『Fallout 76』の面白さは“オンラインらしさ”にあり?マルチプレイの魅力を探したB.E.T.A.プレイレポ【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Fallout 76』の面白さは“オンラインらしさ”にあり?マルチプレイの魅力を探したB.E.T.A.プレイレポ【特集】

11月15日の発売を目前にしたシリーズ初のオンラインタイトル『Fallout 76』。本作B.E.T.A.(ベータテスト)のプレイレポをお届けします。

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『Fallout 76』の面白さは“オンラインらしさ”にあり?マルチプレイの魅力を探したB.E.T.A.プレイレポ【特集】
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11月15日の発売を目前にしたBethesda Softworksのシリーズ最新作『Fallout 76』。シリーズ初のオンラインタイトルとなり、ファンの方々は期待と不安の混在した心境にあると思います。本記事では、B.E.T.A.(ベータテスト)での体験を元に『Fallout 76』の“オンラインらしさ”に注目、本作ならではの魅力をお伝えしていきます。

※本記事はPC版のバージョン0.9.0.15のプレイを元に執筆されています。

◆NPCの不在とマルチプレイヤー



まずは前置きとして気になるポイントから見ていきましょう。本作にNPCがいないというのは前情報の段階から注目され、特に議論を呼んでいた点。かくいう筆者も前作までのプレイヤーとして不安だった人間の1人でした。確かに、街に着いても生きた人間はプレイヤーたち以外にはいません。そこにあったとしても死体です。ここで思い出すべくが『Fallout 76』のテーマは「再建」。荒れ果てた土地として設定されているアパラチアに定住しようとした人間は息絶え、その生きた痕跡だけが残されています。

この点に関しては、「滅んだ世界」の上で再建を担う1人としてプレイヤーたちが活動する演出として役立っていると考えられます。これまで通りの『Fallout』の魅力に加え、マルチプレイという新たな要素が合わさった強力な『Fallout』を味わうことができました。

◆仲間と始める旅



オープニングを見終えると「Vault 76」にある自室からプレイが始まりますが、既に何やら違う雰囲気が。どこからか薄っすら英語が聞こえてきます。デフォルトでは内部の「ボイスチャット」での設定がオンになっているため聞こえてきたものでした。そんなミスもオンラインならでは。もちろん、チームメイトやそれ以外の人との意思疎通にも使える有効な機能です。トレイラーから確認できるようにジェスチャーも備え付け。必要なものから用途のわからないネタジェスチャーまで、さらにはアトミックショップで新しいものを買い足すこともできるので、こちらもオンラインならではの魅力です。


キャラクターメイキングを完了させて自室を出ると、既に他のプレイヤーが闊歩しています。筆者は、“オンラインらしさ”を探るためにフレンドと共にプレイを始めたため、この段階で行動を共にすることになりました。『Fallout 76』では、ソーシャル機能からフレンドをチームに招待することができ、そこからチームアップすることが可能です。一方で、辺りを歩いているプレイヤーも近づくことでパーティへ招待可能です。チームに所属しているメンバーはマップ画面にて強調表示されるほか、「S.P.E.C.I.A.L.」内の「CHARISMA」の値によってパークカードのシェアができるなど様々な恩恵を得られます。


それでは早速、メインクエストに沿ってVaultの外へ。実際のプレイフィールはほとんど『Fallout 4』と同じですが、仲間がいるので寄り道や回り道、遊びも相まって道中は面白い事尽くしです。他プレイヤーと意気投合して楽器を演奏したり、ジェスチャーを投げ合ったり、時には攻撃されてPvPへと発展することもありますが、それも一興。もし戦闘で倒されてしまった場合、チームメイトがいれば蘇生できますが、こういった要素もやはりオンラインならではです。もし時間切れで死亡しても、所持している少量のキャップとジャンクをその場に残すだけなので安心できます。

ちなみに、PvPはレベル5から解放されます。ストレンジャー(デフォルト)の状態で攻撃された場合ダメージは軽減、攻撃された側が応戦することで開始されるシステムとなっています。「平和主義モード」という自分が他人にダメージを与えないモードもあるので、活用することでより安心してプレイできるでしょう。

◆サバイバル、クラフト、物々交換!―ロールプレイも映える



今作では従来のサバイバルモードの要素であった「渇き」と「空腹」のパラメータが据え置きされています。戦闘時の回復以外でも「食べる」こと、「飲む」ことが重要になり、必然的に食料や飲料を調達しなければなりません。飲料に関しては、本作では(放射線の影響を微かに受けるものの)汚れた水を汲むことができるうえ、これを沸騰させたあと調理すれば安全に飲めるので自分でも手軽。とは言うものの、手のかかる作業です。食料も同じく、動物を倒すことで手に入る肉や植物を調理することで安全なものが手に入りますが、調理には対応したレシピが必要ですから、肉や植物が腐ってしまうこともしばしば……。

交渉のジェスチャー

そこで考えられる手段が物々交換。ジェスチャーにも勧誘専用のものがあり、フレンドでなくてもオファーできるため、気軽に行うことが可能です。利害が一致すれば文句なしですが、キャップでの取引もできるため、一方通行の商売のようなこともできます。これを活かして水売りや八百屋、肉屋のロールプレイをしてみるのも1つの楽しみ方です。

ロールプレイといえば、本作でもクラフトにパークが必要になることがあります。オンラインだからこそ、自分の作った武器・防具が実際に使われたり、こまめに修理が必要になったりと鍛冶屋のプレイに現実味が出てくるところも魅力の1つ。クラフトに特化したキャラを作って、仲間の鍛冶屋として働くのも乙ですね。

“監督官”の展開されたC.A.M.P.

もちろん、調理には器具が必要になるのでC.A.M.P.を展開するか、街で済ませるかのどちらかが必要になります。前作までと同様、同じ器具は1人しか使うことができないので、ここもちょっとした工夫や争いの種として面白さが見え隠れします。



いかがでしたでしょうか。『Fallout 76』はシリーズ初のオンラインタイトルとして、(特にB.E.T.A.テスター以外には)期待と不安の入り交じる状態のため、この記事が「マルチプレイヤー」という言葉で悩んでいる方々にとって参考になれば、と思います。

発売を直前に控えているとはいえ、『Fallout 76』はまだB.E.T.A.が終わった段階。筆者自身も限られたプレイ時間の中にこれだけの魅力を発見できましたが、この記事には収まりきらない“オンラインならでは”の魅力もたくさんあるかと思われます。こういった楽しみをみつけたよ!という方がいましたら、ぜひコメント欄にお寄せください。

『Fallout 76』はPS4/Xbox One/PCを対象に、11月15日発売予定です。
《杉元悠》
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