プロゲーマーおよび株式会社忍ism代表取締役のももち選手は、日本eスポーツ連合(JeSU)のプロライセンスを受け取ったことをTwitchを通して発表しました。
JeSUの立ち上げ時からプロライセンスの意義を問い続け、プロライセンスの受領を拒否していたももち選手でしたが、本日12月2日、プロライセンスを受領したとTwitch上で発表。カプコン、JeSU、ももち選手の3名は東京ゲームショウ(TGS)の前後で話し合いの場を複数回にわたって開いており、その結果、プロライセンスの受け取りに至ったということです。
今まで受け取ってなかった理由については2017年時の声明と変わりはないとのこと。「団体ができて良い方向にまとまっていけば良いと思うが、一旦保留という形でやらせてもらっていた」「結果的に“JeSU対ももち”、いわば反JeSUという形になってしまい、それは自分としても望んでいなかった」と話しています。
視聴者からは「優勝する前にプロライセンスの登録をすれば良かったのに」「賞金をもらえるようにすれば良かった」といった声も。これについてももち選手は、「賞金を受け取らないのは自分だけの問題」「CAPCOM Pro Tourは海外大会扱いのため、自分の活動にはそこまで影響がなく、レギュレーションも変わっていった」と話しながら、TGS 2019以降に不本意な広がり方をしたことについて「改めて考える機会となった」と語りました。
ももち選手は「ももちが屈したという風にしか見えない」というファンからの声も受け止めてはいるものの、JeSU側にも選手に対する説明が不足していた面があったと指摘しました。さらに、「“JeSU”があり、“プロライセンス”があるという形になっているが、それをどう使うかは各メーカーが決めること。それぞれのタイトルで方向性が全く異なる」「JeSUの言う“プロライセンス”とメーカー側が考える“プロライセンス”の認識には、乖離がある」ともコメント。そういった相違の解消も含め、三者での話し合いを行っていたとのことです。
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