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テックノワールタクティクス『All Walls Must Fall』「もう一つのベルリンを楽しんで」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、inbetweengamesが開発、PC/Mac/Linux向けに2月23日正式リリースされたテックノワールタクティクス『All Walls Must Fall』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、ドイツのデベロッパーであるinbetweengamesが開発、PC/Mac/Linux向けに2月23日正式リリースされたテックノワールタクティクス『All Walls Must Fall - A Tech-Noir Tactics Game』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、冷戦が終結していない2089年のベルリンを舞台にした戦術ゲーム。世界を脅かす核攻撃の10時間前にタイムトラベルで送り込まれたエージェントが、時間操作技術を駆使して核攻撃を食い止める方法を探します。リアルタイムとターン性を融合し、自動生成されるステージなど、遊ぶ度に異なる体験ができるのも特徴です。

『All Walls Must Fall - A Tech-Noir Tactics Game』は999円で配信中





――まずは自己紹介をお願いいたします。

Isaac Ashdown氏(以下Ashdown氏):プログラマー兼3人のinbetweengames共同創設者の一人のIsaac Ashdownと申します。私たちはベルリンにある小さな開発スタジオで、AAAスタジオであるYager Developmentの元同僚の3人によって創設されました。Yager Developmentでは『Spec Ops: The Line』と『Dead Island 2』の開発を担当していました。

――いつどのようにして開発が始まったのでしょうか?

Ashdown氏:2015年にYagerで『Dead Island 2』の開発中止が決まった後、私たちは全員職を失いました。そしてこれからはインディーでやってみようと決断したのです。まずはゲームジャム(注:ゲームクリエイターが集まり短時間でゲームを製作するイベント)に参加し、『The Mammoth: A Cave Painting』というゲームを一週間で開発しました。この作品はSteamで無料でプレイすることができますよ!これが結構上手くいったので、私たちは自分たちで小さなスタジオを設立することとしました。そしてベルリン、サイバーパンク、そしてSFへのラブレターとなる作品を開発しようと思ったのです。私は常に、ベルリンがゲームの舞台としてあまり使われていないなと思っていました。もちろん、ベルリンを舞台にしたものはいくつかありましたが、どれも今のこの街の特徴を描き切れていないように感じていたのです。本作では未来が舞台となっているので、ちょっと矛盾のように聞こえるかもしれませんが、SFの要素を加えながらも、今の時代に通ずるような雰囲気を表現したいと思いました。

――本作の特徴を教えてください。

Ashdown氏:本作の舞台では冷戦が終わっておらず、ベルリンの壁も未だに健在です。ゲームのほとんどはベルリン市内のテクノナイトクラブで展開し、タイムトラベルができるエージェントが大きな要素となります。そして何よりリアルタイムとターン性を組み合わせたハイブリッドシステムも特徴的で、他のゲームではできない体験ができるのではないでしょうか。

――影響を受けた作品などはありますか?

Ashdown氏:影響を受けたゲームという意味では、『XCOM』と『Braid』が合わさり、そこにサイバーパンク要素を追加するため『Syndicate』が投げ込まれたような感じだと思います。他には「ラン・ローラ・ラン」「ジョン・ウィック」「LOOPER/ルーパー」といった映画にも影響を受けています。

――日本語対応の予定はありますでしょうか?

Ashdown氏:日本語には是非対応させていただきたいと思っています!今は売上や予算を考慮しながら、どの言語をサポートするか検討中です。

――最後に日本の読者へメッセージをお願いいたします。

Ashdown氏:是非ベルリンに遊びに来て下さい。素晴らしい街ですよ!もし実際に来ることが難しいようであれば、『All Walls Must Fall』をプレイして、もう一つのベルリンを楽しんでください。

――ありがとうございました。


《シュナイデル関》
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