『Fallout』公式レシピブックであのウェイストランド飯を実際に作ってみた!【世紀末クッキング】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Fallout』公式レシピブックであのウェイストランド飯を実際に作ってみた!【世紀末クッキング】

本記事では、『Fallout』シリーズ公式レシピブック「FALLOUT: THE VAULT DWELLER'S OFFICIAL COOKBOOK」に掲載されているレシピのいくつかを、筆者が実際に調理・実食してみた様子と共にご紹介します。

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『Fallout』公式レシピブックであのウェイストランド飯を実際に作ってみた!【世紀末クッキング】
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本日11月15日より発売(フライングはあったものの)となったシリーズ最新作『Fallout 76』。複数回に渡るB.E.T.A.個性的なプロモーションから、そのリリースが待ちきれなかったという方も多いのではないでしょうか。

かくいう筆者もその1人。Game*Sparkにて毎週掲載されている【やってるゲーム&気になるゲーム】をご覧になっている方の中には、「気になるゲーム」にやたら『Fallout 76』を挙げる奴がいるな…と思ったことがある方もいらっしゃると思いますが、アレだいたい僕です。

それほどまでに同作の発売を心待ちにしていた筆者ですが、多くの『Fallout』ファンの方と同じく発売まであと数週間、数日というまさに「発売間近」な期間はそわそわが止まらず、疼きを収めるために『4』や『Fallout Shelter』をプレイする日々が続いていました(ちなみにB.E.T.A.も参加しましたが、PC版だったため不具合の影響で予定が狂いあまりプレイできませんでした)。

しかし、やはりそれだけでは「早くやりたい」欲はなかなか収まりません。この欲求に発売日まで耐えられるのか、それまでにワクワクで破裂してしまうのではないかと一周回って不安になり始めていたそんなとき、偶然ある書籍を発見しました。


その書籍こそ、『Fallout』シリーズ公式レシピブック「FALLOUT: THE VAULT DWELLER'S OFFICIAL COOKBOOK」。これを見かけた筆者は即座にAmazonから購入し、この本を用いたゲームグルメの探求で発売までのドキドキを解消することを決意しました。というわけで、本記事では同書に掲載されているレシピのいくつかを、筆者が実際に調理・実食してみた様子と共にご紹介します。

なお、本記事では同書に掲載されている内容をそのまま記述してしまうことを避けるため、一部材料や分量などを意図的に省略している場合があります。正確なレシピが気になる方はぜひ同書をお買い求め下さい。

世紀末キッチン開幕!



そんなわけで、早速調理スタート。まずはウェイストランドになくてはならない「ヌカコーラ」の製作から着手していきます。材料は、八角、コリアンダー、シナモンスティック、カルダモン、ライム、レモン、オレンジ(今回はみかんで代用)など。その他、砂糖や水、バニラエッセンス等も用意しておきます。

まず、カップ2杯の水と3杯の砂糖を混ぜ合わせて、そこに上記のスパイスやフルーツの皮を投入。これを煮立て、シロップを作ります。なお、煮込んでいる最中はアジアン雑貨屋めいた独特の匂いがするため、この手の香りが苦手な方は換気扇を強くするなどの対策を取っておいたほうがいいかもしれません。

少し冷やすととろとろになる

しばらく煮込んでシロップが完成したあとはこれを耐熱容器に移し、風味付けのためレモン、ライム、オレンジの果汁を追加。また、バニラエッセンスやブラウニングソースなども投入し、よく混ぜ合わせます。

その後は、このシロップを冷蔵庫にて半日から2週間保存し、よく冷やしてから炭酸水や水を加えれば、晴れて「ヌカコーラ」の完成になります。肝心の味ですが、日本人の味覚には合わないものの、冷えた炭酸水と合わせれば甘いスパイスの刺激が清涼感と共にやってくる、やみつきになる味わいになりました。あくまで筆者の個人的な好みですが、ジュースとして飲むよりは少量をお酒や紅茶に入れて飲んだほうが美味しく頂けるかもしれません。

ブラウニングソースが少なかったのか、思ったより色が薄い…

とはいえ、ややもったりめながらもやめられない甘味や薬っぽい爽快感は、ウェイストランド及び戦前の人々が夢中になるに値する味と言っても過言ではないでしょう。ちなみに多種多様なスパイスの影響か、飲んだあとはお腹がぽかぽかしてきました(放射能ではないはず)。

続いては誰もがお世話になるあの回復アイテムが登場



続いて製作するのは、こちらもウェイストランド人(主にプレイヤーやコンパニオン)に必須のアイテム、「スティムパック」。これを料理と呼んでいいのか些か疑問ではありますが、レシピがあるから料理なのでしょう。

材料はゼラチン、ザクロジュース、食紅、ラズベリーウォッカ(入手できなかったためベリージュースとウォッカを混ぜたもので代用)、水、砂糖等。また、調理自体には必要ありませんでしたが、「スティムパック」らしい見栄えを確保するためにシリンジを用意しました。

こちらはまず、ザクロジュースとゼラチン、食紅と砂糖を耐熱ボウルに入れ、よく混ぜ合わせます。その後は沸騰させた水をボウルに投入し、ゼラチンの粉が溶けるまで再び撹拌。続いて、ラズベリーウォッカを少量加えたあと、完成したジュースをシリンジで吸い取っていきます。

ジュースを全て吸い取り終わったら、シリンジをそのまま冷蔵庫で最低5時間冷やし、ゼラチンを固めていきます。この際、ものにもよりますがシリンジが予想以上に縦幅を取り、スペースを圧迫するので、事前に冷蔵庫の空きを確認しておいたほうがいいかもしれません。


そうしてジュースが固まり、ゼリーになれば完成です。端的に言ってしまえばただのシリンジ入りゼリーですが、食紅とザクロジュースのおかげで色がやたら紅いため、「材料に血液パックを使いました」感はたっぷり。肝心の味ですが、ベリー系の甘い風味が口に入れた途端に広がる…有り体に言えばいちごゼリー味でした。

ただし、シリンジからものを食べると言う経験が筆者にとってかなり新鮮であったためか、味より食事という行為そのものを楽しむ食べ物であるとも感じられました。また、材料として使用したウォッカはアルコール度数がそこそこ高いため、たくさん作ってたくさん食べれば文字通りStimulate(興奮)も可能かもしれません(流石に身体に直接注射するのは躊躇われますが)。

最後はあの便利ドラッグを調理!一体どうやって作るの?



そして最後に作るのは、みんな大好きお馴染みドラッグ「バファウト」。筆者も最早これは料理ではないと思いますが、果たしてどのように調理するのでしょうか。

材料は抹茶パウダー、中力粉、アーモンドパウダー、バニラエッセンス、アーモンドエッセンス、バター、砂糖、塩など。これがどうなったらあのお薬になるのかいまいち想像がつきませんが、取り敢えずまずこれらを全て混ぜ、全体がよく馴染むまで撹拌します。


その後、混ぜたものをだいたいテーブルスプーン1個大ずつにちぎり分け、それぞれを楕円状に形成します。この際、ナイフを使って形成したものに十字を入れておきます。そしてこれらを全てキッチンペーパーの上に乗せ、1時間ほど冷蔵庫で置いておきます。この間にオーブンに160度前後で予熱を入れておき、使った材料の片付けなどをしておくといいでしょう。

1時間経ったら形成したものを冷蔵庫から取り出し、予熱をかけておいたオーブンで15~20分ほど焼き上げます。抹茶パウダーが入っている都合上、焦げてしまうと全体的にかなり苦い仕上がりになりかねないため、この時はなるべく焦がさないように、オーブンをしっかり見張っておいたほうがいいかもしれません。そして焼き上がれば、摂取するだけでENDとSTRが上がるステキドラッグの完成…


ってこれただの抹茶クッキーじゃないか!(薄々お気づきの方も多かったかと思われますが、お付き合いありがとうございます)

…というわけで、同書には抹茶クッキーがバファウトとして掲載されています。肝心の味ですが、アーモンドパウダーのおかげでさっくり芳醇な味わいに焼き上がったクッキーという感じでした。ただし、錠剤型に近づけようと形成時点で小さくこねてしまうと焼き上げる際に簡単に焦げてしまう可能性があるので、これに至ってはバファウトに寄せるよりはクッキーと割り切って作ったほうが良さそうです。



如何でしたでしょうか。今回作成した以外にも、同書には「ヤムヤム・デビルエッグ」や「ヌカコーラ・クアンタム」「チキンヌードルスープ」など、シリーズに登場する料理が複数掲載されています(中にはバファウトのような代用品ネタもありますが)。同作の食を追体験してみたい…という方は、ぜひ購入を検討してみては如何でしょうか。

なお、今回は材料の都合やレシピの面白さなどから上記のアイテムをチョイスしましたが、中にはデスクローやマイアラーク(ミレルーク)など、ウェイストランドならではのユニーク料理にトライしてみて欲しかった、という方もいらっしゃるかもしれません。

Game*Sparkではそのような方々に向けて、筆者が本物のラッドローチなアイツとイグアナを実際に食べてみるというゲームグルメ記事も掲載しているため、本記事だけでは物足りないと感じた方は、ぜひこちらもご覧になってみてください。
《吉河卓人》
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