Project YNPは、8月10日にコミックマーケット94の初日会場にて、PC向けレースゲーム『新世紀GPXサイバーフォーミュラ SIN VIER』を頒布しました。
同作は、1991年に第一作がTV放映されて以降、2000年まで長期に渡りOVA展開が続いた、サンライズのアニメ作品の同人ゲーム化第4弾。6年ぶりの新作となります。原作は(放映当時年代においての)未来を舞台に、AI搭載のスーパーカー“サイバーマシン”によるF1に代わるレースグランプリ「サイバーフォーミュラ」を舞台に、若者たちのレースと人間模様が繰り広げられるアニメです。
本作『新世紀GPXサイバーフォーミュラ SIN VIER』はOVAシリーズ最終作となる「新世紀GPXサイバーフォーミュラ SIN」をベースにし、2022年もしくは、その後の2023年グランプリを戦っていくレースゲーム。同原作シリーズの特徴でもある、可変機構やブーストを駆使しての、トップスピード時速700キロ以上のマシン同士の高速レースが展開します。
キャラクターのグラフィックや音声、一部機体に搭載されている対話型インターフェースの音声などは一切ありませんが、機体系統毎にUIに違いがある他、全機体にコックピットモードも搭載されており、昔アニメで見た機体を自分の手で操れるのは嬉しいポイントです。そして本作の新機能としてHTC Vive/Oculus Rift対応のVRモードが実装されており、更に没入感あるゲームプレイも実現しています。
開発者によれば、本作は元々VR専用として企画されていたものの、ファンからの要望に応え両対応へ変更に。VRと通常プレイの視野角の違いや、求められるグラフィックの美麗さの違いなどの吸収に苦労したものの、ようやく発売までこぎ着けたとのこと。
ゲームにはシングルプレイ用の、複数戦を戦いポイントを競うグランプリの他、自機のみで任意のコースを楽しむタイムトライアル、リプレイデータ相手に戦うVSゴーストモードが搭載。また、8月19日に予定されているロビー開放以降は、最大16人対戦のオンラインでのマルチプレイも可能です。
そして本作のもう一つの大きな特徴が版権元“公認”であること。シリーズ初代体験版においては通常の同人ソフトと同様、版権元の許諾はありませんでしたが、その後の紆余曲折を経て“公認”同人ソフトとしての許諾を得、以後その形を保っています。アニメ公式サイトでも、本作についての情報が掲載。“公認”タイトルとしての存在感を顕にしています。
なお、様々な事情もあり、オンラインダウンロード販売については行われていなかった本シリーズですが、今作では時代の変化もあり、Steam及び、Oculusストアでの販売を後日予定しているとのことです。
『新世紀GPXサイバーフォーミュラ SIN VIER』パッケージ版は、各同人ショップなどで3,024円(税込)で頒布中。8月12日には秋葉原ラジオ会館10FイベントホールにてVRモードの試遊台を含む発売記念イベントを開催するとのこと。なお、Steam/Oculusストア版の配信時期については未定です。
※ UPDATE(2018/8/12 19:58):ゲーム映像を掲載しました。(タイムアタックモードリプレイ)
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