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進化を楽しもう!「Steam早期アクセスのススメ」【年末年始特集】

本記事「Steam早期アクセスのススメ」では、近年利用が多い“Steam早期アクセス”の仕組みや長所・短所、それら踏まえての楽しみ方をご紹介します。

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進化を楽しもう!「Steam早期アクセスのススメ」【年末年始特集】
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本記事「Steam早期アクセスのススメ」では、近年利用が多い“Steam早期アクセス”の仕組みや長所・短所、それら踏まえての楽しみ方をご紹介します。

そもそも早期アクセスとは?


“Steam早期アクセス”の前にまず“早期アクセス(Early Access)”とは一体何なのでしょうか。元々はゲームの発売直前に先行してプレイすることができる、言わば“体験版”のような表現で使われていましたが、2010年頃にあの『Minecraft』が開発途中版を有料で販売し、大ヒットを記録したことで早期アクセスの意味合いが若干変化しました。

業界を変えたと言っても過言ではない『Minecraft』

その後は「未完成のゲームを販売して開発費用を集めながら完成を目指す」という仕組みが形作られ、インディーゲーム界に新たな光をもたらします。筆者の個人的な印象ですが、この流れでKickstarterでの資金調達も増えたように思います。期待の作品であればゲーマーはお金を出すということが分かったのかもしれません。

Steam早期アクセスの登場


『Minecraft』のヒット後は多くのインディーデベロッパーがこぞって早期アクセスを採用したものの、支払い方法や管理方法はデベロッパーによって異なり、ゲーマーにとってはまだまだ手を出しづらい状況でした。そこで登場したのが本企画のメインである“Steam早期アクセス”です。


既にPCゲームの配信プラットフォームとして名を馳せていたSteamでの登場はデベロッパーとゲーマー双方に恩恵をもたらし、早期アクセスは今まで以上に認知されるようになりました。ただ、普及が進むことで次第にその弱点も明るみに…。

Steam早期アクセスの世間のイメージ


量の増加は質の低下」とでも言うべきか、その性質を理解しないまま利用するデベロッパーやゲーマーによって、Steam早期アクセスに対して以下のようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。


確かにそう思われてしまうのも致し方ない作品もいくつかありますが、それはあくまでも一部であり、Steam早期アクセスを上手く利用して正式リリースにたどり着いた作品は沢山あります。本記事ではSteam早期アクセスのネガティブなイメージを少しでも払拭できるよう、4つの楽しみ方をご提案します。

楽しみ方その1: 両親になろう


Steam早期アクセスでリリースされた作品を“自分の子ども”に見立て、“両親目線”で付き合います。常にプレイして良いところ悪いところを見極め、感想を開発者に伝えるとともに、時にはバグ報告など厳しい意見を提供しながら成長を見守るのです。


日々の変化を目のあたりにすることでより愛着が湧き、ゲームが完成に向かって成長していく様を楽しめます。また、提供した意見が受け入れられゲームに反映されたときには、さらなる喜びを感じることができるでしょう。最終リリース版では体験できない、ボツ要素や面白バグなどを体験できるのも醍醐味です。

楽しみ方その2: 祖父母になろう


Steam早期アクセスでリリースされた作品を“自分の孫”に見立て、“祖父母目線”で付き合います。孫を甘やかす祖父母のように、基本的にはプレイするだけで、バグ報告や意見の提供は行いません。


大部分は「楽しみ方その1」と同じではあるものの、面倒事への関わりは少ないので、より気楽に楽しむことができるでしょう。ただ、意見を提供しないのですから、最終的に不満のあるゲームになったとしてもあまり文句は言えません。

楽しみ方その3: 親戚になろう


Steam早期アクセスでリリースされた作品を“親戚の子ども”に見立て、“親戚目線”で付き合います。年末年始や法事等、何かのイベントの時にだけ会ってお小遣いをあげる親戚のように、大きなアップデートが来た時にだけプレイして成長を確認します。


大型アップデートの間隔が長いほど、その成長ぶりに驚くことができるでしょう。ビジュアルやゲームプレイの変化、体験の洗練など、ひとしきり堪能したらプレイを中断し、再び次回の大型アップデートを楽しみに待ちます。


楽しみ方その4: 漬物好きになろう


Steam早期アクセスでリリースされた作品を“漬物”に見立て、“漬物好き目線”で付き合います。リリース直後に購入し、完成するまで寝かし続けるのです。当然完成後は安定度もゲーム内容もしっかりしたものになっていることでしょう(当初の計画通りになっているとは限りませんが…)。


Steam早期アクセスタイトルは正式リリース版よりも価格が安い場合が多く(限定アイテムが付属することも)、また開発段階によって価格が上昇することがあるため、できるだけ早い段階に購入したほうがお得です。

まとめ


いくつかの楽しみ方をご紹介しましたが、やはり根本的には“開発中の作品”ということを肝に銘じなければなりません。出来が悪くて当たり前、バランスが悪くて当たり前、バグがあって当たり前、仕様が変わって当たり前、開発期間が長期化して当たり前という気持ちでプレイすることが大切です。その上でゲームが完成されていく様子を楽しむのがSteam早期アクセスなのではないでしょうか。

評判はあまりよろしくないものの、筆者はまだ『DayZ』に期待しています

それでは最後に筆者が最近プレイしたSteam早期アクセスタイトルをいくつかご紹介。読者の皆様もSteam早期アクセスタイトルで楽しんでいる作品や期待している作品があれば、是非本記事のコメント欄にて教えてください。

再開発によりかなりの進化を遂げた『Rust

クラッシュが気持ちいい『BeamNG.drive

独特な雰囲気が堪らない『All Walls Must Fall

ドット絵の雰囲気やお手軽さがGoodな『Blasted Road Terror

群衆表現が素晴らしい暴動シム『RIOT - Civil Unrest

どこか懐かしい終末RPG『ATOM RPG
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

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