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【特集】『BLESS』に出てくるモンスターと触れ合いたくて沖縄に行ってきた

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「ヤバい!『BLESS』にハマりすぎて仕事が手につかない!」

こんにちは、Game*Spark編集部の末永です。いきなりですが、皆さんは2017年11月に正式サービスがスタートした『BLESS』をご存知でしょうか?

『BLESS』は“正義と向き合う”をテーマにしたMMORPG。美麗なグラフィック、数々の有名なハリウッド映画のBGMをてがけた映画音楽界の巨匠であるハンス・ジマー氏による壮大なBGM、自由度の高いキャラクリエイトや100vs100の大規模PvP。そして何と言ってもフィールド上のモンスターを手なづけてペットにできる「テイミング」システム…。

種族、所属する陣営ごとに異なる壮大なストーリーが楽しめる。

そんな底の知れない『BLESS』の魅力に取り憑かれ、今日も今日とて正義とモンスターに向き合いっぱなしの毎日なのです。

末永 :ああ~。いろんな生き物がモチーフのモンスターをテイミングしまくるの楽しいなぁ…。こうなると実在の生き物とも触れ合ってみたくなるよな~。

とはいえ、現実世界で野生動物に接触するのは至難の業。でも、リアルでのテイミングを経験したら、もっと深く『BLESS』を楽しめるかも…。

末永 :そうだ、以前サインをもらった平坂さんに生き物について電話で聞いてみよう!

生物ライター 平坂寛さん(@hirahiroro
生物専門のフリーライター。「生きものを五感で知る」をモットーに世界各地で珍生物を捕獲して各媒体でレポートしている。
また、『有吉弘行のダレトク!?(フジテレビ系)』や『THE!鉄腕!DASH!!(日本テレビ系)』などテレビ番組への撮影協力や『仙台うみの杜水族館』の企画展示監修なども行う。
著書に「食ったらヤバいいきもの(主婦と生活社)」「外来魚のレシピ(地人書館)」など。

別の部署の案件で来社された際にミーハー丸出しでサインをもらっていた。
末永編集部員(左) 平坂さん(右)

末永 :あのー、モンスターをテイミング…じゃなくって、野生動物と触れ合ってみたいんですけど…。どうすればいいでしょうか?

平坂 : 野生動物ですか…。と言ってももう冬ですから、虫も爬虫類もほとんど冬眠に入ってしまっていて…。あっ、そうだ!僕ちょうど今、沖縄にいるんです。こっちならまだまだ暖かいからいろいろな生き物が見られますよ。それも都内では見れないような奴がいっぱい!来てみませんか?

むむっ、そう言われては行くほかないでしょう。すぐさまチケットを押さえ、那覇空港へ飛んだのでした!

末永 :来ましたよ平坂さん!さすが沖縄。暖かいを通り越してちょっと暑いくらいですね。さっそくモンスターみたいな生物と触れ合わせてください!

平坂 :うわー、本当に来ちゃいましたね…。ということはその心意気は本物ですね。いいでしょう、さっそく沖縄の自然を案内しますよ。

まず向かったのは那覇空港からも程近い市街地の公園。ただの公園とはいえさすが沖縄!茂っている植物がやたらトロピカルで雰囲気抜群。ゲームだったら森系のダンジョン扱いされるフィールドでしょう。

とりあえず公園で小手調べ。歩道の脇に生えた木や草むらを注意深く見ていきます。

さっそく未知なる生物を求めて植え込みを覗いていると、頭上から何かの気配が!

末永 :うわっ、なんですかあれ!クモ!?ものすごく大きい!

あれは…巨大スパイダー!?(※クリックでモザイクが外れます)

平坂 : おお、あれはオオジョロウグモ。日本で一番大きなクモですよ。身体が大きい上に糸の強度もすさまじくて、小鳥でさえもからめ捕って食べてしまうそうです。

末永 :小鳥を!?本当にほとんどモンスターじゃないですか!

平坂 : すごい話ですよね。でも怖がらなくても大丈夫。人間には基本的に無害な生き物ですよ。ほら、触ってみますか?

末永 :えぇっ!いきなりハードな触れ合い来たな…!

平坂さんに諭されて恐る恐る空中のオオジョロウグモに腕を伸ばし、手のひらですくい上げてみます。

末永 :おおー、捕れた!本当だ、全然攻撃も威嚇もしてこない。あはは、腕を歩かれるとくすぐったいですね。たしかに手に取って間近で観察すると怖くないですね。むしろちょっとかわいいかも…。

ちょっと怖かったけど、実際に触れ合うとなんだか愛着が…。
『BLESS』のテイミングもリアルだとこんな感じなのかも?
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平坂 :わかってくれましたか!そうです。生物のことをちゃんと知るには直接触れ合うことも大切なんですよ。じゃあこの調子でどんどんいきましょう!

末永 :はい!ちなみにこのクモ、このまま連れて歩けたりしますか?

平坂 : うーん、オオジョロウグモは網を張って獲物を待ち伏せるタイプのクモなので、連れて歩くのはかわいそうかもしれませんね…。元いた場所へ帰してあげましょう。

末永 :連れて行くのは無理ですか…。残念!せっかく心が通いかけた気がしたんですが。

オオジョロウグモを放した直後には枝そっくりな昆虫、ナナフシも発見!
平坂さんに「生き物を見つける才能がありますね!」と褒められました。
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その後も昆虫だのヤモリだの小鳥だの、いろいろな生き物たちが飛び出してきます。もう冬だというのに沖縄の自然は想像していたよりもずっと懐が深いのでした。

末永 :ちょっと公園を歩いただけでいろいろな生き物が現れますね…。リアルも『BLESS』に負けてないのかも。そういえば平坂さん、僕が今はまっている『BLESS』というゲームではプレイヤー同士が100対100で戦えるんですけど、現実には集団で争うような生き物っているんですか?


様々な種族が存在する『BLESS』の世界。100対100の大規模戦闘が楽しめる。

平坂 : はい、いますよ。たとえば身近なところではアリやハチなんかがわかりやすいですね。彼らは巣という城を持っていて、そこに女王という大将首がいる。働きアリや兵隊アリたちは城と女王を守るためならば文字通り命がけで戦います。違う巣のアリ同士が出会ったりすると、数百対数百の大乱闘に発展してさながら合戦の様相を呈しますね。ニホンミツバチの巣を蜜や幼虫目当てでススメバチが襲撃することもあります。ちょうど城に巨大なモンスターが攻め込んで来たような構図ですよね。こうなると、ニホンミツバチたちは集団でスズメバチに飛びかかり、蒸し風呂状態にして退治してしまうんです。外敵を集団で撃退するといえば…。ほら、こいつらなんかもそうですよ。

なにやらキラキラした綺麗な虫が葉っぱの裏に固まっています。
タマムシ?カナブン?(※クリックでモザイクが外れます)

そう言って平坂さんが指さした木の葉の裏にはピカピカ光る昆虫が。

平坂 : これはナナホシキンカメムシ。タマムシのように綺麗ですが、あの臭いオナラのようなガスを出すカメムシの仲間です。このカメムシは餌になる木の葉の裏に数匹から数十匹もの群れを作ります。こうすると、天敵に襲われた際に放つオナラ攻撃の威力が数倍、数十倍になりますからね。一匹でもとんでもなく臭いのに。たいていの敵は食べるのを諦めるでしょう。

末永 :カメムシですか!綺麗だけど、臭いのはちょっとイヤだなぁ。テイミングは遠慮しておきたいです…。

そのままブローチになりそうな美しさ!でもニオイは……みなさんご存知のあのフレグランスでした。
確かにこれが集団になったらどんな動物も一目散に逃げ出してしまいそう。
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末永 :平坂さんは世界中で生き物を捕獲することをライフワークにしているんですよね。『BLESS』では調教書というアイテムを使用して捕まえるんですけど、平坂さんはどうやって生き物を捕まえているんですか?

平坂 : それこそモンスター級に大きな生物が相手の場合はやはり暴れられただけでも大怪我につながりますから、ある程度疲れさせてからロープや結束バンドで捕縛したりします。ワニとかサメとか大トカゲとかですね。それから、これはサイズの大小に関わらないことですが、ターゲットごとにその習性を利用します。逃げ足が遅いものなら素手でつかみ取ることもありますし、それぞれの生物が好む餌でおびき寄せて釣り上げたりもします。投網や弓矢、トラップなども必要に応じて使いますよ。ゲームと同じで、いろいろな武器やスキルを幅広く心得ておくことが大切ですね。…器用貧乏ですが。

平坂 : 「あと重要なのは…『間合い』ですね。どんな生物もそれぞれ自分の間合いを持っています。その間合いへうかつに踏み込んでしまうと逃げられてしまったり、あるいは攻撃を受けることもあります。間合いを把握して、その時々に応じたアイテムを使うことが肝心です。…せっかくなので末永さん、ちょっと実践してみましょうか。

乱立する木を一本ずつ見上げながら薄暗い林道を進んでいく平坂さん。なにやらイカした生物がいるらしいのですが…。捜索すること30分。「いたいたっ……!」と平坂さんが声を押し殺して小さく叫びました。

木の幹に張りつくスタイリッシュな爬虫類を発見!

末永 :ド、ドラゴン…!?(ゲーム脳全開)

平坂 : …トカゲです。オキナワキノボリトカゲというこの土地ならではの種なんですよ。たしかにドラゴンや恐竜のミニチュアのようにも見えますよね。それじゃああのかっこいい彼をテイミング…というか捕獲してみましょう!

平坂さんが取り出したのは…ビニール紐?

平坂 : 捕獲に使うアイテムはこちらです。

末永 :釣り竿と…ビニール紐ですか?

平坂 : そうです!キノボリトカゲは非常に警戒心が強くて、しかも脚も速いので手づかみや虫捕り網では捕獲するのが難しいんです。でも、彼らとの間に一定の間合いさえ保っていればすぐには逃げません。そして紐や木の枝のように細い物体はなかなか外敵とみなさないんです。その習性を利用して捕獲します。じゃあビニール紐で輪っかを作って釣り竿の先に結んで……はい!これでカウボーイの投げ縄みたいにトカゲを縛ってください。

末永 :えぇーっ、雑すぎるでしょう!!こんないい加減な仕掛けで本当に捕まるんですか!?

「ビニール紐の輪っかに頭をくぐらせて縛り上げる」って…。
そんなに上手く行くんでしょうか?

平坂 : 驚かさないようにそーっと釣り竿を伸ばして…、ゆーっくり輪っかを頭にくぐらせて…。

末永 :難しい…!あ、でもいい感じ…。あ、やった!輪っかに首が入りました!

平坂 : よし、そっと引っ張って輪っかを締めてください!トカゲが苦しくならないように優しくですよ。


本当に気づかれることなく捕獲成功!

末永 :やったー!捕れました!

平坂 : よくできました!どうです?かっこいいトカゲでしょう。

やっぱりこれほぼドラゴンでしょう!あるいはホーンリザード?

ついつい写真を撮ってしまいました。

捕まえてしばらくすると興奮して体色が鮮やかな緑色に変わっていきます。

うわー、このまま連れて歩きたいくらいかわいい!

末永 :すごくかわいいし、かっこいいです!捕まえ方もゲーム性高かったですし感激しました。

平坂 : それはよかったです。あっ、でも輪っかを外すときは噛まれないよう気をつけてくださいね。けっこう歯が鋭いので軽く出血しますよ。

末永 :え、噛みついてくるんですか!それはちょっとイヤですね…。

平坂 : あはは。向こうも必死ですからね。じゃあせっかく釣り竿も用意したので、今度は水辺へ行ってみましょうか。もっとモンスターじみたビジュアルの生き物が見られるかもしれませんよ。

その後は公園を後にして、市街地を流れる小さな川へと移動して釣りを開始。ここにはちょっと変わった魚がいるというのですが…?

小川で釣り竿を伸ばしてみると…

うわっ、いきなり何か釣れました!

コンビニで買って来たイカの塩辛を釣り針につけ、お世辞にも綺麗とはいえない川へ投入してみます。すると次の瞬間、ビクビクと魚の手応えが!あっという間に1匹ゲットです。

「ティラピア」とったど~!

釣れたのはティラピアという魚。元はアフリカから食用に持ち込まれたものが逃げ出して増えてしまったのだとか。沖縄は暖かいので熱帯の生き物が帰化しやすいそうです。

その後もバンバン釣れるティラピア。すごい数!すごい食欲!これが平坂さんの言っていたモンスターじみた魚なんでしょうか?たしかに東京ではなかなか見られない魚ではありますが、わりと普通な姿をしているような…。そう思っていると、平坂さんが車から妙なものを運び出してきました。

末永 :平坂さん、それは何ですか?

平坂 : ああ、これは投網です。こういう場所で魚を捕るならこれが一番効率がいいんですよ。

そう言うなり、水面へ向けて投網を打ち込む平坂さん!…こんな街中で投網を打つ人は初めて見ました。いったい何が捕れるのでしょうか?

新アイテム、投網登場!

通行人の視線を集めつつ、投入!

「おっ、いいところに入りましたね。これはもらった。」と平坂さん。
すでに勝ち誇っています。

バシャン!と水面に叩きつけられる投網。こんなに大きな音が立ったら魚はみんな逃げてしまいそうですが、本当に捕れるんでしょうか?半信半疑で回収を眺めていると…!!

ええーーっ!?なんかすごくたくさん捕れてませんか!

一発でこの大漁!?

まさかのたった一撃でどっさり捕れてしまいました!捕れた魚はやはりたくさんのティラピアと…ん?これは何だろう?

網の中になにやら妙なものが…

怪獣!?

なんかものすごい魚が掛かってました!全身が硬い鱗に覆われてカチカチで、ジェット機というか怪獣のようなフォルム!これが平坂さんのいうモンスターか!

すごい姿…。胸ビレで立っちゃってるし。

口はちょっと気持ち悪いかも…。これで吸盤のように岩や地面に張りつき、
ブラシのような歯で苔をそぎ取って食べるそうです。(※クリックでモザイクが外れます)

平坂 : これはマダラロリカリアという南米原産のナマズの一種です。『プレコ』というかわいらしいネーミングでペットショップで売られていることもあります。そうしたペットが放流されて沖縄の河川で繁殖してしまっているんです。だから本来はここにいるべき生物ではないんですよ。見た目はかっこいいんですけどね。

しかも2匹捕れてました。ダブルキル…ならぬダブルキャッチ!

末永 :そうなんですね…。悪いのは持ち込んだ人間でマダラロリカリアたちに罪はないのでしょうけれど…。そういえば今「悪」の話題が出ましたが、『BLESS』のテーマは正義です。魚や虫などの小動物にも「正義」はあるものなのでしょうか?

平坂 : うーん、「正義」ですか…。「悪いヤツは許さねえ!」とか「強きをくじき、弱きを助ける!」みたいな、人間の持つ義侠心のような正義感はないかもしれません。でも正義と聞いて思い浮かべる「みんなのために悪を正す」的な思想というのは言い換えるとより良い社会、つまり人間という種のみんなが幸せに暮らせる世界を目指すということでしょう。

これって根底にあるのは「自分たちの種をこの地球上で繁栄させるぞ!」という原始的な動機に基づく概念なのかもなあと思います。そういう意味では野生動物たちにとっては全力で生きて種を次代へ繋いでいくことこそが「正義」なのかもしれないですね。何万種という生き物の、それぞれに違った正義があるからこそ、自然界というのは弱肉強食の争いで満ちているのだと言えるかもしれませんね。

末永 :なるほど。自然界では生きること自体が正義で、食う食われるの争いは正義と正義のぶつかり合いなのだと。

平坂 : 逆に言うと、いわゆる『悪者』はいないと思います。不気味でおっかない見た目の生き物もキレイでかっこいい生き物も、どちらもただ頑張って生きているだけですから。よくコウモリとかヘビとかが見た目や創作物のイメージから悪者扱いされたりするじゃないですか。あれってちょっとかわいそうだなって思います。…そうだ。それじゃあいい機会だし、末永さんにも生き物の見た目に惑わされてはいけないということを理解してもらいましょうかね…。

暗闇の中、道なき森をゴリゴリ進んで行く平坂さん。一体どこへ連れて行かれるのか…。

公園と川の探索を終える頃にはもう日も暮れていました。こんなに暗くなってからどこへ行くのかと思えば、平坂さんの運転する車はどんどん沖縄本島を北上していきます。ついには名護市街地を越え、コンビニどころか街明かりすらないエリアへ…。さらにアスファルトで舗装すらされていない道を突き進みます。平坂さん、ここ、どこ!?

平坂 : ここは沖縄北部の山林地帯、通称『やんばる』です。暗くてよくわからないかもしれませんが、映画『もののけ姫』ばりの鬱蒼とした原生林が広がっています。さあ、車が通れるのはここまで。ここからは少し歩きますよ。

平坂さんに言われるまま、道なき道を突き進むクルー一行。一体どこへ連れて行かれるんでしょうか。どんな生き物をテイミングする羽目になるんでしょうか…。

道中の森ではカマキリや。(※クリックでモザイクが外れます)

緑色の不思議なカタツムリに遭遇。
日中にレベリングしまくったおかげでもうこれくらいは余裕で捕まえられます。

枝?いいえ、ナナフシです!(※クリックでモザイクが外れます)

蝶って夜になると葉っぱの裏で寝るんですね。いろんなことが学べます。

レッドキャンサーみたいなカニも発見!ベンケイガニという種類だそうです。

テイミングに失敗するとダメージを受けるのは現実でも同じです。気をつけましょう!

平坂 : さあ、着きましたよ。最後のフィールドはここです!

末永 :ここって……。まさか洞窟ですか!?

平坂 : そうです。王道RPGといえば洞窟でしょう?ここにぜひとも触れ合っていただきたいモンスターがいるんです。行きましょう!

森の中に突如現れた洞窟!

よし、行ってやりますとも!何だかワクワクしてましたよ!

いざ入ってみると洞窟の内部は立つこともできないほど天井が低く、異様に蒸し暑い!
当然光は一切差し込んでこないので、ライトを落とせばゲームオーバーという恐怖も。これはちょっとハードかも…。

と、その時。岩の割れ目や天井から怪しい視線が!

何者!?

おおっ、またカッコいい爬虫類!ダークバジリスクの子ども…!?

ダークバジリスク

平坂 : クロイワトカゲモドキという希少なヤモリの一種ですね。こいつが見られるなんて末永さん、ラッキーですね!でも天然記念物なのでテイミングはしちゃダメですよ。

「うへ~、かわいいな~。かっこいいな~。」

触ってはいけないので間近で目に焼き付けるだけで我慢しておくことに。しかし、どんなに近づいても全然逃げない。どれだけキモが据わっているんだ。

平坂 : 沖縄本島にはもともと肉食獣がいないんです。なのでクロイワトカゲモドキはのんびりしているというか、ちょっとドンくさい。なのでマングースなどの外産肉食動物が侵入するとすぐに減っちゃうんですよ。見た目はかっこよくて強そうなんですが、実際はかなりか弱い存在です。

末永 :そうなんですか…。でもそんなに弱いと仮にテイミングしたとしても役に立たなそうだな…。もっと強そうなやつお願いします!

平坂 : ふふふ、いいですよ。じゃあこの子なんてどうです…?

「これこれ。」(※クリックでモザイクが外れます)

そう言って平坂さんが指差した先には…ええっ!?
なな、なんですかそれぇ……!

ウワァァァァ!なにこれ!ケイブミリビードより強そうなの出ちゃいました!
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ケイブミリビード

平坂 : これは『オオゲジ』という生き物です。ムカデに近縁ですが、人を噛むことはほぼありません。無理に掴んだりするとまれに怒って噛んできますが、ちょっとチクっとするくらいでたいして痛みません。おとなしくて安全な生き物ですよ。

末永 :いやぁ、とは言ってもこのビジュアルはさすがに…。

平坂 : たしかに苦手な方が多いんですよねぇ。すごくかわいいのに。まあ、かくいう僕も子どもの頃は怖かったですよ。でも実際に手に乗せて触れてみると、その瞬間に彼らの良さがわかったというか誤解が解けたというか…。というわけで、末永さんもオオゲジと触れ合ってみてください。テイミングしてみてください。

末永 :ちょ、ちょっと待ってください!まだ心の準備が!

平坂 : じゃあ背中にくっつけておくので洞窟抜けたらゆっくり愛でてください。はい、とりあえずテイミング成功です。

末永 :うわあああ!

テイミング(?)成功!(※クリックでモザイクが外れます)

背中からカサカサという音を聞きながら汗だくで洞窟を抜けると、いよいよラスボス・オオゲジ戦に突入です。

平坂さんによるオオゲジの愛で方レクチャー。
あれ?なんだかだんだんかわいく見えてきたような…。(※クリックでモザイクが外れます)

平坂さんは平気でオオゲジを触り、それどころか身体中を這いまわらせています。でも二人(?)が戯れている姿を見ているとなんだか自分もイケるような気がしてきてしまうのです。
もしかしてオオゲジって……かわいい?

触れた!たしかにこの一線を越えたら怖くもなんともなくなるんです!
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そっと手を差し伸べると、オオゲジがサワサワと30本の長い足を波打たせて腕へ登ってきます。

末永 :あっ、触ってみたらたしかに全然平気かも。いや、むしろわりと愛せる気が…。あれ、意外と目がつぶらでかわいい顔してるんですね。ムカデっていうよりコオロギみたいな顔立ち。

平坂 : そうでしょう、そうでしょう!触るという一線を越えると、その瞬間にいろんな先入観が吹き飛ぶんです。そして一気に愛着を抱いてしまう。ゲーム内のモンスターもそうですよね。ただの敵キャラクターとしか見ていなかったのが、いざ仲間になったら途端にかわいく見えてきたりとか。

もう何をされたって平気!(※クリックでモザイクが外れます)

平坂 : どうですか?オオゲジ、いい虫でしょう!飼うのもそんなに難しくないですよ。

末永 :はい!気に入りました。でも、こいつ何を考えてるのかよくわかんないですね。意思の疎通ができる気がしないです。あと、こんなの飼ったり連れて歩いたりしてたら周りからどんな目で見られるか…。

平坂 :うーん…今日は色々生き物を見てきましたが、やっぱり末永さんは『BLESS』の中でお気に入りのモンスターを探したほうがいいんじゃないですかね…。野外よりもMMOのフィールドの方が合っているような気がしますよ…。

末永 :みんな可愛かったのですがやっぱり実際にテイミングするとなると難しいですね…平坂さんの言うとおり、今日でテイミングのレベルがかなり上がったので早速『BLESS』の世界で楽しみたいと思います!

こうしてテイミングレベルを上げて編集部に戻ってきたのですが、せっかくなので沖縄で見つけた可愛い生物に似たモンスターを連れて冒険したい!今回見つけた生き物に似ているモンスターは『BLESS』の中に存在するのでしょうか?『BLESS』の運営を行うゲームオンの広報担当に聞いてみました。


(※クリックでモザイクが外れます)

末永 :あのー、沖縄で見つけた可愛い生き物たちと冒険をしたいなと思っているのですが、似たようなモンスターは『BLESS』の中にいますか?

ゲームオン広報担当:いるかもしれませんね。なんて言ったって『BLESS』では約400種類以上のモンスターがテイミングできますから。きっと末永さんのお気に入りの1体が見つかるはずです。

末永 :だったらあの小鳥さえ食べてしまうオオジョロウグモや…

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末永 :あのフレグランスな香りのするナナホシキンカメムシも…?

(※クリックでモザイクが外れます)


末永 :沖縄で出会った生物に似たモンスターと一緒に冒険できるってことですね?!

ゲームオン広報担当:はい!特にリザード系は種類も多いので、末永さんが捕まえたオキナワキノボリトカゲやクロイワトカゲモドキに似ているモンスターもいます。



末永 :さすが400種類以上は伊達じゃない…!実際に触れる生き物ももちろん可愛かったけど、洞窟まで探しにいくのはさすがにハードルが高いし、飼育も難しいからやっぱり自分は『BLESS』でテイミングと冒険を楽しもう!

…というわけで、思いがけず始まったモンスターテイミングの旅も終わり、改めて『BLESS』を楽しもうと思ったのでした。もちろんテイミングだけが本作の魅力ではなく、美麗なグラフィック、映画音楽界の巨匠が手掛けるBGM、所属する陣営や種族により異なる壮大なストーリーと楽しめる要素は多岐に渡ります。気になる方はぜひプレイしてみてくださいね!

『BLESS』公式サイト


(取材・テキスト:平坂寛、撮影:小川 研、編集:山﨑浩司)
《平坂 寛》
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