アナウンスによれば、以前は単純にレビューに対して、肯定・否定の評価の割合でストアページ上での表示順を決定していたものの、この方式では、特定のゲームのレビューに対し、「レビューが参考になったか」を考慮せずに、レビュー表示順の操作を目的に機械的に肯定・否定を行うユーザーに対応できないため、新たなシステムを導入することを決定したとのことです。
新たなシステムでは、システムを操作しようとするユーザーの存在を考慮し、各レビューの有用性を計算する新しい方式を採用。一つのゲームに対して極端な数のレビューを評価するなど、評価パターンが標準的なユーザーの枠から外れた場合、その一つ一つの評価の重要性が下がっていくようになります。また、ストアページにおける肯定的なレビューと否定的なレビューの表示割合が、ゲームのレビュースコア全体の割合に基づいて決定されるようになるとのことです。
具体的には、80% のレビューが肯定的なゲームであれば、ストアページにデフォルトで表示される10本のレビューのうち80%は肯定的なレビューになり、8本の肯定的レビューと2本の否定的レビューが表示される、といった具合になっています。また、これに関連して各々のレビューにて表示されていたレビューの評価割合が非表示となり、肯定評価の総数のみの表示に変化しました。
なお、新しい表示方式はベータとしての公開になっており、レビュー表示が始まる部分の“Beta”タブから切り替え可能です。
他にもValveは、“ゲームのレビュースコアがゲームの発展と衰退に合わせてどのように変化し、現時点でどのくらいのプレイヤーがゲームを楽しんでいるかを示す方法”や、特定の地域 (サーバーの場所等) や特定の言語 (拙い翻訳等) にのみ関連するゲームの問題をプレイヤーがレビューしている場合には、それをわかりやすく表示するための方法などについても検討を行っているとしています。
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