Epic Gamesがパブリッシング参入で有名デベロッパー3社と提携―『トリコ』上田文人氏の新作も手掛ける | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Epic Gamesがパブリッシング参入で有名デベロッパー3社と提携―『トリコ』上田文人氏の新作も手掛ける

Epic Gamesはデベロッパー3社との提携を発表しました。

ニュース ゲーム業界
Epic Gamesがパブリッシング参入で有名デベロッパー3社と提携―『トリコ』上田文人氏の新作も手掛ける
  • Epic Gamesがパブリッシング参入で有名デベロッパー3社と提携―『トリコ』上田文人氏の新作も手掛ける
  • (C)Getty Images
  • Epic Gamesがパブリッシング参入で有名デベロッパー3社と提携―『トリコ』上田文人氏の新作も手掛ける

Epic Gamesは、genDESIGN、Playdead、Remedy Entertainmentの3社との提携を発表し、マルチプラットフォーム・パブリッシングの取り組みとなる「Epic Games Publishing」を開始することを明らかにしました。


今回提携が発表された3社ですが、genDESIGNは『人喰いの大鷲トリコ』で知られる上田文人氏を中心とするデベロッパーであり、その他『Inside』『Limbo』のPlaydead、『CONTROL』のRemedy Entertainmentと錚々たる顔ぶれとなっています。なお、Remedy Entertainmentは26日、大手パブリッシャーとの提携を発表しましたが、今回のEpic Gamesとの提携が真相だったようです。

Epic Gamesはクリエイターが素晴らしいゲームづくりに集中できるように、信頼できる条件の提供を目指すという「Epic Games Publishing」は以下の条件でデベロッパーと契約しているとのこと。

  • 完全な創造の自由と所有権 デベロッパーは、作品のすべての知的財産と創造性においての完全なコントロール権を100%保持します。
  • 全額出資プロジェクト Epic Games Publishingは、デベロッパーの給与から、品質保証、ローカライゼーション、マーケティング、すべてのパブリッシング費用にわたる市場開拓費用まで、最大100%まで開発コストをカバーします。
  • 5割の利益分配制度 デベロッパーが自分達の作品で得る正当な報酬 -- 全ての費用を回収後、デベロッパーは全利益の最低5割を獲得します。


Epic Gamesの創立者兼CEO、ティム・スウィーニー氏は「パブリッシャーと一緒に働いていた時に、我々が常に望んでいたパブリッシングモデルを構築しているのです」とコメント。

また、genDESIGNの上田文人氏は今回の提携について以下のように語っています。
これまで我々は、一人でも多くの方に自分たちの作ったゲームを楽しんでいただきたいという思いがありました。そのような中、「Unreal Engine」や「Epic Gamesストア」、ゲームタイトル制作など、ゲーム分野において幅広くサービスを提供しているEpic Games様とお話させていただく中で、自分たちが望む形のゲーム開発ができるのではないかと思い、現在開発中の新作ゲームにおいて、今回一緒に組ませていただく運びとなりました。

開発中のゲームの内容については、残念ながらまだお伝えできませんが、少しでも早くゲームファンの皆様へお届けできるよう、チーム一丸となり日々努力しております。

また、genDESIGNは本開発に向けチームを拡大中です。私たちと一緒に働いてくれる仲間を募集していますので、ぜひ弊社のホームページをチェックしてみてください。」

デベロッパーにとっては破格ともいえる契約条件が公開されていますが、Epic Games Publishingのマルチプラットフォーム戦略では、どのハード・プラットフォームで展開されるのか注目が集まります。本取り組みの詳細やゲームについては今後数ヶ月の間に発表するということです。
《KADEN》

三度の飯とゲームが好き KADEN

1986年、横浜に生まれ落ちる。祖父が持っていたPC9800シリーズとFM-TOWNSによって目覚め、Dreamcast版タイピングオブザデッドに教育され、正月に購入したHalf-Life 2とBattlefield 2によって後戻りできなくなる。 最近はゲームにかこつけて料理の記事も上げたりする。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ニュース アクセスランキング

  1. 『アサクリ』日本舞台の「Codename RED」のタイトルが『アサシン クリード シャドウズ』に決定!

    『アサクリ』日本舞台の「Codename RED」のタイトルが『アサシン クリード シャドウズ』に決定!

  2. ローグライクにストラテジーにサンドボックス…何度も繰り返し遊べるゲームを集めたSteam「無限リプレイフェス」5月20日まで開催

    ローグライクにストラテジーにサンドボックス…何度も繰り返し遊べるゲームを集めたSteam「無限リプレイフェス」5月20日まで開催

  3. 【期間限定無料】地球外の機械を調査する「非常に好評」パズルゲーム『Machinika Museum』Steamにて無料配布!

    【期間限定無料】地球外の機械を調査する「非常に好評」パズルゲーム『Machinika Museum』Steamにて無料配布!

  4. スクエニ、欧米のインディーやパブリッシング部門などでレイオフ実施か…海外事業見直し?『PowerWash Simulator』など担当部署が影響を受けそう

  5. 黒人ゲーマーたちのキャラメイクゲーへの意外な悩みとは―『FIFA』や『NBA 2K』などの好事例を交え日本のゲームにも言及

  6. 新作『アサシン クリード シャドウズ』は11月15日発売?YouTubeプレミアトレイラーに一時掲載―海外コミュニティで報告

  7. 「ポケモンの寝顔は二次創作を参考に描かれている」…『Pokémon Sleep』で流れる憶測をディレクターが否定、「非常に残念な気持ちです」

  8. 【決算】スクウェア・エニックスの通期は大幅減益、「HDゲームタイトル」開発中止で220億円の特別損失を計上

  9. SIEがハード・ソフトに精通したCEO2人による新体制に―現暫定CEOの十時裕樹氏は会長職へ

  10. AAAタイトルでのゲーム内広告は「時期尚早」―EAのCEOが決算説明会で言及

アクセスランキングをもっと見る

page top