供していきたいと思っています。今回は、PCユーザーの方々に『DEATH STRANDING』をお届けし、プレイしていただきたいということを最大の目的としています。
――オンラインプレイを提供するにあたり、PC版/PS4版では別のサーバーを用意されていますか。例えばPS4版ユーザーが建築したシェルターをPC版ユーザーが利用できるかどうか、またその逆のケースについても教えてください。
コジプロ今回はPC版ユーザー向けに、新規でサーバーを用意いたします。ですので、PS4版ユーザーとPC版ユーザーとの間接的なクロスプレイはできません。PC版はSteamやEpic Gamesストアで購入できますが、どの販売サイトでPC版を購入しても、相互に協力できます。
――『Half-Life』作品とのコラボレーションはどのような経緯で実現されたのですか。コラボコンテンツにまつわる今後の展開についても教えてください。
コジプロ以前にValve社を訪問した際に、「将来的に何かコラボ出来たら」という話が立ち上がりました。コジマプロダクションとしても、デベロッパー同士の連携や関係を大切に考えているので、前向きに検討していきます。もちろん、ユーザーの皆様に、驚きや意外性を提供して、楽しんでもらうことが一番大切です。今回の『Half-Life』とのコラボはイースターエッグとして企画して実装していますが、反響が大きく、驚きと喜びを感じています。また、今後のコラボの予定の詳細は、改めて発表させて頂きたいと思っていますので、もう暫くお待ちください。
――社会的距離の確保によって人々が離れ離れになっている昨今の状況について、『DEATH STRANDING』で「分断」を巡る物語を描いたKJPナラティブチームの皆さまが何を感じているのか、お聞かせください。
コジプロ『DEATH STRANDING』の企画・制作時には、人と人が触れ合えない、外に出られない状況が来るとは思ってもいませんでした。そんな世界を繋ぎ直すことが、本作のモチーフのひとつです。ゲームでの体験が、現実の世界を少しでも前に進める励ましになってくれることを願っています。
――ありがとうございました。
PC version published by 505 Games. (C)2020 Sony Interactive Entertainment Inc. DEATH STRANDING is a trademark of Sony Interactive Entertainment LLC. Created and developed by KOJIMA PRODUCTIONS. All trademarks are the property of their respective owners.
505 Games and the 505 Games logo are registered trademarks of 505 Games S.P.A. Appearance in this game does not imply sponsorship or endorsement.
(C) 2020 Valve Corporation. All rights reserved. Valve, the Valve logo, Half-Life, the Half-Life logo, Portal, the Portal logo, and the Lambda logo are trademarks and/or registered trademarks of Valve Corporation in the U.S. and/or other countries.
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
海外レビューハイスコア『Headquarters: World War II』―細部まで十分に配慮されたコンパクトで魅力的なウォーゲームだ
-
『Stellar Blade』「顔」も「髪」も「尻」もいい! 新時代の美少女表現は、ポニテの長さまで自由自在【フォトレポ】
-
「デッキ構築×SRPG」で新たな面白さを生み出した!アクワイアの『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』は人気ジャンルに一石を投じる意欲作【インタビュー】
-
海外レビューハイスコア『Withering Rooms』―ローグライクであり、ホラーであり、パズルアドベンチャーでもある
-
【大喜利】『ハードコアゲーマーが最も気をつけていることとは?』回答募集中!
-
敵の力を身につけながら進むソウルライクなメトロイドヴァニア配信!悪鬼を倒し、自分自身が悪鬼になる―採れたて!本日のSteam注目ゲーム6選【2024年4月10日】
-
ショットガンで悪霊退散!証拠を集めて幽霊を除霊する協力型ホラー正式リリース―採れたて!本日のSteam注目ゲーム3選【2024年4月18日】
-
二刀流“悪鬼武士”を描くソウルライクACT『The Devil Within: Satgat』はスタイリッシュなだけじゃない!シビアなリソース管理と奥深い戦術がアツい【プレイレポ】
-
“デスクトップを凌駕する”謳い文句は本当か!? “逆張り闇落ちライター”がMSIが誇る超ハイスペックゲーミングノート「Titan 18 HX A14V シリーズ」と徹底バトル
-
高自由度ファンタジー人生シム『ワールド・ネバーランド2 ~プルト共和国物語~』Steamへの移植なぜ?シリーズの“今後”に迫る【インタビュー】