エレベーターの中からゲームが始まった。
どっちを向いても常に視界に自分の突き出した両手が映るので、これは江頭2:50の例のポーズを常に取っているという事かな……などと考えていると、どこからともなく警報がけたたましく鳴り響く。
パニクる吉田2:50。
数度の爆発が起きた後、エレベーターの扉が開いた。
あっ、なんかおる!!
通路の奥に居た謎の巨体が僕めがけて走ってくる。
ちょっと待って!僕、今江頭のポーズで動け……
グシャッ
今回プレイするのはベセスダ・ソフトワークスのPSVR向けFPS『DOOM VFR』だ。
グロいデーモン、バーン!!ゴツイ武器でドーン!!圧倒的火力で並みいるデーモンを肉片に変えろ!でお馴染みの『DOOM』がVR 化!
まず言っておく事があるのだけど……
僕は!
ホラーとか!
ビックリするのとか!
怖いのとか!
苦手なんだよ!(魂の叫び)
だがしかし、苦手なだけでプレイしたくないわけではない。むしろしたい。怖がりなのにお化け屋敷に行きたがる心理だ。
難易度は5段階(開始直後は3段階のみ選択可能)。
今作は、DUALSHOCK 4、PlayStation Move モーションコントローラー(以下:PS Move)、シューティングコントローラーの3つが使える。
PS Moveでの操作はコントローラーで銃の照準を合わせ、移動はワープ移動とボタンで前後左右に小刻みに動ける。
DUALSHOCK 4での操作は実際に自分の頭を動かして銃の照準を合わせ、移動は通常のFPSのようにフリー移動が出来る。
細かな操作や従来ゲームの操作感が好きな方はDUALSHOCK 4。臨場感を味わいたい方はPS Moveがおすすめだ。(シューティングコントローラー未所持なので試していませんが、さらなる臨場感を味わえるんじゃないかなーと思っています)
ゲームを再開すると、エレベーターの一悶着で僕は殺されていたようで、目の前に自分の上半身が吊るされていた。
え?あれ僕?じゃあ今の僕何なの?あ、手が透けてる!
パニクるプレイヤーの僕に比べて「俺は死んだのか?」と凄い冷静に考察する主人公。なんだこいつ、自分の死体眺めながら飯とか食えちゃうんじゃねえの?というくらいの落ち着きぶりだ。
ご飯がす〇むくん。
基本操作のチュートリアルを終え、サイボーグ的な肉体を得たおじさん。どうやらこの基地にデーモン軍団が侵入してきて、そいつらを皆殺しにして基地を守るというのが目下のところのミッションらしい。
お前さっきエレベーターで1発でやられてたやん……あかんやん……
恐る恐る探索開始。
基地内の主電源を回復させると
早速デーモンのお出まし。
わあ、グロい……むき出しのデロンデロンの皮膚。パーカーとか着て全身くまなく隠してくれ……!!とは言え、怖がってばかりいるわけではない。
先ほどのチュートリアルで基本操作は覚えた。おじさんのスタイリッシュムーブを刮目せよ!!
DUALSHOCK 4操作時の照準は実際に頭を動かして合わせる必要がある。忙しい。
現在、僕が所持しているのは、ピストル、ショットガン、グレネード。そしてボディアタックのような技も使えるようだ。
ボディアタックとは、敵にダメージを与えた上でテレポートを用いて体当たりする技で、これを食らった敵は肉片が飛び散りバラバラ死体になる。
強制的に眼前でグロ画像を見せられる技はあんまり使いたくないのだが、そうも言っていられない。
くらえ!テレポートボディアタック!
グシャッ
ど根性デーモンの誕生である。
敵を殲滅した所でミッションクリア。現在のプレイ時間は20分程度だが、目まぐるしく動き回っていたせいかVR酔いによる疲労で一旦休憩……。
初プレイという事もあり少し休息を取ったが、もう戻らねばならない。
そうして戦士は再び戦場へと戻る。
戦いが彼を求めているのか、彼が戦いを求めているのか、それはわからない……
エンディングを迎えるまで戦士は眠らないのだった。
その後でっかい中ボス的な奴が出てきたのですが、何故か「こいつのケツのアップのスクショを撮ってやろう!」という謎の使命感にかられて3回くらいゲームオーバーになりました。
操作に慣れてくると、敵の攻撃を華麗に避け、銃でダメージを与え、ボディアタックでフィニッシュという一連の動作をスタイリッシュに行えるようになりました。使える武器の種類も増え、戦闘のバリエーションが増えていきます。
シリーズお馴染みのクソグロさも健在で、VR で見るとほんと何考えてんだって言うくらいのグロさを味わえます。
グロいの大好き!という方や、とにかくでっかいケツをVRで見たいという方にはオススメです。
PS4版『DOOM VFR』は、4,298円(税込)で販売中です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
自分の作ったキャラたちでハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活の日々『ととモノ。』再び!さらなる新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター【プレイレポ】
-
自分だけの集落と軍隊を作って王権に立ち向かう最大4人協力プレイ対応オープンワールドサバイバル登場―採れたて!本日のSteam注目ゲーム10選【2024年4月24日】
-
圧倒的にリアルな中世シミュレーション『Manor Lords』を先行プレイ。“新米領主”となって資源確保、生産管理、農耕など都市建設を体験【プレイレポ】
-
海外レビューハイスコア『FF16』DLC第二弾「The Rising Tide《海の慟哭》」―クライヴとその仲間にふさわしい立派な送別会だ
-
『ゼンレスゾーンゼロ』リリース前に「推しキャラ」を探せ!刺さるキャラがきっといる、癖が強めな『ZZZ』人物・陣営をご紹介【増幅テスト】
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
「パンツ・たくさん・ありがとう」だけじゃない!?紳士ゲー『バニーガーデン』で注目集めた「PTAシステム」の歴史
-
コンソール向けゲームが少ない韓国市場からの挑戦―『Stellar Blade』キム・ヒョンテ氏にこだわりから開発時の苦労までいろいろ訊いた【インタビュー】
-
見ごたえのある廃墟、緊張感とかっこよさを両立したバトル…『Stellar Blade』の見どころはイヴ以外にも盛りだくさん!【先行プレイレポ】
-
海外レビューハイスコア『ザァオ:ケンゼラの物語』―イライラすることもあるがその価値があったと思える、まるで人生のような作品だ