『X4: Split Vendetta』に『EVERSPACE 2』、2大宇宙ゲームが展示されたドイツパビリオンレポート!【TGS2019】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『X4: Split Vendetta』に『EVERSPACE 2』、2大宇宙ゲームが展示されたドイツパビリオンレポート!【TGS2019】

東京ゲームショウ2019ドイツパビリオンでは、定評ある宇宙ゲームの新作DLCや続編などを中心に、いくつかのゲームを体験することができました。

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『X4: Split Vendetta』に『EVERSPACE 2』、2大宇宙ゲームが展示されたドイツパビリオンレポート!【TGS2019】
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2019年9月12日より開催中の東京ゲームショウ2019。ドイツパビリオンでは、定評ある宇宙ゲームの新作DLCや続編などを中心に、いくつかのゲームを体験することができました。



まずは、先日TGS直前インタビューも掲載したEGOSOFTのオープンワールド宇宙船シム『X4: Foundations』DLC「Split Vendetta」。TGS2019にて展示されていたデモでは、2系統のチュートリアルデモを体験可能でした。まずひとつは簡単な戦闘シナリオです。ゲームを開始するとプレイヤーは乗機へと搭乗し、戦闘を行うように指示されるので、ブリッジの通路の先にあるテレポーター内部の左のコンソールを操作し、乗機へ移動。乗機内の座席を使用し船に搭乗、戦闘へと参加します。


もう片方のシナリオでは、開いたマップに表示されている各船にテレポートを行うことで、それぞれの船のすぐ近くにあるラベルに関連したゲームを体験できます。


特に注目してほしいのは採掘船のデモ。船の操作メニューに新項目が登場しており、ドローンなどの発艦・着艦/格納を種類ごとに一括指示することが可能に。大きな利便性向上を見て取れます。なお、『X4』バージョン2.6ベータ版配信もSteamにて開始。『X4』ユーザーは特定の手順でゲームをベータ版に切り替えることで、非常に多数のAI系の改善・不具合修正を体感できます。


開発途中の内容を切り出した展示デモということもあり、一部に未調整な点もありますが、来るDLCと大型アップデートでの更なる改善に期待できる内容となっていました。なお、来場者には『X4: Foundations』内で使える特別な機体ペイントのコードがプレゼントされます。



また、会場で同作のリードゲームデザイナーでもあるEGOSOFT創業者・Bernd Lehahn氏に、先日のインタビューの補足となる、新たなミニインタビューを実施しました。



左からGregory Wintgens氏、Bernd Lehahn氏

――10年ほど前の『X3: Terran Conflict』と『X3: Albion Prelude』でも本シリーズは日本語をサポートしていました。日本では宇宙船SFゲームが注目されることはあまりないのですが、こういった対応にはどのような意図があるのでしょうか。

Bernd Lehahn氏(以下 Lehahn氏):昔から任天堂などのコンソール作品を遊んでいたので、日本へ展開することが夢だったのです。それだけではなく、先日のインタビューでもあった通りに『X』の世界観では日本が非常に重要で、その文化が設定には組み込まれています。

――『X4』のVR対応の可能性ですが、実のところどれぐらい現実味がある話なのでしょうか。複雑でプレミアムなVRの宇宙ゲームを日本語環境で遊べたら、とても魅力的です。
(※過去作『X Rebirth VR Edition』は記事執筆時点では日本語未対応。また同ジャンルの有名VR作品『Elite Dangerous』も日本語に対応していない)

Lehahn氏:残念ながらVR市場は決して大きくなく、採算的に厳しいところもありますが、個人的にはやってみたいですね。

――水棲種族ボロンに宇宙服を着せたら、『X4』に登場させられたりしませんか?『絢爛舞踏祭』の“ポイポイダー”のような……。

Lehahn氏:各種族ごとに異なる宇宙服のデザインを実装することも、コンセプトとして検討しています。その中には、ボロンにこのようなタイプのスーツを着せる案もあります。いつの日か『X4』で彼らを見られると良いですね。




同様に、ROCKFISH Gamesのオープンワールド宇宙船フライトRPG『EVERSPACE 2』もプレイアブル展示。オープンワールドのアクションRPG型フライトゲームへと、前作から大きくジャンルを変えたゲームプレイを体験できます。


機体に装備できる様々なパーツや武器は、ランダムで様々な能力を持って生成されます。いわゆる“ハクスラARPG”のアイテムルート・トレジャーハンティング要素が導入されているのが、本作の特徴です。また、レベルアップすることでプレイヤー機のベース能力そのものが強化されていくシステムなど、RPGらしい要素も強くなっています。もちろん美しいビジュアルや、アクション性の高い飛行感は健在。TGSデモでも、ただのRPGにはとどまらない魅力の一端を感じられます。


ここからは会場にて行ったROCKFISH GamesのCEO・Michael Schade氏へのミニインタビューをお届けします。


――今回、オープンワールドにジャンルが大きく変わりましたね。

Michael Schade氏(以下 Schade氏):そうですね、今作では固定の宇宙マップを旅し、もし死んでしまったときには最初からやり直しではなく、セーブポイントからやり直すことになります。

――レベルアップするとベースの能力自体が高くなるところは、とてもRPGらしいシステムに感じます。

Schade氏:それだけでなく、船自体の外見も変えられるようになります。まだ詳細は確定していませんが。

――戦闘部分は宇宙船を使った『ボーダーランズ』のようなプレイ感にもなりそうですね。
Schade氏:そうですね、そのように捉えていただくのも、悪くないかもしれません。

――前作では発売後に日本語をサポートされていましたが、今作ではローンチ時からの日本語に対応されるのでしょうか。

Schade氏:現在、日本のパートナーを探しているところです。『EVERSPACE』ではすべてを私達で担当していましたが、今作では日本人向けのより良い展開のために、日本のパブリッシャーを探そうとしています。なので、「ローンチ時点から」と約束することはまだできませんが、日本語対応は行う予定です。

――『EVERSPACE』ではVR対応も特徴でした。

Schade氏:今作でもVRをサポートしたいのですが、詳細はまだ決めていません。VR版は別アプリとなる可能性もあります。VRでの長時間のゲームプレイにプレイヤーが堪えられるよう、調整する必要もあるかもしれません。

――最後の質問となるのですが、かつてのファン達が本作に『Galaxy on Fire 3』らしさを期待しても良いのでしょうか?
(※『Galaxy on Fire』は、かつて同チームがモバイル向け中心に手掛けたオープンワールド宇宙船フライトシューター)

Schade氏:はい!ただしそこで終わらず、更に良いゲームにしたいです。皆さんが楽しんでいただければ幸いです。




他にもドイツパビリオンでは、ヒッチハイカーをテーマにしたミステリーADV『Hitch Hiker』などの体験や、Kalypso Mediaの人気ストラテジー新作『トロピコ6』のプレイも可能でした。
《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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