E3 2017にて海外発売日と価格が発表されたXbox Oneハイエンド機「Xbox One X」。真の4Kゲーミングを謳う本機には大きな注目が集まっていますが、実際はどれほどのパワーを秘めているのか、海外メディアEurogamerがベンチマーク情報を公開しています。
Microsoftのパフォーマンス分析ツール(PIX)によって発売中および開発中の9つのタイトルが検証されており、Xbox Oneでのネイティブ動作とXbox One Xでの4K動作を比較。検証タイトルの名前は明らかとなっていないものの、EurogamerはタイトルAが『ReCore』、タイトルBが『Forza Motorsport 7』、タイトルCが『Gears of War 4』、タイトルGが『Halo Wars 2』、タイトルHが『Star Wars Battlefront』ではないかと推測しています。
ネイティブ解像度のXbox Oneと2160pのベアボーンXbox One Xのパフォーマンス比較(高いほど良い)。
フレーム時間から変換されたフレームレート(高いほど良い)。
PIX GPUキャプチャからミリ秒単位で測定されたフレーム時間(低いほど良い)。
フレーム時間から変換されたフレームレート(高いほど良い)。
PIX GPUキャプチャからミリ秒単位で測定されたフレーム時間(低いほど良い)。
Xbox One Xにおいて4Kフル解像度で動作できるかどうかはXbox Oneで達成している解像度に依存しているようで、Xbox Oneで1080p動作する2つのゲームがXbox One Xで4K動作してより少ないGPU時間を実現する一方、Xbox Oneで900pあるいは720p動作するゲームはXbox One Xでの4K動作はやや低いパフォーマンスとなっています。
そのためこれらのタイトルではチェッカーボードやダイナミックスケーリングなどの技術が必要になるかもしれないと伝えられています。ただし、この検証ではXbox One Xの新しいハードウェア効果使用していない、または最適化が行われていないことが強調されており、結果は過小評価となっている可能性があるとのことです。
Xbox Oneでのパフォーマンスを100%(青)とした場合の、Xbox One Xでの互換動作(赤)
および最新XDKでコンパイルしたネイティブXbox One Xコードでの動作パフォーマンス(緑)。
上記と同じデータのフレームレート版。
PIX GPUキャプチャからミリ秒単位で測定されたフレーム時間(低いほど良い)。
同じ解像度での1.31TF vs 3TF vs 6TF。
および最新XDKでコンパイルしたネイティブXbox One Xコードでの動作パフォーマンス(緑)。
上記と同じデータのフレームレート版。
PIX GPUキャプチャからミリ秒単位で測定されたフレーム時間(低いほど良い)。
同じ解像度での1.31TF vs 3TF vs 6TF。
4Kゲーミングに加えて、大幅なパフォーマンス向上など、既にXbox Oneを所有しているユーザーにも魅力的なXbox One Xは、2017年11月7日に499ドルで海外発売予定です。