気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Bit GolemとUltimate Games開発、PC向けに8月30日正式リリースされた釣りシミュレーター『Ultimate Fishing Simulator』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、タイトル通りの釣りシミュレーター。現実味よりも釣りの爽快感を売りとしており、とにかく魚がすぐに食いつくのが特徴。氷上での釣りや、難易度の上がるリアルモードも搭載しています。日本語にも対応済み。
『Ultimate Fishing Simulator』は1,980円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Rafal Jelonek氏(以下Jelonek氏):こんにちは、Rafal Jelonekです。Ultimate Gameでは主にマーケティングを担当し、弊社の発売する釣りゲームとハンティングゲームの開発にも携わっています。現実でも、私は釣りや狩りをしていますよ。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Jelonek氏:Ultimate GamesのCEOであるMateusz Zawadzkiは釣りが好きで、過去にモバイル向けの釣りゲームを開発していました。しかし彼は、PCゲームや次世代コンソール向けにその市場を拡大しようと思ったのです。こうした釣りへの情熱から、本作は始まったのです。
本作の開発には面白い裏話があります。私は2016年からこの会社で働いており、当時すでにある程度形になっていた本作の監督をすることとなりました。私が初めて本作をプレイしてみたのですが、いきなり手榴弾を投げたかと思うと、釣り場の半分が吹き飛んだのです…これには驚かされました。
どうやら「エンタメ性」が必要ということでこうなったらしいのですが、私はそれまでハンティングゲームや釣りゲームの翻訳や情報サイト運営を行ってきていましたので、「これじゃだめだ。作り直して」と言ったのです。それからほとんどすべてを一から作り直し、今のものが出来上がりました。チームがここ数ヶ月で成し遂げたことには、本当に嬉しく思っています。
――本作の特徴を教えてください。
Jelonek氏:本作には特徴的なことが数多くあります。一番大きなのは、本作における釣りテクニックの数でしょう。これまでのほぼすべての釣りゲームに登場したものを取り揃えています。また同時に、本作では本物の釣りをシミュレートし過ぎないように気を使っています。誰も小さな魚一匹のために2時間も3時間も待ちたくないですからね。本作では魚がすぐ食いつくようにできていますが、プレイヤー達の要望にもお答えできるように、リアルモードも搭載しています。このモードではそう簡単に釣ることはできませんよ!
本作では800kg超えのカジキを釣ることができるのも、興味深いのではないでしょうか。美しく、それでいてとても強力な魚です!私たちは「ボス魚」と呼んでいますよ!
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Jelonek氏:はっきり何かというのは難しいですが、釣りへの情熱でしょうか。しかしゲームを作る際、他の競合ゲームの影響を受けていないというのは無理な話でしょう。当時最高峰だった『Rapala Pro Fishing』や『The Strike』の影響を受けていると言えるかもしれません。私は今でも時々、昔のタイトルをプレイしていますよ。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
(日本語で回答いただいたので、そのまま掲載いたします)
釣れなくてつまらない?釣果が欲しい?そんな方に朗報です。『 アルティメット・フィッシング・シミュレータ』 の魚は一心不乱にガッツリ食いつきます!ルアー釣り、ウキ釣り、 底釣りなど、コンテンツ満載!:)
――ありがとうございました。
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