気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、GUTS Department開発、PC/Mac/PS4/スイッチ向けに2月9日に発売された2Dアクション&タワーディフェンス『Aegis Defenders』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は2D横スクロールアクションの爽快感とタワーディフェンスの戦略性を融合させたタイトル。4人のキャラクターを切り替えながら、敵やギミックを突破して目的地に向かったり、攻撃とトラップを駆使して敵のウェーブから守り抜く2種類のゲームプレイが楽しめるのが特徴です。
『Aegis Defenders』は、2,200円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いいたします。
ブライス・コー氏(以下、コー):ブライス・コーと言います。開発チームでゲームディレクターとアートを担当しています。
――本作はどのようにして開発が始まったのでしょうか?
コー:元々本作は南カリフォルニア大学のゲーム開発中級クラスの課題として開発がスタートしました。私たちの講師は『アンチャーテッドシリーズ』の一作目と二作目のリードデザイナーだったRichard Lemarchand氏でして、彼が本作のさらなる開発を後押ししてくれました。大学卒業後の夏にKickstarterを開始し、もう後には引けませんでした。
――本作の特徴はどういったものでしょうか?
コー:ゲームのコアコンセプトは、アクションゲームとタワーディフェンスの融合です。しかし本作でゲームとしての軸となるのは、いつでもキャラクターの切り替えができるということではないでしょうか。いつでもキャラクター切り替えができ、どのように彼らを配置するかという戦略性もあります。『The Lost Vikings』のような昔のゲームにも採用されていましたが、本作ではタワーディフェンスと組み合わせることにより、この要素が活き、新しく個性的なゲームプレイを実現していると思います。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品などはありますか?
コー:アートスタイルは、16ビット世代の『ファイナルファンタジーシリーズ』と宮崎駿作品に影響を受けています。ゲームの世界観を子供の頃にプレイしたような、馴染みのある昔ながらの「壮大な冒険」というようなスタイルのものにしたかったのです。ゲームシステムの開発にはかなり苦労しましたので、その過程で様々なものに影響を受けています。『Plants vs. Zombies』の影響は間違いなく大きいですが、他にも『ピクミンシリーズ』や『ペルソナシリーズ』も参考に、ゲームシステムの細かい部分を調整しています。
――日本の読者にメッセージをお願いいたします。
コー:新しいゲームシステムへの挑戦や、没入感があり探索しがいのある世界など、本作の開発において一番大きな影響を受けたのは昔の日本のゲームです。『Aegis Defenders』はあのワクワクをもう一度復活させたいと思う、我々の挑戦です。本作を楽しんでいただけると幸いです!
――ありがとうございました!
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